John Coltraneを聴きながら
混沌としたなかに美の秩序が内包される。
高校卒業と同時に、型破りといい表されるかような音楽と出逢っていた。
それはでもそれは一つの「型」だった。
特別な方法論をもったかのような、優れた型を背景にしなければ生まれ得ない、私には最先端であるかのような音の集合美であった。
得体の知れない、、
裏より遠く、逆のそのまた逆、、
計り知れない繊細なる時間軸の交差。
熱く語る大人たちが眩しかった。
あの頃は、具体的な感想を抱くより、その得体の知れないものに身をうずめる自分がいただけだったかもしれないが。
時代を越して、今もこれを聴く。
今は、この偉大なる、革命の音の発信者のかすかなディミニュエンドも聴きのがさない自分と向き合う。
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