「木」への愛です!
新しいアルバム「NOT I BUT THE WOOD...」の1曲め「暁」がアムステルダム、ニューヨークに続き、日本は幕張メッセでの国際放送音響展でのデモ音源として広く紹介されたようです。こだわりのレコーディングを実現させてくれたエンジニアや音響会社のおかげです。
このアルバムのタイトルを日本語表記にするか、英語メインにするかで悩みましたが、やはり英語にしてよかったと思います。アメリカの友人から「こんなに興味を引くタイトルはないよ、そしてタイトルに引き込まれるように木の呼吸に惹きつけられるCD」嬉しいコメントも届きました。
日本語では「私ではなくて木が、、、」どんなふうにマリンバを聞かせたいか、、歌のバッキングだけではもったいないよ、楽器と歌詞と声、これらが喜ぶバランス、その方向性をしっかり考えた方がいい、そういうプロデューサーからの提案を受けたことはアルバム作りの大きな一歩にも。
「木」をもっと知りたい、レコーディングはやっぱり動機を与えてくれるし、成長させてくれそう。
そんな日々ですが、11月は映画やコンサートなど出不精の私にしてはかなりの行動力!オススメしてもらったこちらの映画はとても興奮しました。なんたって、「wood」そこから生まれるギター。職人の店が主なシーンでそこに集まるギタリスト、何より私には「世界で一つのギター」「素材の木」「音楽への深い愛」短いドキュメンタリー映画ですが、そこに漲るパッション、このドラマに様々な発見をしました。
私の楽器、Marimba One、初期クラシックスタイルの楽器。ウッディです。音に派手さもなく、今では私の体に馴染んでマレットをちょとだけ触るだけで自分の体調のコンディションまでわかる。愛する楽器ってそういうものなんだと感じます。映画では職人が材料を探して、木の声を聞きながらアートなギターを作成していくプロセス。ギタリストが訪れては、イカした会話をしながら楽器を選んでいく。
私は留学時代にニューヨークの街を何度か歩いているけど、あの騒がしいイメージの街に、こんなにあったかいストリートがあったなんて、、、
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