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2022年7月10日 (日)

東京の灯

美しい日本、という時代は幻だろうか。

これから希望を抱いて、そういう時代を創っていくのだろうか。

この国の一員として、決して枠の外からの意見ではなく。

銃による悲痛な、そして衝撃的な事件が日本に起こる2日前、こんな展覧会にいた。

歌枕「あなたの知らない心の風景」

歌詞を作り、言葉の前で立ち止まっているとき、自分の知らない世界を創る。

でも、この展覧会はそういう手法というより、現実にこういう世界の美(日本の美)を求めた日本人の切実さがあったように感じる。

戦いが終わらぬ世界に、美を求めて彷徨う生命体としての、一縷の望みをかけて。

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青い光、反射された地上の別世界にハッとする。

青は精神安定の色でもあるようだから。

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あちらこちらにミラー。

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夜、お茶をした店から見えた東京タワー。写真では伝わらないけど、迫力直下。

光の矢が飛んできた。

人工的な光にも、人を動かす力があることを感じながら。

でもそれは、優しい光であり続けてほしい。

 

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