« 2022年8月 | トップページ | 2022年10月 »

2022年9月の投稿

2022年9月20日 (火)

ゆらぎ

全国、台風の被害が少ないことを祈ります。

今日は雨が続いている東京、昨日は晴れ間に外出。

709c1868b063497a81ecda0ebc164cc2

この川沿いを歩く理由は、水の音、山の稜線、夕暮れの光を味わいたいため。

つまりは、、ゆらぎ、、でしょうか。きっちりしたもの、ではない解放感に浸るため。

右でもない、左でもない、ランダムに風の吹くまま、、

樹木のそばに身を潜める、土に近い場所まで顔を近づけて、息を吸い込む。

枯れた草の上に自分の足音だけ、、

時々、ノート持参で言葉を書き綴ったりしますが、本当に憩いたいときは、ペンも本も登場しませんね。

592e81877ccc4d568d014add4b0de3ec

そう、時々「逃げて」ますか?

私は、ええ、しょっちゅう。ごめんなさい。逃げるって快感ですから。笑

逃げられない時間を知っているから、知ったから、、だからこそ「逃げる」のですよ。ぜひ、、ね。

しばらく散策した後、近所にできた農場カフェへ。ミルクファームのメニュー「ミルク」はなんと美味しいこと。

Img_6629

牧場の散策道と、無人販売をのぞいて、ぶらぶらっとまた揺らぐ。

雨が降ってきたので、途中で引き返しましたが、このまま雨に濡れながら歩いてもいい、そんな気分で過ごした休日。

昨日のこと、、

 

 

 

 

2022年9月18日 (日)

発見まだまだ。

マレットリペアの話。マイナートークです。

ずっと毛糸巻きばかりに専念しておりましたが、、秋に予定しているアンサンブル曲のために、綿、麻、絹、の見直しをしています。

知人の服飾作家さんから購入してからずっと引き出しに眠ったまま。糸も新鮮なうちがいいと言われていますが、木板を打つ糸はどうしたって消耗するわけですから、糸が弱くなったらまたリペアをするだけ。好きな作業だから苦にならず。

毛糸とはちょっと違うコツもあるので、気づいたことを忘備録。誰かのお役にたつなら嬉しいので、記録します。

新谷の自己流巻きかたで気づいたこと!

1、糸は立ったり、寝たりする。

まず、マレットを巻く際の隙間問題というのがあります。機械で巻くのではなく手作業なので、計算された緻密さには程遠く、何度も解きながら指で糸を押し込むように均しながら巻いていきますが、その時にわかってくるのが「糸」は立ったり寝たりするっていうこと。糸はヨレる。その際の状態のことです。糸はなるべくマレットに沿って寝かせながら巻いていく。そうしないと糸の重なりが厚くなって凸凹が生じる。細い糸だから些細な気づきですが、触っているとわかってきますね。これは糸と糸に隙間を作らないために重要な作業だと感じます。

 

2、糸は吸い付く

マレットを巻く芯は良質のラバーを使っているものに巻くのが良いかと思います。硬いゴムよりある程度の弾力あるものの上に巻いていくと、滑らず糸を吸い込ませてくれる、まあ、それは基礎巻き最初の部分ですが。しかし、糸が重なってくるとゴムからの吸盤的要素はなくなるため、指で押すように巻いていくことは必要です。

 

3、糸を2重にして巻くより、どんなに細い糸でも2本束ねて巻くのではなく1本が繊細に仕上がる。当然といえば当然ですが、配色を楽しむために毛糸では極細を2重にして巻くことがあります。でも綿糸はそうはいかない。分厚さが増してしまいますね。

 

さてさて、手作業リペアに関しては、細かなことはもっとたくさんあるのですが、自分は完璧主義ではないし、綺麗に上手には巻けない。かなり雑であるかもしれない。でも、いつの日かその「ぐっ!」とくるであろう「良き加減」を知るために、ただそのためだけに自分でリペアすることにこだわっています。それは

1、自分の求めた音色を作りたい。

2、要求される音に近づくものを作りたい。

既製品ブランドさんには申し訳ないけど、買って気に入ったマレットがないゆえに、自分でリペアしているというのが本音です。

 

