« 便利だけど | トップページ | 孔雀のケーキ »

2017年11月 3日 (金)

文化の日、ご挨拶

文化の日の今日、郷里である青森県より、青森県文化賞なるものを受賞させていただくことになりました。

栄誉あるこの賞に推薦していただき、そして候補として並ばせていただいておりましたが、このたび受賞が決まりましたこと、全くの予想外のことでもあったので、ただただ恐縮してはおりますが、この上もなく嬉しく幸せであります。
たくさんの創作人を生んだ青森県です。
音楽の受賞はかつては津軽三味線の初代高橋竹山氏や、作曲家川崎祥悦氏、田中利光氏、などそのお名前を聞いただけでも自分の未熟なる若年での受賞に足が震えそうでしたが、この栄誉を謹んでお受けし、そして精進せよというシグナルが今降ってきたことと受け止め、謙虚な気持ちでこの文化の日を迎えております。

昨夜、私は東京神楽坂にあるライブハウスで寺山修司の言葉に音楽を創作する新作を並べたコンサートを終えました。三味線本條氏の体調不良により、ステージはクリストファーハーディと私のデュオでの音楽構成と変化し、急遽、本條氏の三味線の音のないアレンジで「寺山ひとり」という内容でお届けしました。
はからずも、寺山修司という青森県の生んだ鬼才の言葉に触れながら、創作する、いや、「創作し続ける」という意味を問う心情と故郷の風景が何度も演奏中に脳裏をよぎりました。

多くのお客様がライブの後、即お帰りになることはなく、ずっとずっと場にいてくださり、多くの会話をいたしました。
自分では何が起こったのかわからないほどの、演奏心情がありました。
寺山マジックなのか、急遽生じたハプニングの何かが自分を動かしてしまったのか。
本條氏の三味線を楽しみにしてきてくださったお客様には申し訳なかったのですが、ご回復されてまた一緒に奏でる寺山ワールドがあると信じております。

そのライブの翌朝である今日、早朝からお世話になっている青森県の友人知人から、文化賞の祝いのメールや電話が届いています。
誠にありがとうございます。常に励まされてここまできました。私を動かしてくれた多くの方々に深い感謝の気持ちでいっぱいです。

明後日予定されておりました、金沢市での寺山端唄は残念ながら中止となりました。
本條氏のご快復を祈るばかりです。
石川県から青森市で行われる受賞式へ向かう予定でしたが、青森へ直行となりました。
東京から金沢までコンサートにご予定くださった皆様、ごめんなさい。
きっとまた必ず、、
なんだか報告とお詫びの交じった投稿になりましたが、常なる温かきご厚情への感謝をまずはここに記して、、のご報告とさせていただきます。
0ee8d0d87cf24c5ca3cce43eed2acc13

« 便利だけど | トップページ | 孔雀のケーキ »

歩いたこと」カテゴリの記事