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2020年1月29日 (水)

Sさんに寄せて

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読んだ本を互いに紹介していた年配の女性が昨年秋、天国に召された。かつてあるコンサートで裏方に走ってくださり、その後は「アラヤさん、元気でやってますか?」「最近、読んだ本だけど紹介していいかな?」というカジュアルなメールをいただいて、私の方も読んだ本をお伝えして、感想のやりとり、短い期間でしたがそんなやりとりが生まれていました。ある時は達筆な文字が並ぶお手紙、偶然にもあるデザイナーの写真集にお互い掲載されたこともあることがわかって意気投合。コンサート会場で偶然会ったりすると、ニヤッと笑いで挨拶。好きな女性でした。

越路吹雪の本を今読んでいる。これはどっさり借りてきた資料の一部なのですが、人物伝としても歌のことにしても、女性としてもちょっと興味津々のツボが同じような気がして、Sさ〜ん、越路吹雪を読みましたよ〜というメールを、っと思った瞬間、もうその方はこの世にいないことに気づいている。

豪華客船の演奏の依頼をしてくださったのはSさんでした。でも一度も受けなかったのは、船酔いのひどい私には到底無理な仕事だとわかっていたので、断り続けたこと。でも離婚後の私の生活を助けたい気持ちもあったはずのSさん、、一度も貴女の仕事を受けなかったこと、後悔です。

今はなんとか生活は乗り切っています、でも、、やはり大波に揺れる船上は乗り切れない、、ごめんなさい。ひ弱な私に変わりはなく。でも感想を交換したい本はこれからも積み上げられそう。Sさんからはどんな感想が帰ってくるのかな、、それを想像するのも楽しいような気がしています。

安らかに、、、

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