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2015年7月 7日 (火)

読む、何回も

高橋悠治「ことばをもって音をたちきれ」晶文社

大学4年のときに購入し、それからいままでずっと読み続けている。
何度読んでも新しい。そして何度もうちのめされる。
以前は現代音楽の手引きのようなイメージで読んでいたけれど、ここ数年は全く違う視点で文字が脳内に渦巻いてくれる。
歌って弾く、コトバを書いて音を当時に鳴らす。
この作業になってからのほうが、この偉大な著書は私を揺り動かす。
例えば一節
「、、、、(略)古典的な時間のドラマのかわりに、不必要な情報をすべてはぎとって、ひとつのことをくりかえし言う技術をまなばねばならない」
反芻してみる。私は今の自分を振り返る。
一行を読んで目を閉じてみる。
そんな音楽書であり、瞑想の書。Fullsizerender

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