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2022年4月の投稿

2022年4月30日 (土)

ようやく観賞の花

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4月の終わりに画廊にいたのは珍しい。故郷で演奏があって三泊四日の短い帰郷。

この時期の画廊の花を見ることは嬉しい。水仙はあちこちに。子供の頃から、黄色の水仙が咲けば「春」

画廊の蔵横の桜は小さな木。小ぶりゆえの品の良さを感じる。

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そして、伯母の亡くなった翌年、2013年に画廊からこの大木、枝垂れ桜を寺院の伯母たちの墓横に移植したのですが、なんと、咲いている時期にようやく帰省のタイミング、愛でることができました。強風で半分は散っていたけど、桜、元気でした。

この移植を提案くださったのは亡き住職。画廊での手入れは難しく、大木が普通の家の小さな庭からお隣さんに枝折れが散って邪魔になったり。

心細さを感じていた頃の提案で、本当に助け舟をいただいた気持ちでした。

墓参りというのは、心が落ち着くものですね。じっとそこにいて故人にお茶を捧げて、景色を眺めて、、そんな時間を持ちたいと思う寺院の永代墓所を伯母たちは終活の70代で自ら選んであの世へ行きました。

とさ、、、

 

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2022年4月18日 (月)

普段通りの気持ちを大切にしたい

客席がフラットの小ホール。打楽器演奏を近くで見て聴いていただくには理想的ではありますが、反響が360度のうねりとなり、演奏する側には試練の場ともなります。いえ、今となってはもうどんな場所も慣れっこですが。笑

それでも、音響スタッフさんの懸命なお仕事も伴って、お客様が入る時間ともなれば会場の空気が変化すること、日常的です。

立派なクラシックコンサートホールのような場所は、天井が高いからお客様が入っていても、空気の流れなどの変化は大ホールで大きな影響を受けることはない(ありすぎると、本番中のチューニングとか変化があり大混乱になりますし)。

しか〜し、先日のような空間では、朝から大勢のスタッフの動きがあって人間が発する微妙な空気温度の差異が次第に空間調和として形成され、それを感じ取った演者、演奏者は演奏中でも敏感に受け止める事項が多い。私は途中でマレットを変えたりはするが、今回少しだけ前進した事項があるなら、それは歌とマイクの関係。マリンバのタッチの調整と同時に、声の調整??そんなことは、弾き歌う生活になってから、多少はあったけど、今回はずっしりと経験値を増やしました。笑

という意味で、とてもやり甲斐を感じるコンサートでありました。

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自分では1枚の写真も撮れず、お客様がフェイスブックにあげた写真です。お客様目線が、私側とちょっと違う感じもあって面白いです。

床の木がちょっと弾力あって演奏しやすかったです。

会場は初めての方が多いのかな?と思いきや、、懐かしい仲間たちがたくさん。うるっとします。本当にありがたいことです。つながりということが今希薄になりがちな時風、、友人と会える喜び。支えられてきたと感じる瞬間。

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若い仲間とも演奏しました。前半プログラムでサポート演奏してくれた彩衣さん。一音一音、大切に弾く姿、なんだかこの日はじわっと、うるっとしました。

この写真は、私の楽器メンテナンスや運搬でお世話になっている会社さんの車。楽器の前でツーショットを撮れず、楽器積み込んだ車に座らせていただいた一枚。

一日一日が過ぎていく、、、

普段通りの気持ちで、そして自分の心観察、終演した時間に引き寄せられる「人」の温かみ。

会場から楽器が去り、人が去り、次に使うであろう誰かの空間は、その日、どんな風が吹くのだろう。

 

 

 

 

2022年4月 4日 (月)

ウクライナ人道支援募金コンサート(故郷でこそ)

愚かな、愚かとしか言いようのない、、手の施しようもないような恥ずべきこと、、そんなことが、現実に起きている。

テレビの中で子どもたちが泣いてる、老婆が嘆き苦しんでいる。若者が声を振り絞って現状を訴えている。

それは現実に起こっている、、この息苦しい時代に、何ができるのか。

できること、それはなんであるのか、、

故郷の女性たちが立ち上がって、小さいながらも力を出し合っている。

ここに、立ちたいと思う。声をかけていただいたことを感謝して、誠心誠意の音を奏でます。

 

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