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2019年12月14日 (土)

木琴奏者の書いてくれたコラム

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まだ実際の新聞を見ていないのですが、写真を送っていただきました。

神戸新聞に翻訳絵本のことが紹介されております。書いてくださったのは、通崎睦美さん。なんとも嬉しい記事です。絵本を翻訳した私のことを、演奏歴経過で書いてくださっていることにまず驚きました。やはり通崎さんの筆の冴えによって、こんな自分のなりゆき人生?も少し彩られて読むことができて、なんだかちょっとホロっとさせていただきました。

通崎さんのことを少し。私が書くより、このお名前で検索してくださればたくさんの情報に繋がりわかりやすいわけですが、私なりにちょっと書くことをお許しください。

このコラムを読んだだけで、私のアルバムも丁寧に聴いてくださっている方だと感じて、これまたなんともありがたいことでした。同じ楽器、音楽の世界にいますと、なかなか他者の畑、他者の仕事を評価するっていうことが純粋な眼差しで行えない、ということもあります。でも優れた耳をもつ人は、優れた方法を持って音を受け止めてくれる、その楽器の表も裏側も、旨味も苦味も知っている者同志のボキャブラリー交差もあると信じて。だからこそ、同じ楽器の奏者は、できれば核心?的なところ、そこには触れずに自分の世界を歩もう的なことに、なったりしがち、、そこにきてこのコラムを書いてくださったことに、ジワリ、といたします。

このブログでは別段、記事のお礼という意味ではなく、純真に私自身が通崎さんというアーティストをリスペクトして書くわけですが、先に言うならば、同じような楽器を演奏する方の中に「一目置く存在」がいるということ、これは自分を励まします。意固地者ですからそうたくさんの一目置く人がいるわけでもありません。ま、数名。笑

通崎睦美さんがまさにそのお一人であり、彼女の演奏、文筆、アンティーク着物コレクター、京都でのお暮らしぶりなどが、その「一目置く」に値する演奏者であり、なんといってもこの齢になりますと、仕事に品と芯をもつ方にぞっこん惹かれます。

先日も銀座のホールで行われた彼女の木琴リサイタルの感慨。通崎さんが名手平岡養一から譲り受けたという20世紀初期の木琴の音色を奏で、その素晴らしい演奏に接したばかり。また「木琴デイズ」の著者であり、この著書のおかげもあって江戸木琴の登場する歌舞伎、おそらく元祖木琴弾き歌いでもあろうか、天竺徳兵衛韓噺のことを知るきっかけになったり、なんたってこの1冊は素晴らしい現代の音楽史でもあり、座右の書でもあります。(ブログに以前この本についても記しました)

そして通崎さん、やっぱり凄いぞ、と思った一つは、このエッセイの最後に選んでくれている実際の翻訳の言葉と、エッセイタイトル「打楽器奏者の翻訳絵本」。これ、実は、福音館書店の辣腕編集者の脳裏に「打楽器奏者で擬音満載の絵本に関わることを喜んでくれる人、つまりオノマトペとリズムに酔いそうな奏者」をキーワードに長い時間かけて新谷にたどり着いてくれたというという経緯、私なんぞ能力はなしとも、そこにたまたま引っかかった幸運者。通崎さんが選んて載せてくれたページの翻訳「リュイーン、ベシン」は自分の中でも気に入ったものであったし、またタイトルを見て、やはり通崎さんご自身がまた打つ生業にいる人、そんな意識がこのタイトル、ズバリ出してくれた打楽器奏者なのだ、と感じる一幕。

日頃の音の活動から繋がった文字化した私の「音戯れ」に、敬愛の木琴奏者の筆が新たな光をあててくださいました。感謝


あったかな東京の午後は、カフェの緑のエントランス席選んでゆっくり、まったり、、、

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