やっぱりロック!
ヒット曲ならすぐ聴く方法もある。でもそうそう簡単にそのアーティストのすべてに辿り着けない隠れた名曲というのがあるように思います。
誰にとっての名曲であるかを問われているかのような斬新な選曲。日本ロック&ブルース大全10枚セット。
こうしてクロニクル化された中で聴く場合、例えばDisc 3 メッセージ オブ ロックでの仲井戸麗市 「ONE NITE BLUES」などはもう全く違った表情をもった楽曲となり、味わいは格別です。
Disc 5のアーバンロックの旋風では金子マリ「HONEY」がこうもトップスタイリッシュな音楽だったとは、、とか、歌詞を操るにはその人だけに許された世界。
Disc 6のニューロマンティックの台頭ではシーナ&ロケッツ「ユーメイドリーム」、これは大好きな曲だけどここで聴くとすでにいぶし銀の魅力!
一人のアーティストが創ってきたものが、大きな時代の波のなかでどんな響きをもっているのか、、、それがどんなに個人的深淵を唄っていても、その時代にいられなかった悔しさ、憧憬もふつふつとわき起こります。
ボックスカバーのアーティスト写真も見応え充分!
2014年の冬は久々にこの大全をゆっくり聴いています。
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