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2020年3月10日 (火)

陽気さと忍耐は隣り合わせ。

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今月学生たちと一緒に演奏する会も延期になりましたが、予定していた曲はラグタイム。
やはりラグタイムには木琴道に欠かせない宝が満載。弾いても弾いても、どこかに引っ掛かりが次々生まれて、そして転びそうになる。
基本をおろそかにすると、正直なリアクションが出るのが2本マレットで、基本に戻っても、進んでも進んでも手強いパターンがドンと待ち構えているかのようです。無限大に面白いマレットワークです。
よく4本も持って演奏できるなんてすごいですね、って言われるマリンバ奏者は多いと思うけど、それは当事者からするとちょっと違うことだなって感じるのです。弾き込めばわかってくることだけど、4本より2本の技を仕上げることの方が実はとても繊細であり、時間を要することであり、忍耐要るものなのだということ。
かの矢野顕子さんが以前インタビューで、やっぱりピアノが上手くなりたい!とおっしゃっていたのは意外だったけど、私め生意気ながら、それはよーくわかるような気がいたします。あんなに凄腕のピアニストでもそう思っていらっしゃる。
私の場合はレベルも楽器も違うけど、4本より2本でちゃんと上手くなりたい。歌を書いているけど、やはりマリンバの単音でもっといい音に、、伴奏が輝きたい、、などなど欲は尽きません。
ラグタイムに話を戻します。
最近、オダギリジョー扮する藤田嗣治の映画を観ていたらパリの酒場でチャールストンを踊っています。1920年代の酒場。アメリカから伝わってフランスの地にこのリズム。フォックストロットも大正期から日本でも流行ったということだから、人々が現世を忘れて飲んで交わり踊る、やはり音楽、リズムに興じるは私たちの生理本能ですね。
ラグタイムは気楽に聴けても弾くとなったら至難の技です。ステップ知らずにはリズムの弾みは生きてこないのではないかとさえ思います。
10年以上も前にネクサスのボブ ベッカー氏のラグタイム学校1週間朝から晩まで木琴漬け、というのに参加しました。当時の資料を紐解いています。面白い。ステップこそは習わなかったけれど、シロフォンの打法は無駄のない腕運び、手首運動。Rollにおける倍音を知ると右手、左手の役割がわかってきます。

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