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2020年1月の投稿

2020年1月29日 (水)

Sさんに寄せて

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読んだ本を互いに紹介していた年配の女性が昨年秋、天国に召された。かつてあるコンサートで裏方に走ってくださり、その後は「アラヤさん、元気でやってますか?」「最近、読んだ本だけど紹介していいかな?」というカジュアルなメールをいただいて、私の方も読んだ本をお伝えして、感想のやりとり、短い期間でしたがそんなやりとりが生まれていました。ある時は達筆な文字が並ぶお手紙、偶然にもあるデザイナーの写真集にお互い掲載されたこともあることがわかって意気投合。コンサート会場で偶然会ったりすると、ニヤッと笑いで挨拶。好きな女性でした。

越路吹雪の本を今読んでいる。これはどっさり借りてきた資料の一部なのですが、人物伝としても歌のことにしても、女性としてもちょっと興味津々のツボが同じような気がして、Sさ〜ん、越路吹雪を読みましたよ〜というメールを、っと思った瞬間、もうその方はこの世にいないことに気づいている。

豪華客船の演奏の依頼をしてくださったのはSさんでした。でも一度も受けなかったのは、船酔いのひどい私には到底無理な仕事だとわかっていたので、断り続けたこと。でも離婚後の私の生活を助けたい気持ちもあったはずのSさん、、一度も貴女の仕事を受けなかったこと、後悔です。

今はなんとか生活は乗り切っています、でも、、やはり大波に揺れる船上は乗り切れない、、ごめんなさい。ひ弱な私に変わりはなく。でも感想を交換したい本はこれからも積み上げられそう。Sさんからはどんな感想が帰ってくるのかな、、それを想像するのも楽しいような気がしています。

安らかに、、、

2020年1月25日 (土)

おひねりさん!

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1月の最初の演奏がこの大会場、500人パーティなんて、ディナーショーでもない限りシーンと聴いてくださるわけはない。

それでも、中央のご婦人たちが私の歌演奏に合わせて手をつなぎ、円卓で体を右に左に揺れているのは嬉しかった。

前列に熱心に聴いてくださる紳士がいることにも気づいた。そして、その方からおヒネリ、なるもの(写真)をいただいた。

演歌歌手などの新人さんなどが客席から曲間にいただくご祝儀である。それを帯に何枚も挟んで歌うという姿を見たことがあるけど、こんな席ではあるある、なのでしょう。素直に嬉しく、頂戴しました。私の場合はこの1名様からのサプライズ、普段こうしたことはない演奏形態、ちょいと粋な計らいのこの折り方、嬉しゅうございました。トントン!

さて、演奏内容、30分の一人ステージをいただきましたが、金屏風前のマリンバで宮城道雄の「春の海幻想」マリンバアレンジからスタート。これが予想外にちょっと気に入ったアレンジになりました。お琴尺八の音色とは打って変わって、木の琴を弾くイメージに。インストヴァージョンの歌モノも新しくチャレンジ。パーティ演奏はなかなかに鍛えられまする。

 

 

 

2020年1月21日 (火)

横浜メリーって誰?

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数日前に読んだ新聞記事が気になり、横浜メリーって?早速知りたがり屋の鍵を開けてしまいました。

メリーさんと交流したシャンソン歌手の存在も気になり、そこは果てなく涙腺を刺激する。

今華やかな賑わいをイメージする横浜だか、戦時下の街の姿にも触れ、何よりジャパニーズロックの発端に少しばかりヨジリつつ辿りつく。グループサウンズの成り立ちがこの一冊の中に予想外の展開で書き込まれているから。音楽書ではないのに煙焦げ付く漆黒のライブハウスの天井が見えてくる。

天使は存在したんだ。

懲りずに私は今から図書館で予約済みの本を受け取る。戦後の女たちを読めば、日本の音楽シーンに触れることになるなんて、これは予想外だったから。

山崎洋子さんの著書

天使はブルースを歌う、イッキ読み。

2020年1月10日 (金)

本坪鈴、鳴ります!

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何度も振ってきたこの鈴。故郷の氏子神社に遅い初詣。鈴の数が多いことに今更ながら気づきました。そして良く鳴るのです。

鈴を鳴らす由来や、鈴の種類や、私が打楽器奏者であるこの仕事上、様々なワークショップや講座で鈴の話になってしまうのですが、きっと今月の講座もやはり鈴から始まります。神社の場合は鈴、しかも本坪鈴という呼び方。グッと面白みがわきます。教会ならば鐘となりますが、人類は「振る」行為から始まったのでは、と思うほどに「希い」の行為には音、しかも余韻やら強力な音、非日常的な響きを探していたのだろうと思います。

鳴るは成る、、そんな月日にしたいものです。じゃらん、がらん、どわん、ごじょん、氏子神社の鈴の音。

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2020年1月 8日 (水)

