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2015年9月 7日 (月)

音が鳴る日まで

渋谷公会堂2階席。周辺はミュージシャンとか、その関係者ばかりで「やあやあ」と挨拶を交わしている。
同じ列にカルメンマキさんが座っている。でも特に話しかけることもできない。開演前に何度か席を立ちロビーに出るたび、私の前を通ることになるので、

カルメンマキさん「ごめんなさいね、何度も」
ワタシ「あ、いえ、どうぞ」
これが初めて交わした会話(笑)高校時代に聴いてからずっと私のロックスター。


緞帳が上がると、、はじめてナマで聴く見る「古井戸」。渋谷公会堂のライブ盤を何度も聴いていたから曲は馴染んでいる。でもそのアルバムよりずっと今日が好きだ、と思って聴く。伝説的なステージのことも、独特な衣装もそこにはないけど、やっぱり「今」の音が最高ではないか。

チャボバンドが登場し、、そして梅津さん。何度も聴いているけど、こんなに身体性と音で魅せるサックスははじめて。RCサクセションサウンドでの梅津さんというより、梅津さんという輝き。跳ねても回っても、音が漲る、、流石だな。。マリンバ、こういうふうにできたらいいな、、ブルームーンのソロはクラリネット聴けてよかった。

 そして、、

仲井戸CHABO麗市
あきらかにこれまでと異なる聴き方をしていた自分に気づく。ギターの音色、ギターの間合い、、横でマリンバを弾くとき、これほど自分の耳に余裕がないけど、昨夜は音をじっと聴いた。昨夜はギターが特別に響いてくる。かろやかで、重厚で、うねり、叫び、ダイナミクスまで、、
音が鳴っている。あたりまえだけど、音が何かを誇るかのように鳴っている。


私も、月日を刻もう、、えらそうだけど、きっと音が鳴る日がくる、と信じよう。
昨夜聴いたら、自分はまだ小娘じゃわい、、と。弾いているだけじゃなくて、、鳴らすまで、、、とことん、だわ、、。
ラストに舞台上に映されたCHABOヒストリー映像の最後のほうに、マリンバで初共演した10年前の私が映ったような気がする。目は涙がにじんでいたから、よくわからないけど。でもそこにいたのがもし「私」だったとしたら、、、
日々、ただ、音を奏でてきたことを、多くのこと、多くの人に感謝したい、と感じた日だった。
そして高らかに誇りたかった〜共演者として、選ばれたことに。
最近はチャボさんと呼べるようになったけど、やはり私はこうだ。
「仲井戸さん、ありがとうございます。」
「私も、音が鳴る日まで精進します。必ず」

いいものを聴いたあとは、毎度のこと、少女の作文のようなブログになる。笑

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