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2022年3月16日 (水)

3月の画廊

 随分と留守にしてしまった。3月の画廊は季節の変化を背負う。裏手の川はいつもより残雪も多く、川の勢いも激しい。

まだ暖房は欠かせない季節だけど、窓を開けて新しい空気を取り込む。

ここに暮らして長かった画家雨草の姉、キクヱ伯母は生前、丁寧な掃除をする人だった。装飾は雨草伯母で、調度品など飾られた場所に一切の変化を加えず、その周辺を言葉もなくただ黙々と拭き掃除をするといった具合で、雨草の新しい飾り付けを愛でることをただ楽しみにしていた。

二人の伯母の会話、笑い声も聞こえない画廊になったけど、穏やかな朝になれば、あの 微笑みを思い出すことだけでも、心は軽くなる。

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