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2023年2月の投稿

2023年2月27日 (月)

春はここから「木琴歌唱コンサート 」

本日二つめのブログ投稿です。

4月5日 新谷祥子 木琴歌唱コンサート「閑・空・遊・言」のご案内

自分の住む街に素敵な場所があります。都立長沼公園の丘の上、、散策コースの途中「鎌田鳥山」

ここはジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台のヒントにもなった場所。映画に看板も映っているようですからもう一度観てみようと思います。

駐車場やバス停から小高い丘へ数分歩くという行程は演奏会場としては珍しいお誘いにはなります。安全な靴でお越しください。タクシーをお使いになっても駐車場からはちょっとした山登り(軽いから大丈夫)

大型のマリンバを運ぶことも難しく、そしてその理由ばかりではなく、この伝統的な木造建築には小型のマリンバや他の打楽器が似合いそうで、今回はあえてミニマリンバを運びます。タイトルも木琴歌唱としました。

椅子席ではなく、畳の上に座って聴いていただく形。新緑を浴びながら音を楽しんでいただくために今回は4つのテーマで構成します。

「閑・空・遊・言」

この出演のお誘いをくださった箏演奏家の佐藤康子さんともちょっとだけ共演します。3月26日から5月7日まで繰り広げられる、この環境を使ってのお祭り。

「緑の森のアート 峠の美術館 春祭り」

ご予約をお待ちしております。QRコードから簡単にご予約可能ですが、わからない、という方は

shokoaraya@icloud.com でも受け付けしております。

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以下のQRコードで、4月5日の入力欄(お間違えないよう)からお名前、メールアドレス、ご来場人数などを入力するだけですが、最後には画面をスクロールし最後の送信ボタンを押してください。予約が完了されれば、メールに返信が届きます。

代金は当日受付でのお支払いとなります。

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ダークレッドな夜に

今日で配信アーカイブも終わります。海外からご視聴くださった方や、長く音信不通だった方からの連絡、以前の教え子であった現在は支援学校教員の言葉の重さ、美しさ、などに、ブルブルと涙しながら今日。

昨日は心身の状態をいつも打ち明けあっている友人とカフェ朝食会、そんな会話の中で気付かされる小さなことの一つ一つが今は深く染み入ります。

新曲「ダークレッドな夜に」は好きな1曲に仕上がりました。最初はちょっと音程を掴む難しさで苦戦した歌い方になってしまったことは猛反省。

この歌詞の最初が「ルビをふってちょうだい、、」なのですが、、もうお気づきの方もいると思いますが、ルビとはフリガナをふる、という意味ですが、「ルビーの石」への連想があります。その石の色彩をダークレッドな夜へと結びました。って、こんなマイナートークですみません。会場照明はそんな色で落ち着かせてエンディングになっています。

歌詞についてちょっとした打ち明けするトークも楽しいものですね。この曲はいつかレコーディングできるように邁進、邁進💓

あ、テーブルのお花もダークレッドな感じです。😅

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2023年2月25日 (土)

希望というビート

はっきりとはトークでは言わなかったことですが、3回目のマンダラからの配信ライブで私は「希望」を歌っているように感じます。

作った歌った、今回の歌の中で、「月とブランコ」以外は、、おそらく簡単なカテゴリー語句を使うなら「一つの希望」でありたい。

ライブ前に気づき始めていたけれど、そういうテーマ性を意識したわけではないし、選びたかった曲がこういう流れになった、ということか、、

歌詞の中に「嘆き」はあっても、そこに留まってはいない自分。まあ、少し自分でも驚いているのですが、、、

これまでと違うね、、というメッセージやら、期待を裏切られた、というニュアンスのメッセージ(良い意味と解釈しよう)が多いことも物語っているようです。

身体の使い方、技術の変化とそれに対する心身のコントロール、歌詞とコードの釣り合い方への試行錯誤、楽器を媒介とする「歌」への挑戦は、今こそ充実した時間であるけれども、道標が自分の中にしかない、つまりセルフプロデュースの今、朧げな不安と葛藤。

言葉一つ一つ、音一つ一つが、やっと見えてきた。これが正直なる今回の自己評価。良し悪しではない、何が見えているのか、何に気づくのか、

何を歌うのか、、凸凹だらけだ。。

でも嬉しい。私は終演後にこれまでになく明るい気持ちになっていたこと、、続けていくことの中に、ようやく見えてきたこともある。

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2023年2月16日 (木)