アラヤのアリア

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外は雪です。昨夜はロックセッションとなりました。そんな時間、ふとケイタイに届いた嬉しいメッセージ。昨年リリースのアルバムについて。

Iさんの言葉↓

いきなり風景が浮かびました。空はもう明るいけど、まだ少し暗い森の中周りは針葉樹林でした。

広葉樹林とは違った凜とした空気森を抜けるといろんな自然や街がありました。そして最後はまた森の中昼の暖かさがまだ残る、やはり針葉樹林の中一日と1年が過ぎ去っていきました。

嬉しいな、アルバムが一つのストーリーとして届いたような。

しかもイヤホンではなくスピーカーから聴いてくださった、詩がいいと言ってくださった。

器楽畑からシンガーソングに踏み入った私には詩についての感想が届くことって、ジワリ嬉しいことであります。

雪が降る景色も、雪解けの蒸気の朝も、遠くの稜線も、薄明かりの湖も、木に架かる霧の糸も、アラヤのアリア。

2020年1月 4日 (土)

2020年もどっこいよろしく!

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新年いかがお過ごしでしょうか。まだ寒い故郷の雪道には立っておらず、これからとなりますが、昨年も髙田雨草水墨画館、そして音窓ARAYAへのご贔屓、ありがとうございます。こちらの写真は髙田の愛した素朴な羽子板(昔から子どもたちが外で遊んでいた片側には少女の鮮やかな笑みのペイントが描かれたもの)と獅子を何気なく飾ったものです。裏の木板には好きな文字を墨で残していたので昨年の企画展に飾りました。

東京に暮らしてから1年に2度帰るか帰らないか、というペースであった青森。それが今ではほぼ毎月の往復となりました。ありがたいことに毎月、何かしら演奏や講座やワークショップにお声かけていただきますが、何よりまた、私には青森ねぶたの参加、その稽古が新しいことであり、新鮮で刺激的なものとなっております。

そして、髙田雨草の墨絵の空間を1年にわずか数日でも企画展として掲げ開館できるようになって、その準備をともなった展示内容のスタディ、それは時に音楽とも連鎖する文化の歴史、人の暮らしの変移、土地と生活、宗教的行事、装飾と人類、計り知れない興味が深まり、私自身にもたらしている時間の濃さは云うまでもありません。しかし、いいことばかりでもなく理解をいただけない一部行政の対応などにも落胆を抱えながらの歩みです。しかし、楽観的な構えで進みましょう。散歩で歩いていた方が、ふと「なんだここは?」と立ち寄ってくれた、そうした偶然は面白い出会いです。

今年の企画展は日程が例年の夏ではなく秋に開催予定となります。でも具体的な日取りが決められておりません。決まり次第またお知らせアップいたします。

私のホームライブ会場と、この画廊と、少しなりとも音楽を積んできた自分にできること、子どもたちが笑い、大人たちがゆったりと時の調べに酔う、そんな故郷での空間、目指したいものです。ま、楽観的にというペースに変わりはなくですが。笑

どうぞお力添えをお願いします。

 

2020年1月 1日 (水)

光へ

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2019年の日没前に近くにあるキャンパスまで散歩しました。誰もいないそのキャンパスの芝生のベンチにて、、

朝から食材をいつになくマメに調理しまして、それはかなり創作おせち料理(毎度)なのですが、台所にそうやってずっと、いろいろ考えながら立っている時間、そのなんだか当たり前のことがこの上なく幸せに感じる、その平和の分量というか、そういうことを比べたり測ったりするものではないけど、この時代においては、普通だと思える時間の一刻一刻に仕合わせということが滲み出る、それは私だけかな、、

台所から玄関に走り、そして、ウォーキングシューズ。そこからはまた新たに自由な自分時間。裏の里山は最近は一人での散歩はちょっと不安なのでバス通りから丘を越えて、大学の敷地に入る散策コース(ここは近隣の人が歩けるコース)。大学構内もアップダウンの面白い建築。しばらく一人で占領しました。

やがて日没、、その光へ向かうように、2019年の時間、実り、他、いろいろお祈りしました。

っと、、このブログを書いているこの時間、、さてと、2020年になりました。クリスマスのブログでは「時」に寄り添う、ということを書いたけど、新年も然り。その意味は「時」の神秘性も感じているからこそ。光へ、、、さあ、この体、この精神がどんな光へ向かうのだろうか。

ずっとブログを読んでくださる皆さま、ありがとうございます。佳き日々をお過ごしください。光を見つけ、光を自分に取り込みましょう。

おまけの画像は、年末に友人から届いた映像のコラージュです。アーカイブですけど、三沢市公会堂での一幕。

これはとても好きな写真の構図となりました。今年はまたちょっと面白いことやりますよ〜〜。

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