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2021年8月の投稿

2021年8月31日 (火)

初心貫徹

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チャボさんとの出会いは多くを導いてくれた。マリンバとギター、、この組み合わせの妙をロックの世界に見せてくれたのはチャボさん。

After Mathのアルバムから始まり、そして次第に私はチャーリー・ワッツの魅力を知るようになりました。

最初はチャボさんとの共演のために、ブラインアン・ジョーンズのマリンバやシロフォンの音ばかりに注耳していたけど、え、、ちょっと待って、ドラムの存在、、これは一体、、、、というくらい夢が膨らんだわけです。

派手な外連味とかは全く別な世界、こういう言い方は失礼かもしれないけど、いや失礼じゃないよね、、初心貫徹という言葉が似合う偉大なドラマー。素朴だけどゴージャスな世界を打ち立てる技。

これは一体、、生き方かな。

なかなか、こうはいきませんね。

ここのところ毎日、ローリングストーンズです。

さて、、ドカーン、とくる感動は日常にも多々あります。

結局、夏は故郷へ戻らず、東京三昧。

このさい、行きたかった場所巡り。

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三菱一号館美術館。

国宝も文化財もみたれど、、それよりも、建造物にワクワクして歩きました。

それで、思うこと。

最近は東京を歩いていなかったということ、、です。

歩いたような気になっていたけど、、

上京した頃、水墨画家の伯母が連れて行ってくれた場所場所、

「見て来たものが少ないのですから、もっと見歩きなさい」

これが口癖の伯母でした。

これまた初心に戻って、、です。

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2021年8月23日 (月)

ブルー、、限りなく優しいブルー

昨年、個展の音楽を担当させていただいた大金晶子さんのお誘いを受けて、蓼藍(たであい)の生葉染めを体験しました。

まず、蓼藍の葉を触るのも初めて。全てが初体験の面白さ。葉っぱを茎から離して、すぐに洗い、それをミキサーに。液を作り、そこに染める布を2回ほど浸して、、10分足らず。

葉の色から吸い上げたリネンが藍色に染まっていく、、

空気にさらして酸化し発色する様は美しく、たおやかに布が舞う。インディゴブルーというのは何度も何度もこの作業を繰り返していくのだろう。

薬なども一切使わず、丸ごと天然の色、肌に纏うものの心地よさ。

やはりちょっと違う時間が流れる今年の夏です。

こんな時間の中で、秋に向けた選曲もまたいつもより、グググっと趣が変化していくようです。

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2021年8月20日 (金)

鳥の歌・そこにある空は、、

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演奏から随分の月日が経ちました。でも、自分がこの動画を見たのが昨日初という、、

この屋上演奏のマリンバ録音、好きです。録音してくれた方は故人となってしまいましたが、、

新宿副都心近い、東京都中野区の大学の屋上です。上記のリンクからご視聴くだされば幸いです。

井上鑑氏と金子飛鳥氏と共に音の現場にいた貴重な時間でもありました。

こういう時空があったこと、即興演奏、次元を新たに導いてくれる飛鳥さん、遠くのビルがここでは自分の中に穏やかに映ります。

アフガンのニュース、空が写っているそのニュース。その空、、、同じ空。心が張り裂けそうになります。

人が、人として、、空に希望を見上げて歌う、誰もが、違う時空で、

平和を願うこと、願いと音、音と人、人は何をする、、

平和を願う。

願う。

希う、、、

2021年8月18日 (水)

服、断捨離ならず。

 

オリンピック前に、駆け足で都内の美術館巡りをしていました。

七月のコンクリート照り返しの都会は、オリンピック直前の警備体制で静かな街でもありました。

国立新美術館の催しから、飾り付けのヒントを得たくて舞台衣装を手がけていたデザイナーの作品のコーナーでしばらく観察。

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若い人たちでいっぱい、服飾関係の男子のおしゃれ度は、それを見るに値する。すごく熱心に服を見ている、いいな、、視覚に焼き付けて学べているんだろうな、、

着ることは思想を反映する。

にして、私はすこぶる平凡な格好の一日。朝の楽器店が目的だったのでかなりラフ。

でも、帰宅してから、近所のマダムに呼ばれて、服を2着いただく。

リフォームのこのドレスがとても気に入っている。

どこでどんな風に着るべきか、、などど巡らすのがいい。

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服好き、取り立てて目立つ服装もしていない。でもこだわりたい。

断捨離は、、まだ。

 

2021年8月15日 (日)

仕事するお盆も、いいね。

いつもなら、東京から離れている時期ですが、、

コンサート、リハーサル、講座と続きます。楽器を積んで走る、バラフォンも悦ぶ!

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都心部の保育園、緑や自然の環境が少なくても、工夫次第で十分に充実する園内の生活を覗かせていただきました。

この日は、マリンバなどは運ばず、自然の打楽器を中心に工夫した内容で園児への内容を。

久々にストーリー仕立ての「木の旅」

驚くことに、園内の木材は青森県風間浦村の木材店から運ばれたもの、青森ヒバ100%とのこと。

床、壁、机や椅子、棚、道具などが全て青森ヒバ、板橋区の保育園にこの環境、こだわりを感じます。

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体ごと聴いてくれる園児の姿は嬉しい。

おしゃべり太鼓(トーキングドラム)を打ち出すと、じーっと、不思議な音空間に耳を澄ます園児たち。

ドレミをなるべく用いずに、音楽以前としての体験を。

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予定より到着が早かったので、朝の園の様子も拝見できました。

私の翻訳絵本「こわす」「たてる」(福音館書店)、が登場している!!

