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2019年3月 6日 (水)

絵本翻訳「こわす」「たてる」

ご報告!!

このたび児童書専門の出版社、福音館書店より2冊の絵本翻訳の依頼を受け、ついに出版日が秒読みとなりました。
こうじの絵本「こわす」「たてる」
ニュージーランド刊行,著者はサリ ーサットン、絵はブラインアン ラブロック

私に巡ってきたこの翻訳という初の試み。ページを開いて即、嬉しい胸の高鳴り!
だって、これは素晴らしい「音」の絵本でもありました。
普段よりオノマトペを使った打楽器やリズム講座を試みています。そんな私の活動にも大きく影響しそうな、生き生きとした音が並ぶ絵本。イラストの魅力。リズムの歯切れ、、色彩。
全てのプロセス(様々な場所へ出かけて学んだこと、音のリサーチ、コンクリートのこと、重機見学)が今となっては、人生想定外の宝時間でありました。

もちろん、この初絵本翻訳という仕事が成り立ったのは編集者Yさんのおかげです。
ヘルメットを着用して工事現場の足場も一緒に歩いてくれました。本が完成するまでの時間を共に歩んでくれる編集者の存在、それは自分の仕事では演奏の共演者、もしくはバンドのリーダーと似ています。
迷いや、決断に至る心理、その一瞬をとらえては、時に軌道修正、時に寄り道、添い道、そして最終的に歩きだせそうな道を、私の目が見据えるよう仕向けてくれる。。
プロデュースとアレンジと本番のgoサインを送ってくれる、とっても美人な辣腕編集者。
Yさんとの打ち合わせ時間が濃く、深く、長く、何より私には楽しみ時間でした。(*^-^)

そして、翻訳本を開くもう一つの楽しみは、森枝氏による文字のデザインです。
演奏なら、きっとセッションするプレイヤーのパフォーマンスを視覚的に楽しむ部分となりましょう。これは、絵本で見ていただくしかないっ!

絵本、「こわす」「たてる」は3月15日出版です。書店に並ぶであろう2冊の絵本を想像するのは、ちょっと初体験すぎて実感がないのですが、、。
ということで、このご報告をブログからまずは発信いたします。
よろしくお願いします
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