« 晴れの音 | トップページ | mama, do you love me? »

2017年8月26日 (土)

講評席から見えること

第32回府中市青少年音楽祭の講評席に座らせていただきました。

いつも花を飾ってくださるその席に、何度か招いていただいております。

私は午前の部で役目を終えましたが、和太鼓、ジャズ、吹奏楽、オーケストラ、と豊かなサウンドが次々とステージに広がり、彩り豊かな府中市の音楽活動は常に羨望を抱きます。乱れぬ演奏ハイレベル、ご指導の力、会場設営のスムーズさ、音楽祭の進行の華麗さ、、

特に、和太鼓合奏は府中市の教育活動に欠かせないものであること、伝統を受け継ぐ、そして新しい創作が生まれる、世代が交代していけば同じ曲でも時代の風を受けて、表現方法に変化が生まれる、自然な循環作用があり、その継続力たるや。

いや、循環するにもそれ相当のパワーがいります。そのエネルギーを維持し、そこへ送り続けるのは地域の応援と理解。保護者は当然家族のメンバーの応援をします。ホールは賑わっています。しかし、しかし、、あれ、あれ、、??子どもの出番が終ればすっと席を立ち去っていく、、、他の団体の演奏を聴いていかないの?子どもの姿を録画におさめて、、終る、、、の?

こういう光景は初めてではありませんし、むしろ見慣れているけど、それにしても、、

音楽祭、という意味は家族記念行事であること以上に音楽への気持に乗せて、他者への関心と優しさでもあればいい、とふと思ったりします。

全体講評の時間になり、マイクを与えられて5分ほど舞台でスピーチ致しました。演奏出番が終ればすぐ会場を去った団体様も多いことに気づきました。子どもたちの熱演が眩しかっただけに、、、

いつでも楽器がある、いつでも音出しできる部屋がある、こんな立派なホールで演奏できる、有名人と共演だってできるらしい皆さん。

豊かな環境に恵まれて、楽譜も音源も入手して普通に音楽している、、そこから貪欲な繋がりを求めようとするのは無理なことなんだろうか、、

などなど、普通の困惑も混じった感情を抱えて帰途につくのは今回も同じでありました。

大掛かりな音楽祭は明日合唱の部。どんな風景が見えるだろうか。

Fullsizerender

« 晴れの音 | トップページ | mama, do you love me? »

観たこと&聴いたこと」カテゴリの記事