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2019年7月の投稿

2019年7月31日 (水)

ゲスト、チャボさん

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CD制作のことをちょこちょこっと書き綴ってみようと思います。

まずは、チャボさんとのレコーディング終了後の安心笑み写真です。

チャボさんには1曲だけ参加していただいたのですが、以前のように3曲とか豪華に、、とは思ったものの、、この1曲だけという仲井戸麗市ギターの存在がこのCDには必要でした。マリンバと歌が中心というCDの中で、ギターの光り、チャボさんという、私には音作りのキーともなるこの方の存在とテイストをどういただくか、、

それがone day true love comesという楽曲になりました。この曲ではチャボさんがパーカッションも似合うね、と言ってくださったのですが、冒頭はギターの音の上で歌いたい自分の気持ちが強く、そして純粋にギターとマリンバの音色の溶け合い(ライブでは丁々発止の方が多い、笑)、を音として記録したい、CDならこの二つの楽器はこういう鳴り合わせがある、という静観さを聴いてほしい、というのが本音でした。

そして、実はテイク数もすごく少ないという今回の録音。なるべくライブのような一度きりの緊張感とか、そして練り過ぎて面白みをなくすような危険も避けたい、どちからと言えば、エネルギーの練りだしより、新鮮な臨場感を優先したのものに、、木なんかを打って歌うんですから、その原初というか「初々しさ」の極みがどこかに残る瞬間あることを、許されたいという創作の本音。

音律がはっきりしたマリンバですけど、どこかに自然物としての存在と自分の素の心の形が寄り添っているもの、そういう作品を作りたいと思っています。

曲順。今回は自分ではなかなか決定できず、スタッフのみなさんの意見もいただきました。結論から言うと、やはり最後は授かったヒントを元に自分で決めましたが、声の調子も数分ごとに変化する中、弾きながら歌う、という同時録音には満足しているCDです。最初のアルバムではそれができなかったけど、今は弾きつつ歌うというソングライターとしての姿勢をそのままアルバムにしております。

チャボさんのギターがどの部分で鳴り出すか、これもまたすごく重要でした。たった1曲の中で聴こえるギター。

今回私の別曲にギターという歌詞が登場します。これは比喩的な意味で使っているので、直接の楽器ギターではないのですが、その歌詞とリンクして聴いてしまう(実際、この私自身が)発見もありました。自作なのに、客観的に様々なシーンを思い浮かべてしまうこともあるのですから可笑しいですね。

レコーディング終えて深夜、チャボさんを見送る駐車場。チャボさんは疲れを見せない。すぐぐったりする新谷にエールを送ってくださる。

なんだか胸いっぱいの日でした。

リリースが明日。2月の寒い風とピリッとした録音の空気が懐かしい、、、

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2019年7月29日 (月)

孔雀もお届け!

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孔雀ロゴのオリジナルクリアファイル!以前、このデザインでバンダナを作っていただきましたところ、好評でしたのでCDリリースに合わせてこちらのクリアファイルに再度デザインをお願いしました。

新谷出演のライブ会場に来てCDを購入くださる方や、新谷SNS上でのリリース前のご予約の方へお渡ししています。ということで、シツコイようですが、7月31日までこのブログからCD情報を得ていただいた方にもお送りします。

嬉しい悲鳴ですが、この時代SNS発信によってたくさんのご予約を受けましたこと、これまでと異なる驚きもあります。5年ぶりを待ってくださった方々のお声、遠方でライブに行けないからというお声。様々なシーンを音に綴っていく気持ちが高まります。

 

NOT I BUT THE WOOD...

私ではなくて木が...

全14曲新谷祥子オリジナルアルバム

ぜひ、こちらまでご予約ください。

shokoaraya@icloud.com

 

2019年7月25日 (木)

献奏の日〜盛田稔氏へ

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ちょっとこだわって町役場の信頼の方へお願いしたこと、それは最高の音響にしていただくこと。役場職員さんの中に音響の技の優れた方がいらっしゃることを知っていたので、この日は入念なサウンドチェックをお願いしました。

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郷土にはこの方の品格があって、その存在の高貴さ、香り、美しい老齢の佇まいがあって、心にずっしりと存在感を残すお方でした。

6月に他界された盛田稔氏。私の2015年のブログに盛田邸のことを綴っていますが、そのブログでは百寿を迎えた盛田稔氏を謁見して我が家の江戸期古文書の紐解きについて記載しました。

先日は町の主催する偲ぶ会での献奏の儀において、3曲捧げ歌わせていただきました。ご家族からこのようなご依頼を受けることになろうとは思ってもみなかったのですが、心込めてお見送りの音を奏でさせていただきました。