Img_6590

送られてきた時に、同封されていたメモの紙の裏側が服飾作家さんらしく、素敵な布地模様のペーパーでしたので、それを活かしてラベルを作りました。

Img_6591

心は久々のアサンブル曲へ向かっています。

リペアの近況にすぎないブログでしたが、お読みくださりありがとうございます。Shoko Araya

2022年9月13日 (火)

いい汗

学校の教室を巡る、打楽器奏者として。

かつては派手で激しいパフォーマンス性を含んだ演奏で学校公演などしていた時期もあったけど、今は視点が全く違う。

楽器以前、音楽以前の「音」について話す。実演する。生活の知恵、音の発見、生きる「悦び」に隠されている人と音のつながり。

支援学校でのワークショップは生徒さんたちの反応がまっすぐで正直で、取り繕うことがないから、こちらも真剣に自分の言動、アクト、音の一つ、一つを自己観察することになる。

授業が終わった時に、全身振り絞るように「たのしかった」と声にする中学生、高校生と握手で別れる。

ビンビンだ。これだ。

心開放されていい汗だ。

 

97296990c9bd41cdbdae6ba50bdb19d8

音楽のその前に「音」、ワンビートの余韻。土、太陽、水、風。

ビート音楽も演奏、歌う。

 

タイトルをホワイトボードに飾ってくれる若い先生。和みますね。

Img_6561

秋なのに、30度越えの関東。帰りは車を止めて、一服。

いい汗の日。

Img_6562

ピスタチオがまぶされたフルーツケーキ。さっぱり味。最近はカフェインレスコーヒー。

2022年9月11日 (日)

私のYouTubeチャンネル

関東は暑い秋ですが、台風も心配な季節。いかがお過ごしでしょうか?

いつもブログへお越しくださりありがとうございます。忘備録やお知らせしたいことや、呟きなど、今書き記しておきたいことを基本に続けているブログです。

予想もしないメッセージをいただくこともあるし、長年の友人が見守ってくれることもあるし、時々ふらっと立ち寄って読んでくださる方々も、そして普段お付き合いのない方でも、読んでいただいているのなだーとわかった事件(笑)もあったり、、

どこかでどなたかに届いているのかな〜と思いつつ、しかし、あまり読まれることを意識しすぎないように記している内容です。気負いなどなく書きたいのです。あるがままの文体で、下手くそ。でも今を記しておく楽しみ。後から読み返すことはあまりしないけど、自分の気持ちに向き合うことは、一つの息休め、そして新たなステップでもあると感じつつの緩いブログです。

今日は、自分で動画をアップできるようになったYouTubeチャンネルのこと。まあ、時代の変化たるや、自作を動画で投稿し、紹介できる時代、、若い世代には珍しくもなんともないことでしょう。そういうプロセスの時代に生まれた方々ですものね。でも、カセットテープにテレビからエアで録音していたアナログ育ちの私などは、パソコンで、いやスマホでなんでもできてしまう今のツールは、うーん、便利、即効性、などは優れているけど、なんというか意地悪だな、、なんてこともよぎります。誰にでも優しい時代、でもない。でも目の前に転がる利便さ、楽ちんさを活用したくなる欲望。

そこにきて、自分であげる自分の動画、、、いいのかなって思いながらも、自分のチャンネルというこの「チャンネル」という言葉に弱いものですね。人間って。笑

まだ20本くらいですが、完璧を目指さない。完璧ってつまらないですし。これ音程とか弾き方とかもっと改善点はあると知っても、「この空気感、この時の想い」があると直感なりセンシビリティを自らが感じたら、ブログを書くことと同じようなスタンスで収めてみることにしました。

今年は、恒例のお寺ライブが叶わなかったので、2つの動画を2021年のお寺ライブオープニングで歌った2つを紹介します。

ご覧くだされば嬉しいです。もし今後の動画(未定)にも関心いただけそうなら、ぜひチャンネル登録をお願いします。

今は20本足らずですが、これから整理してもう少し「今」を伝えるものも作りたいと思います。いつって、お約束もできないペースです。悪しからず。

https://www.youtube.com/user/ShokoAraya

Green Field

風の通り道

Photo_20220911135301

故郷の景色と共に、、、

2022年9月 8日 (木)

