Quiet Green
ユニット名として選びました、Quiet Green
初の配信アルバムがリリースされてから、この音を聴きながらアート制作をしている美術家の方の声や、通勤の時に聴いてますとか、駅を降りた時の田園風景に似合います、とか様々なお声を頂戴しております。
アルバムのタイトル、Body Flowとこのユニット名は少し意味合いがリンクしています。無意識ではありましたがそうなっていた、、ということでもあります。
音は体を抜けて旅をする。誰でもない自身の体を風のように吹き抜けて、、音の在りかは、人間の力ではコントロールすることもできないほど豊かですね。鳥の囀りだけを集中して聞く、耳を澄ます時間は、コロナの時期に自宅付近でのふとした瞬間に生まれました。今までだって鳥の声を追っていたのに、、それなのに、こんなに「無」のまま聴き続けたことはあっただろうか、、久しく得ていなかった時間を取り戻したかのような日々。
緑は無限に変化する種類の色であるように思います。もちろん他の色もそうですね。でも、自身が求める静けさをそこに探す時、遠い空のブルーや夕日のレッドの強さ、優しさより、自分がひざまづいて匂いを嗅いだり、触れ合う、飾る、変化を身近にみる、そして共に呼吸する色こそが「green」
未知数の光にたどり着くような音を探求したい、その想いが音の前に存在する「静」
体を彩る、心を彩る、吹き抜けて、いずれまた静かな始発点。
ぜひ、この旅の始まりの音に触れていただきたいと思います。