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2022年1月の投稿

2022年1月30日 (日)

のけぞり演奏に気づく人たち

女性の視点からいただく言葉は時にダイナミックなことを発言してくださる。

抜粋ですが、静岡に住む大切な友だちからの手紙、そしてチャボさんと共演してから応援を続けてくださるビッグママのような存在の眼差し、

チャボさんとの共演を欠かさず聴いてくれる遠方の女性、、いくつかをここに。
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Kさんの言葉抜粋
今日を生きていく、今日を生きよう、さっそく手帳の見開きに書きました。
仲井戸さんの包み込むようなトークと甘いギター、ステキステキ。仲井戸さんによってどんどん進化していく新谷,,


Rさんからのラインメール
長い旅、涙で聴きました。懐かしさ、恋しさに。
新谷さん、チャボさんと演奏する時は身体グルーヴ大変化。


Eさんからのメール(男性)
ゴンドラの唄は新しい風が吹きました。切なく懐かしいけど新しい、なんだ、これはと。


Mさん(男性)
薄雪、手紙、ユニコーン、美しい。
(個人的には自作のコメントいただくことが何よりの励みになりました。あまり書いてもらうことがないだけに、、嬉しい一言メールでした)


そして大きな包み込むような女性、Wさんが書いてくれたライブレポートがとても楽しいので、
そのまま紹介します。


1部 新谷さん
1 薄雪
薄く積もった雪の情景が浮かびます
2 ボンネットバスがはしっていた
ガッタガッタガッタと歌って終わったのですがガッタを繰り返した所に清志郎を思い出しました。
3 ユニコーン
シンガーソングマリンバからの1曲
カッコイイ曲❣️
4 手紙
先月、仙川で聞きました。語りかけるようなボーカルに聞き惚れてしまいました。
5 風が吹いている
戦闘機が空を裂く 
防衛という名の爆音を散らすという歌詞にちょっとビックリ!今を生きる新谷さんならではの歌詞
6 ホームタウン
どうしても歌いたいとチャボの曲をカバー
コタニ楽器、ラディックの思い出話に私の心もざわつきました。
小太鼓にステキな布をかけてスタートしました。
俺のホームタウンをMy ホームタウンにしたり、風のホームタウン、雪のホームタウン、月のホームタウンと言葉を換え、すっかり新谷さんの歌になっていました。
7 ゴンドラの唄
大正時代の歌、とってもステキな歌
なぜ、ゴンドラの唄というタイトルなんだろう?不思議
8 恋に恋して
新谷さんはドドンパ、都々逸が好きと言っていました。最後に言葉がよろめいたところも、またチャーミング
いつか、東京ドドンパ娘歌ってくれないかなぁ

2部 チャボ
1 顔
今夜のチャボの顔もステキ❣️
2 名もなきメロディ
清志郎にこんな曲になったと聞かせてあげたい
3 やすらぎカフェ
チャボがカフェひらいたら行きます☕️
4  ノヴェンバー トラヴァイル
新谷さんのカバーではなく、詩を読んでくれました。ギターと吹雪の効果音がステキ
5 たしなみ
新谷さん登場 ゴングを、演奏してくれました。ゴングが楽器として演奏されるの初めて見ました。軽やかに跳ねる新谷さんが少女に見えました。
6 ディスタンス
タイコのリズムが心地よい。マリンバをのけぞりながら叩くのはチャボとのステージならではの姿
7 サフラン
お花を育ててるチャボの姿、想像してしまった笑笑
8 ???
曲名が出てこない
アップテンポで飛ばすチャボはやっぱりカッコイイ😍
9 おはよう
何気ない日常を、ただ歌っているんだけど、それがじわじわくる曲