保育士さんたちが、絵本のページに少し解説も加えながら、園児の表情を確かめながら読んでいます。

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20年前の私の打楽器クラスにいた、山下真由美さんが、園長!ご夫婦で開園して10年少しとのこと。

すごいな〜〜保育園を作っちゃうなんて。若い女性と出逢う日々が多くなり(つまり、こちらが年齢を増しているってことだけど)、女性の輝きに接すること、漲るパワーがこちらにも流れてきます。開業する女性たちのエネルギーから学ぶことは多いですね。

写真はプロカメラマンのご主人様。

私の洋服、偶然にもはあもにい保育園の音符と色彩リンクなり。

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2021年8月12日 (木)

マリンバで5度目の国立劇場

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この場所にマリンバを運んだのは、大劇場で4度目、小劇場で1度。

伝統芸能や歌舞伎のメッカで、あまりそこに似つかわしくないようなマリンバという楽器、それを置いてそして弾く、ということができるのは、私にこのチャンスをくださった大御所たちのおかげである。

今回は林英哲氏のお誘いで、以前の全国ツアーの演目、画家藤田嗣治の生涯を扱った「レオナール われに羽賜べ」の中でわずかではあるが、重要な役割で登場させていただいた。英哲さんとはこの場所で2度目。やはり日本の太鼓という企画で、英哲さんや故山口小夜子さんと奏でた。

この演目で参加するのは15年ぶり、、

長いこのブランクを埋めるのは容易ではなく、いや、埋めるというよりはこの時間経過の中で変化した創作の一部を担う責任、その意味に対峙した時間の濃密さ、、

私にはマリンバの意味合いが全く新しい表層でもあったかもしれない。

セッション的な役割ではないこと、その完全に形成された舞台芸術作品の一部になり得る「音」の役割について、とことん考えさせられた本番。

そういう意味で、再演というより、自分には全てがまた新鮮であった。

最後の祈りはエリックサティの音楽を用いている。でも今回は、その和声の微妙な動きを自分でアレンジする必要があった。明瞭に次の和声を引き出すにはサティの音楽をそのまま使うと、情動が薄れるような感じもしたから。

優れた大作曲家の綴った、世に鎮座する和声感覚を、木板のマリンバロールの響きで表現するには、少しせわしない、和音の縦列、そして淡白すぎることに気づいた。気付かされた、、それは全体のシーンをこの音楽で締めくくるという意味においても重要すぎる気づき。

そんなこんなで、ある箇所では音の引き継ぎ和音を削ぎ落としてマリンバを共鳴させた。

以前に何度も聴いてくれた美術の友人が「以前よりずっと良い」という端的に強い言葉でメールをくださった。

ラストシーン、マリンバには照明があたらず、暗闇の中で弾く。これもまた新しいことだった。でも背景の「BGM」ではないということ。

ここで大発見したことが一つ。

マリンバの鍵盤が見えないのは別に平気であったけど、ロールを操作する指が真っ暗で見えない、というのは演奏に大影響を与えるということ。ちょっとびっくり、、そうか、自分は鍵盤より指加減をいつのまにか視覚の一部に取り込んでいるのだという気づき。動揺しつつも、しっかり最後まで弾き続けた。でも、、ちょっと怖い、、真っ暗は、、嫌だな。笑

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英哲さんの稽古場やら、会場の仕込み、リハーサル、本番と連続の劇場通い。高速道路はオリンピック規制やらで、いつもより高額だし、閉鎖された入り口、出口に戸惑っての自走奮闘の日々。でも会場に立っての稽古が何よりありがたい。

これまで出演した国立劇場での楽屋は大部屋、今回は一人の部屋をいただく。しかも〜様書きがない。スッキリ名前で割り当てられる、ああ、これはなんとも緊張を高めたけど(笑)相当にまた嬉しく、思わず写真に収める。

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15年前にこの演目に合わせて考案、デザインされた衣装。林英哲氏のアイディアで衣装さんが縫ってくださったもの、15年後に着れる?

着れた!!!なんの補正もなく!!(ここを強調するお馬鹿な私)

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感染者が多くなり、この本番が消えてしまったら、、そんなことも有りうるだろうと覚悟はしていたけど、奇跡的に生で本番を終えられたことは幸せです。思いがけず多くの音楽仲間が会場にいてくれたとを知ったのは公演後、、それもなんだか嬉しいことでした。

この日、東北からの2団体様が移動できず、映像での上映となりました。東日本大震災からの復興の一つにこの伝統芸能の継承を担う方々の熱い想いが伝わる上映となりました。

酷暑、コロナの中、お運びくださった方々に感謝申し上げます。

林英哲太鼓創作の壮大なる舞台への再登場が、この2021年に叶ったこと、私自身の喜びとして忘れられない2021年になりそうです。

一期一会

(最後の新谷ソロ写真は、英哲風雲の会の辻祐さんがいいカメラで写してくれました。)

 

 

 

 

 

 

 

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