梁塵秘抄

天王神社の丘の上で(原曲はカリント工場の煙突の上で)

港の見える丘

 

この日に大勢の方々がお別れの参列をしておりましたが、写真下のヴィヴィアン佐藤氏とも久々の再会。佐藤氏は盛田稔氏への貴重なインタビューを記録されています。私が2015年に盛田先生に勇気を持って謁見できた理由の一つは、佐藤氏からの強い勧めもあってのこと。

献奏の3曲だけの予定でしたが、参列の方々の献花の時間もマリンバで静かにBGM的に生演奏で奏でました。自分でいうのもなんですが、マリンバでクラシックをゆっくり流してみると、それはそれで優雅なオーケストラ演奏のBGMより素朴で凛とした音の流れにもなりました。うねりが過度に鳴り響くより、シンプルながらも脈も浮き出る木片の音。

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遺影を飾る花の流れは七戸町から遠望する八甲田山と八幡岳の稜線とのこと。

 

 

 

 

 

 

2019年7月19日 (金)

青森の夏へ…

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鉦の稽古の長に頼み、紐、房を変えていただく。持ちやすく打ちやすい。指の負担も軽減され、練習に参加したくてうずうずしますけれども、なかなか止まない雨。

岸壁練習は音も海に放たれ、快打となりますから、やはり室内練習より心は踊ります。新青森駅にはねぶた囃子の音も鳴る、昨夜のワラッセの練習音がまだ耳に鳴ります。一緒に新人組となったお子さんたちの成長には驚きます。自分は追いこされますな、さあ、がんばらないと^_^

子どもたちは澄んだ鉦の音、余計なものは一切纏わず、余計なものを一切拾わず、です。

音楽修行の初心を思い出します。

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自宅裏にもりもりと紫陽花茂る。

暑い夏はまだ先にありて。


2019年7月13日 (土)

ブルーの色に包まれて、、

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CDリリースまでの仕事には様々な行程がありますが、自分ができることは、音を奏でるということだけで、あとは多くの作業が信頼のプロに任せ進められていきます。

何度か踏んできたこのリリースまでの作業ですが、時代が進めば、世の動きも大きく変化。そして自分の想いも、見えてくる世界も大きく変化しています。

ジャケットの写真はこれまでアンダーグランドな、ライブ会場の暗い照明のもとにいる自分の演奏写真でした。それらも好きな時間と空間。

しかし、この日、この草原に走っていた私は、初めて会うカメラマンにお願いして芽吹き前の緑や冬の眠りから覚めたばかりの息吹に立ちたいと衝動的に行動していました。ジャケット写真にするかどうかも決めず、ただ、ここに立ちたいと感じ、風も受けながら髪の毛なども気にせず、思いのままにマレットをかざしていました。

今、涙が、、、流れます。たった1人で、涙を流すくらいは誰にでもある自由です。

 

 

 

2019年7月11日 (木)

絵本と音の風景

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前回の投稿の詳細です。

初翻訳をしたことから、思いがけない出会いが生まれております。絵本を愛する、そして絵本と子どもの場を増やしている素敵な大人たちと出会っています。その一つが8月10日に十和田市の交流センタートワーレで実現するコンサート。十和田市在住の絵本専門士木村明美さんが「こわす」「たてる」を読んでくれるという内容も含まれ、私自身が楽しみにしている夏の企画となりました。

この会場が隈研吾設計のトワーレという外観が木材の、シンプルしかしユニークな建築の中での「和室」なのです。光、遊び、モダンを取り入れた空間です。木材の外観からは、マリンバの木片も想起させる何か、素朴だけどちょっと大胆なアート構造。

50席のみですため、早くのご予約がおすすめです。お待ちしま〜〜す!

こちらがトワーレの外観。ちょっとマリンバ弾き には萌え空間。

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2019年7月 8日 (月)

8月に十和田市トワーレ!

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2019年7月 7日 (日)

お寺コンサートのブログ紹介

夏の始まりを、このコンサートから感じとってくださるお客様が多くなりました。

例えば、

この日の音の会を一つの季節のスタート、時間の結びとしてくださる方

お寺という環境からか浄心を感じつつ選曲を待ちわびてくださる方、

仕事もオフの日、梅雨の憂鬱感を心晴れとしてやってきてくださる方、

檀家さんとして、いつものお寺の様子と違う風景を見に来てくださる方、

だから、お天気ももちろん気になる月間ではありますが、この日を外せないと、前々から予定に組んでくださる方は

はい、

神様なのです!