3部
1 月夜のハイウェイドライブ
2人の演奏もステキだけど照明もステキでした
2 ピクニックボーイ
曲誕生のエピソードが新谷さんから語られました。
同じ風に吹かれていよう
同じ足跡残すだけ
この一説が好きだなぁ
3 ブルームーン
もう.この曲は本当に2人の代表作‼️
いつ聞いても凄い
顔を見合わせて笑いながら楽しく演奏する2人に嫉妬すら感じる
4 長い旅
今回のライブでの傑作です。本当に今を、今日を生きてる
明日のために今日を生きる
素晴らしい2022年1月19日のための長い旅でした。
5 インスト
いつもはチャボ1人の演奏だけど、今日は2人で演奏してお互いを讃えるかのように聞こえました。

春、秋、冬と共演した2人
残すは夏の共演ですね。
_________________________________________________________________________________


ありがとう。皆様〜〜。
どうしてもここに残したい言葉ばかりです。
抜粋や全文での記載、お許しください。
もちろん、自分だけに残されている振り返りの孤高時間は底知らず、、しかし、、あのライブはどの音も必然であったことを思えば、この感想の中にも自分を振り返る輝きの時間と思えるわけです。
歌詞(ことば)を投げかけてのステージなら、まっすぐに投げかけてくれる言葉を私はキャッチする責任もあると。
シンガーソング、その意味合いに一つ、駒を進めてみる。
曲のエピソードを語ることを勧められているのも、どこかにチャボさんの生き方を感じながら、そうだ、やはり話そう、このことは話していいのだ、、と思えたこと。新谷的トーク成長。笑

2022年1月29日 (土)

響く言葉たち、ありがとうございます。

ブルーさんのブログです。長年デュエットを聴いてくださる、そして長年、私のソロの旅路も知ってくださる濃いタッチが私を元気づけます。

誰にも自由なるホームタウン、という言葉が強烈に響きます。あの歌詞の中にあるニセモノセトラルパークという言葉に惹かれた私は、少女の頃に描いていたニセモノのお城、、それをいつも思い出すからです。でも実際にはニセモノなんかではなく、近所には自分が信じていた自分にとっての「お城」が存在していたっけ、、

そして長い旅、チャボさんと共演している年月は15年。この長い旅にはいろんな意味があるけど、音の旅を確実に拡大させてくれたチャボさんとの共演は、それ自体が長き旅として実っていることを信じたい。ブルーさんの書く、「2005年からの二人の歴史を長い旅と表現することもできる」というフレーズは、チャボさんの歌詞を借りて自作に取り込んでしまった「長い旅〜チャボさんの言葉を入れたバージョン2022冬」において、もしかして最初からこんな歌でありたかった、、という自分の願い、意思であったかもしれない。それを全く否定せずに受け入れてくれた仲井戸麗市というミュージシャンの大きな器によるものでもあるけれど。2018年に一度こういう形をとった歌い方、、あのまま終わらないで続く旅ゆえ、2022バージョンを産みたかったのかもしれない。

ブルーさんありがとう。

http://blue19812nd.blog50.fc2.com/blog-entry-5337.html

 

そして、チャボさんのファンの方で、いつも素敵な言葉を寄せてくれる芳賀氏の文がまた嬉しく。ここに書かれている、私のマリンバがどんどんシンプルになっていく、ということについて、、すごい発見をしてくださって(笑)これは、自分がようやく「歌」「マリンバ」というものを分かり始めてきたから、、なんだと思っています。今頃、、わかってくるんだから、、これはもう齢60にして新人とはこのこと。嬉しい、、本当に嬉しい文を寄せてくださる。芳賀さんありがとう。


【#仲井戸CHABO麗市×#新谷祥子 2022年 Duet LIVE 音始め】by 芳賀氏

このところ仕事が立てこんでぐったりの日々が続き、配信をアーカイブで見られたのがようやく昨日。でも、やっぱり見て良かった。枯れかけた心がたっぷり綺麗な水を吸った気分。すごく元気になった!