歌があってよかった

少しご縁があった方であったと思います。音楽のご縁。現場だけでの接点、個人的な交流が深いわけでもありませんでしたが、印象深い方でした。またきっとご一緒できると思っていたこともあって、残念です。おおたか静流さん、合掌。

最初に聴いたのがVoice From Asiaというバンドで中野駅近くのライブハウスだったように記憶。超絶な声、という印象。アヴァンギャルドな歌声、それから、CM音楽の録音でご一緒するようになり、そこではそのライブとは全く印象の異なる歌声、まさに七変化の様。どんな要求にもご自身を適応させる歌い手さんっているのだ、と真近に聴いたその驚き。約束していた in Fというお店でのデュエットは、私の妊娠がわかって体調が落ち着かなかったため、こちらから延期を申し出、それっきり。

京都知恩院御影堂での文化イベントの音楽プロデュースを任されたことがあります。そこでの共演が一番華やかな思い出になりました。

コロナ禍の前に四ツ谷駅でばったりお会いし、短い会話を交わしました。「今、どんなことしてるの?」「また演りましょう」

叶わず、、

書こうかな、どうしようかな、書いちゃえ!

こんなことも。

ウード奏者のハムザ エルディン追悼の横浜でのコンサートで、出演者が30名くらいに及ぶ内容。私にも歌う場面がありました。マリンバで弾き歌いなどをする前の時期。この時期、私は精神的にショックな事件があって、(この後に離婚を決めたという壮絶な時期💧💧)歌うどころか、舞台に立つことも不安定であったのですが、何かを察してくれたのか、おおたかさんからの一言が忘れられません。「祥子さん、もっと自信もって歌って。あなたの声は知的な香り」

私は生かしてもらえた。あの舞台を思い出すたびに心がツーンと痛くなる。そしてジーンと、フワッと、おおたかさんを思い出す。

 

写真は京都知恩院、本番前の写真です。おおたかさん(右)琵琶の田原さん(中央)私(左)

Img_6529

御影堂にマリンバを鳴らす、後半のゲストが静流さん。私の背後にタブラ奏者の吉見さん

Img_6531

 

 

 

2022年9月 2日 (金)

人気のピーコック

サプライズでした。ステンドグラスのピーコック、ホームコンサートに全て通ってくれる友人の手作りです。

私のロゴマークのこの孔雀は人気者で、これまでいろいろな方法で手作りのモデルになってきました。消しゴムハンコ、墨絵、ステンドグラスランプ、手提げ袋、ケーキ、素描、など。

このロゴデザインはデザイナーさんの独創で、こちらからは一切の要望を送っていなかったのに、出来上がった時の感動を思い出します。自分の好きなシルエット、鳥、色合い、、ずっと自分の気持ちに寄り添う孔雀の存在。

自作にも「黄昏ピーコック」という曲があります。弾き歌いファーストアルバム「シンガーソングマリンバ」に収録していますので、ぜひ、聴いていただけると嬉しいです。1枚目のアルバムってやはり作風にも何か勢いがありますね。尊敬するベーシスト吉野弘志さんにご協力いただいて数曲はデュエットで演奏しています。このピーコックの曲も吉野さんのスピード感と温かい低音倍音の制御というか、オシプレイのおかげで、仕上がりの良い1曲であると信じております。最初の弾き歌いということで緊張をほぐしてくれる意味であったか、、吉野さんの言葉は忘れません。

「たかが、マリンバじゃないの。たかが木琴くらいの前で、いいじゃないの、どう弾いたって」

ワハハ、、ですよね。こんなふうに言える方ってそんなにおりません。

いろいろな想いが詰まっていた時期、そして何より1枚目という記念も込めて相当数のプレスをしてしまいましたため、現在も在庫たくさん自宅に控えております。笑 

こちらを読んでいただいた方で、どれ聴いてみよう、と思っていただけましたら是非是非、ホームページから、もしくはAmazonから、もしくは

shokoaraya@icloud.comまでご連絡をください。

友人の手作りピーコック紹介が、作品紹介になってしまいました。😅😅

Ee19548a39b14d79a14b0e89b142f00e

« 2022年8月 | トップページ | 2022年10月 »