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2015年10月24日 (土)

旅ひとつ

同じ列島でありながら、温度差が10度以上もあれば、その環境での暮らしが当然のように異なり、季節への感覚も、戸外での活動の方法も、食するもの、思考の回路も、速度や反応も、それは意図しなくても自然に現れ出るもの、生まれるものだと、、今更わかってきたような気がする。

頭じゃなくて、身体がそれを本気に受けとめている。
更に言うなら、おそらく10歳くらいまでに見たもの、受けたもの、過ごしたもの、触ったもの、それらはきっとずっとずっと人生に影響を与えていくものではないかと思う。しかし、故郷に帰ったとき、私が見ているものは、無垢な心で見ていたものとは違う風景だ。もう、あれから何年もの時を過ごし、同じ風景を、脳裏のどこかに微かな記憶として残した肉体が、じりじりと何かに触発され、再確認してそれを受け入れたり、捨てたり、忘れたり、、の繰返し、そんな時間が過ぎているだけなのだ。哀愁に酔いしれ振り返っているものとも違う。
明らかに「今」でしか見れていない現象に対して、心を動かしている、いや、動かされている、、
だから「思い出」というものではなくて、「遭遇」という感覚なのかもしれない。古いアルバムを辿るのではなく、今そこに在る「現在のふるさと」に心を打たれている。

八甲田山
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