2005年以来、毎年1度は必ず共演してきた二人だが、昨年はコロナ禍で中止。久々の再会だったからなのかどうなのかは解らないが、序盤は二人ともいつも以上に緊張気味に見受けられた。

新谷さんのマリンバは、どんどんシンプルになっている。2005年に始めてCHABOさんとの競演を見た時は、まるで千手観音のように楽器を扱う超絶ぶりに驚いたものだったが、今は(特にソロの時などは)必要な時に必要な音だけを出す、「弾き歌い」スタイルを突き詰めているかのよう。
そして、かつての異国風情漂う音世界から、日本的な情緒への回帰ぶりを一層強く感じた。「ゴンドラの唄」のカバー、ドドンパ風のリズムを導入した新曲などがそれ。

対するCHABOは新谷さん以上にド緊張(笑)。オープニングでは超久々に「顔」を演奏したけど、これは何か意味するところがあったんだろうか?

でも、二人のソロコーナーが終わり、3部での共演が始まると、ここからはいつもどおりの和やかな空気に。時折笑顔を浮かべながら演奏する二人に、こちらの頬もつられて緩んでしまう。

「BLUE MOON」での二人の掛け合いは、新谷さんの超絶テクニックが見られる、このデュオの見せ場の一つ。ああ、これも二年ぶりなんだなあ~と思うと、長くリアルな場でこれを体験していないことに気が付いてしまい、配信も良いけれど、やはりライブの空間で直に見たいなあ―と強く思った。

「長い旅」「MY WAY」、そしてCHABOさんの新曲そのものずばりの「ディスタンス」。この日の共演で選ばれた曲たちは、この2年間で変わってしまった世界に対する二人の意思表示を含むものばかりだったと僕は思う。
CHABOさんも新谷さんも、今だけはミュージシャンとしての刺激的な表現はとりあえず傍に置いておいて、この時代に冷静を保ち、太く、強く、穏やかに生きていくための表現に重きを置いていたのではないかという気がする。
あえていうなら、土の匂いや風の通る気配を感じるライブ。音楽家が僕らと同じ立ち位置まで降りてきて、生活者として音を奏でたように僕は感じた。

この日、MANDALAに飾られていた花は極楽鳥花。その花言葉は「輝かしい未来」だそうだ。
大丈夫。どんなに翻弄されても、僕らはきっと何処かに辿り着けるだろう。こんなにも元気にしてくれる「うた」たちがあるのだから…。

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photos by Mariko Miura

輝く未来

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先日の配信のライブで衣装変えの短い時間に、この花が映し出されていました。

チャボさんの事務所社長さんの計らいで、新谷のイメージの花ということで「極楽鳥花」を飾っていただきました。

花言葉が「輝く未来」

三浦さんのカメラワークと、そして会場の照明スタッフの後藤さんのセンスで、立体的に、まさしくそれは、

「踊りをしばし休めて立ち止まる鳥」

のように映し出されていました。

以前から気になっていた不思議な花。

社長さん、恵美さんのスケール感のようなものがあって、私のイメージっていうより、彼女の佇まいに似ているようにも感じる花。

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包装されて綺麗に持ち帰ってから、今は、部屋で勢いよく、そして今にも飛びだちそうに。

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三浦さんの写真ワークの後に並べるのはやめようと思ったのですが、いや、なんだか花というのは、こちらの意思とは関係なく多多を物語ってくれるものです。

チャボさんがライブ中に「花に水をやる」というトークをされていました。

何気ないトークであるのに、私はあの部分がチャボさんの今を感じた一瞬。花に水をあげるっていいよね、、スクリーンの向こうにそう語れるって人は、そうそういないのでは。

花っていうのは、

花っていうのは、

生命

枯れる、咲かす、みなぎる、忘れる、生きる

極楽鳥花、

さ、、

美味しいコーヒーを飲みに出かけよう。

嬉しいブログやコメントがたくさん、これからの私のブログ上で紹介していこうと思います。

もっというなら、私は、このライブのどの一音、一音にも意味を見出している今です。

もう忘れていい時期にいるけど、そうじゃないんだ、、、今回は、全くこの日、あの場にいた、その想いが違うのだから。

 

