記される音、関わる空間
ちょっと前のニュースですが、ノーチェックでしたので、今頃の記録、お知らせです。
嬉しいことが二つ。
老舗雑誌月刊「ステレオ」2023年1月号、今月の話題盤『日本のポピュラー』ページにて、新谷祥子ライブ盤JOURNEYがピックアップ!
増渕英紀氏の文章が嬉しいです。その文の抜粋部分、私のホームページVOICEに紹介させていただきました。作品が記録されることは作り手としてこの上ない喜びです。
このライブ盤はこれまで制作したアルバムの中でも一番のご購入枚数となっており、手にとって下さった皆さまへ心からの感謝を申し上げます。
そして、もう一つの嬉しいことは、2021年に音制作で参加した企画が、2022日本空間賞入賞とのこと。
マリンバとピアノ、打楽器での音、BGMほどの音量ではなく、会場には静謐に環境音として流れておりました。この音編集に膨大な時間をかけていたのは、昨年急逝されたサウンドデザイナー岡田晴夫氏です。本来なら岡田さんからの連絡が入ったであろうこの受賞のお知らせを、随分と時間も経た昨日受け取りました。音は第一義的ではない扱い、それでも音の時空を専門とする岡田氏からのお誘いが嬉しい仕事でした。
表参道のモダンなビルの上階に設えた空間、そこのベランダ庭園から見た都心の風景を思い出します。人の行き交う都心の中に、小さなオアシス、そして新しい試みをする人たちの行き交い、音の意味、環境と音のこと、さまざまな課題を、うーん、もっと岡田氏と語ってみたかったと思います
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