ライブで使う太鼓のこと

練習モードの前にブログページを開きました。

関東は天候も穏やかになりつつありますが、昨日の散歩は風強し。

今日も練習の途中で歩きたい場所へ向かいたい、そんな朝の空気です。

ようやく使いたい楽器も決まってきましたが、楽器は毎日ご機嫌変わります。特に本皮を張った太鼓たち。

調整もしますが、天候に左右される皮の状態、2月は乾燥している時期ですから夏よりは心配はない、、と思いきや、乾燥マックスもよくないわけです。ちょうどいい温度に、何より風を通す作業も必要です。

緩めすぎず、張りすぎず、精神状態への呼びかけと同じだなと思うことたくさん。

以前は日本中旅をした太鼓も、今は同じ場所にずっと置いているので、コンディションはあまり変化しませんが、3年間、使う頻度が著しく落ちていたことが何よりダメージです。使ってこそ、、鳴らしてこそ、、

この太鼓は今地震の災害が大きいトルコ、そして中近東へ続く一帯で使われる太鼓の一種です。

自然災害が膨大な規模に及ぶ、他人事ではありませんね。美しく仕上げられた太鼓、心込めて打ち込みます。

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自分の太鼓コレクションは多くはありませんが、結局手放したものも多いので、今は本当に好きな音色のものを組み合わせて使っています。

私はもともとドラムセットから打楽器への道へ進んできましたが、マリンバ奏者と言われることは嫌いではないものの、やはり打楽器奏者としての視点で鍵盤打楽器への取り組みをしています。打楽器のさまざまな組み合わせを考えて音を作ることがやはり一番好きな作業です。

楽譜指定されたものより、自分であれこれ悩みつつ考える、そういうライブ本番への準備。あっという間に時間が過ぎていく、、、

ちょっと凸凹な音質やらサイズやら、独特の匂いをもった音、楽器も出逢いであり、自然に好きなものを近くに置いている今。使い方は毎回工夫していますが、来週の配信ライブでは手順一つで新しい音感覚が生まれます。

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では、またあれこれ悩みながら、いい音探し。

良い1日を〜〜!

ライブ情報です。

↓↓↓

https://eplus.jp/sf/detail/3793480001-P0030001

2023年2月 8日 (水)

記される音、関わる空間

ちょっと前のニュースですが、ノーチェックでしたので、今頃の記録、お知らせです。

嬉しいことが二つ。

老舗雑誌月刊「ステレオ」2023年1月号、今月の話題盤『日本のポピュラー』ページにて、新谷祥子ライブ盤JOURNEYがピックアップ!

増渕英紀氏の文章が嬉しいです。その文の抜粋部分、私のホームページVOICEに紹介させていただきました。作品が記録されることは作り手としてこの上ない喜びです。

このライブ盤はこれまで制作したアルバムの中でも一番のご購入枚数となっており、手にとって下さった皆さまへ心からの感謝を申し上げます。

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そして、もう一つの嬉しいことは、2021年に音制作で参加した企画が、2022日本空間賞入賞とのこと。

マリンバとピアノ、打楽器での音、BGMほどの音量ではなく、会場には静謐に環境音として流れておりました。この音編集に膨大な時間をかけていたのは、昨年急逝されたサウンドデザイナー岡田晴夫氏です。本来なら岡田さんからの連絡が入ったであろうこの受賞のお知らせを、随分と時間も経た昨日受け取りました。音は第一義的ではない扱い、それでも音の時空を専門とする岡田氏からのお誘いが嬉しい仕事でした。

表参道のモダンなビルの上階に設えた空間、そこのベランダ庭園から見た都心の風景を思い出します。人の行き交う都心の中に、小さなオアシス、そして新しい試みをする人たちの行き交い、音の意味、環境と音のこと、さまざまな課題を、うーん、もっと岡田氏と語ってみたかったと思います

 

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2023年2月 1日 (水)

森へ行こう

ちょっと先ですが、4月に演奏する場所へ、、

昨日まで体調を崩していたので、もうそろそろ外気を浴びたくなり、花を買い、空を見上げて、

枝の強さよ、、

樹木の静謐さよ、、

坂道の切り株、打ちたくなる衝動。

ちょっと腰掛けようか、

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風の揺らす音を聴いて、光が追いかける、何かを、

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この階段の先に、、、何を想うだろうか。。

今日のひんやりした空気よりは穏やかになっているだろう、その隠れ家のような優しくおいで、と言う、屋根

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誰もいない時間、インスピレーション、声、木、人、石ころ、葉っぱ、、

一人旅をする時間が待ち遠しい。

誰かがそっと聴いてくれる空間を創り出せるかな、、

 

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