2022年1月23日 (日)

物語2

人生では様々なことが起こる。まさか、ということを泰然自若に受け止められたらどんなにいいだろうか。

これから自分も大きな転換期に立ったことを知らされた年末年始であった。

自身の身体と向き合うこと、それはこれまでと変わらず同様ではあるけど、2022年の始まりは、少し異なるスタートになった。

Stageのひとつひとつが、意味を持ってくるような年初めである。

なぜか「辻」という文字が浮かんだ。

混ざり合う交差に、これまで縫ってきた自分のことを、いい意味で捨て、新しく発見し、また紐解いたり、

そして開放する。

許す。

考えているようで、実はこれほど、「これまで、、今、これから」を考えた時間はなかったのかもしれない。

だから、どの音も、どの曲も必然だった。

前半ソロパート、一人弾き歌う、その時間が与えられている意味が、ようやくわかった日でもあった。

この先に、音の交じり合いが意味を持って誕生していくのだから。

 

薄雪 (オリジナル)

ボンネットバスが走っていた (オリジナル)

ユニコーン2022(オリジナル)

手紙(オリジナル)

風が吹いている(オリジナル)

ホームタウン(カバー)

ゴンドラの唄 (カバー)

恋に恋して(オリジナル)

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「今を生きる」「今ここにある自分」

そう、、今ここに「うた」があってよかった。

 

photo by Mariko Miura

 

2022年1月22日 (土)

物語り

ライブというのは用意された曲を一つ一つ歌って綴っていく過程で、思いもしない物語が生まれつつある、そういうものでもあると思う。ライブそれ自体にストーリーが生まれるものだと知る。

知らず知らずにゆっくりと、今を生きることを讃えてくれるようなもの、それを「現実の物語り」として感じ、受け止め、ライブに「心」が灯る。

あまり曲の背景を語ることはないけど、それを引き出す共演者というのはすごい存在。自作が社会と繋がる何かであればいいと願うことはあっても、それを意識して故意に作詞をしたりせず、ゆっくり流れるようにそのような言葉が生まれた今を素直に、素朴に語ったり歌ったりでいい、と思わせてくれる共演者と巡り合ったら、それは奇跡なのかもしれず。

自作の歌を歌うべきだと言ってくれるバックグラウンドをいただいたら、ああ、それはとことんセンチメンタルであってもいい。それが今であるなら。手探りするより、今があることを讃えて歌えばいいのではないかと、

自問自答しない選曲時間というのはない。でも弾き歌って終わってみれば、全てが一つのストーリーになっている。

商業的に計算されたノウハウ積んで歌を発信する方法を学んできたわけではない。そんな場にいたのはスタジオミュージシャンの仕事をしていた頃、匂いだけは感じ取っていただろう。でもその匂いは決していい香りがしなかった。自分が苦しいと感じることが多かった。当事者でもないのに。

だから馴れ合いのような現場は自分は向かない。音楽が浸透するわけもない。「歌」が社会と接点を持つことを論ずるものを読んでも、そんな方法論がまるでわからない。

不器用である。それゆえに、自分が奏でる歌をまだまだ探していくのだろう。

共演者という存在が自分の存在に光を灯す。そこからまた窓が広がっていく。

楽屋で話した様々なことを、思い出しながら。

 

2022年1月12日 (水)

ロックスピリット!

新しい1年の始まり、、その音、音楽、セッション、、そろそろ。

ご予約情報は以下からご覧下さい。

今回の曲のセットは特別。迷いもなく選んだ曲ばかりです。このセッションの場を授けていただけること、幸せです。

https://www.shokoaraya.com/Concert&Live/index.html

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2022年1月 5日 (水)

新年2022

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今という時、これもまた、一つの恵み

そう気づけるよう、感じ得るよう

私に寄り添うもう1人の自分に、

働きかけたい。

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誰もいない丘から、次なる人生の扉の音が鳴ってる。

そんな元旦でした。

皆さまに佳き日恵む2022でありますよう。

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