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2016年1月 4日 (月)

水野与旨久先生

80歳現役マリンバ奏者、水野与旨久氏は本日4オクターブのマリンバでオーケストラ率いて名曲の数々をアプリコ大ホールで演奏されました。マリンバとはそもそもなんであるか、根源的な存在とか印象などの曖昧な話しではなく、より具体的なトレモロだとかスラーだとか分散和音のウネリ、そんな話しですが、素朴な楽器で人になんらかの語法で最も大切なことを言わんとする時、具体物としての立体的音像を示す技術作法とは音と音の隙間に現るマリンバならではの粒出しの揺らぎ奏法ではないかと考えます。まさにその匠な作法を改めて確認させられました。
師匠の音エンターティナーに客席は歓喜し、私も何度か演奏したはずのアプリコ大ホールは、その純なホール匂いを消し、ぐいぐい人びとをひっぱる水野節により、実に熟した大人酔いを嗅ぐ空間でした。

一音たりとも聴き逃せない、師の演奏はそんなマリンバなのです。

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