2月15日に伊丹アイホールで開催される「かたり寿歌」
私は音楽担当ですが、いつも終演後にセットリストを公開するとか言いつつ、ライブや公演などが終わった後というのは、なんだかやりきった充実感と、そして抜け殻のような時間もあって、それが最近は半端なく、正直思い返すという仕事がなかなか難しい、、ということに気づき、それならば、本番前の勢いのある時間に少しでも曲の紹介くらいはしておこうという気分にシフトしました。
この北村想の寿歌を一言で説明するには難しく、状況はかなり深刻なのに、その物語を深刻に仕上げていない創作物というか、台詞の掛け合いがお祭りのお囃子なのか、これは、、とか思う瞬間もあるし、、しかし、やはり人間の求めるもの、「美」「温和」というものに焦がれる渇望がずっと渦巻いては胸が苦しくさえなる、、というような、これ、音楽を作る側には、いやオリジナルはもちろんですが、今回は世界の名曲を借りたり、即興、衝動的要素にもかけてみたり、、かなりのアドヴェンチャーであります。
でも少し、選曲を紹介します。これらをどう演奏アレンジするか、決めたと思った内容も今朝にはまた手を入れています。
ジャケットアルバムなどで紹介していきます。

パットメセニーの「トラヴェルス」

泉谷しげるの「夜のかげろう」

北村想詞 新谷祥子曲「火の粉のごとく星に生まれよ」

新谷祥子「クレッセント」

バッハ、ゴルドベルク変奏曲

ウナセラディ東京
など、、この他にもたくさんの曲、音紡ぎます。
そうそう、ハチャトゥリアン、ヘンデル、バルトーク、、
この選曲たちだけでも、いったいどんな講談なんだい?と思われますね。ええ、もう本当に本番に立ち会っていただきたい思いでいっぱいです。
もちろん、どの曲も挿入的になることが多いので、フルバージョンではありませんが、ゆえにアレンジのやりがいは深いものがあります。
伊丹アイホールで40年前に初演したと言われる「寿歌」
私が2013年に音楽制作でやはりこのホールで関わった「寿歌Ⅳ」
そして2026年、講談として1人で3役を語る船戸香里さんと、私、新谷との二人舞台、ここには新しい意味での「寿歌」が蘇ると信じて取り組んでおります。ご期待ください。こんな時代に、この物語がリアルに響くのか、それとも異次元の世界と受け止めるのか、それは観る人に委ねられそうです。
2月15日 14時開演
アフタートークには作者北村想さんも登壇。私も予定ではそのアフタートークへ並びます。
当日券もございます。
通常のライブ、コンサートへの取り組みとはちょっと視点も意識も異なる時間、、におります。
なにしろ、あの印象的なアイホールに再び立つこと、そしてこれが閉館前の最後の「寿歌」であること、、
心込めて、、祝ぐ、寿ぐべき世界に立ち向かいます。