仏様の前ではあるけれど、、、

毎年来てくださるブルーさんの記録を私は心待ちにしています。

この夏も書いてくださっております。ストレートに聴いた見た、その新鮮な身体感覚でいつも書いてくださる。

ありがたいことです。こちらです↓↓↓

http://blue19812nd.blog50.fc2.com/blog-entry-4335.html

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2019年7月 6日 (土)

墨が繋げたもの

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夏はすぐ、、、

昨年の回顧展が大きな反響を呼びました。規模は小さくても今夏も画廊を3日間の企画展として開館致します。

伯母のアートファイルの整理はまだ終わりません。束ねた写真の中から見つかったのは、蔵の壁と花の写真。これを企画展のポスターに製作中です。昨年には展示しきれなかった作品や資料などを並べてみます。

インスタレーションしたい雑貨もたくさんあるのですが、それは次回へと予定し、今回はお弟子さんの作品も展示できることが何より嬉しいです。昨年墨絵や伯母の作風のガイドをしてくださった江澤美雨さんのモダンな墨絵もお楽しみください。

 

 

 

 

2019年7月 4日 (木)

アルバムコンセプト araya shoko

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NOT I BUT THE WOOD ...        邦題「私ではなくて 木が…」

アルバムに寄せて 新谷祥子

マリンバを弾きながら、歌っています。

5年ぶりのオリジナルアルバムが完成近くなりました。

このアルバムは10曲の弾き歌いと4曲のインスト、合計14曲が収録されております。

 

歌詞がある曲を、マリンバの素朴な木の響きに乗せて歌う活動をして10年の歳月が過ぎました。まだ10年、、というところです。自作の曲だけで作るアルバムは今回が4作目となります。

4作目には、高田英男氏にサウンドプロデュースと録音をお願いしました。ずっと願っていたこと。

高田氏との打ち合わせの会話の中から、そして録音現場進行中というタイミングにおいても、私がアプローチしていたマリンバと歌の関係に大きな変化、刺激がもたらされました。

これまで、歌(言葉)を伝えるために、私が楽器として選んでいるマリンバは明らかに「木質」そのもの、豊かな倍音も出る楽器ですが、やはり打鍵というイメージの強い打楽器として考えているところはあります。旋律も和音もリズムも奏でられるマリンバ。でも歌ものの伴奏として使うとなると、リズムや和声コードが優先されるような存在になってしまうことは否めない状況でした。

しかし、今回のアルバムはそんな固定概念から大きく離れ、歌いながらもマリンバの新しい響かせ方、音と音の間、そこには聞こえていない音の意味さえあり、木を打つこと、声を出すことの両方が同格的で、まるで木が言葉、声が音飾りでもある、そんな一瞬がところどころに現れ出ています。マリンバにこんな表情があったのかと、音を録っていただいている瞬間瞬間に発見がありました。これまでのアプローチから大きく飛躍できた弾き歌い、そしてマリンバのインスト曲の導入も増えた1枚となりました。

曲の中では、マリンバを即興的に紡いだ場面もあります。録音現場でそういうマジックが起こったわけです。意図せずに音の必然、音の遊び、音の間、が生まれました。

4枚目のオリジナルアルバムのコンセプトはまさに、このタイトルに託しています。英語タイトル「NOT I BUT THE WOOD…」日本語タイトル「私ではなくて 木が …」は、フリーダ ロレンスの著書D.H.ロレンス伝「私ではなくて 風が…」という小説からこのタイトルが浮かびました。

小説の内容とは全く関係がありませんが、この社会的には何かを為さねばならない「自分」という役割を外に置いて、まるで他者のしわざであるかのような言い回し、それは実際には他者ではなく、風、私の場合は最後に「木」としましたが、それらは自然が先にあり創作の担い手は自分、それは木に準ずるとした自分の姿勢でもあります。マリンバは木、現在の楽器は音律が狂いもなく調整された楽器として成立はするものの、原初の時代において、木を奏でながら言語活動や、節を繰り返して唱えたり、それを伴奏に歌ったり踊ったり、本能的な活動の根源に「木」があったに違いないと思います。

私はピアノでも弾き歌いをしますが、やはり出逢って長い時間を費やしているこのマリンバという楽器の「木」ゆえの響きがあって弾き歌い、それは回帰性と繋がり自分がほっとする時間でもあるからだと思います。

新谷祥子

2019年6月

CDはアマゾンでご予約開始されております。もしくは新谷祥子shokoaraya@icloud.comまで。♡♡♡

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