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2023年5月の投稿

2023年5月16日 (火)

出会った、また1曲と

近づいているライブの選曲構成について

テーマ性を決めて実施するライブの中でも、今回は久々に「マリンバシアター」として構成する要素が強くなります。

誰もが予想するかもしれない駅や列車の登場する曲もありましょう。でも、きっと予測のつかないものも選ばれている、ことは確かであります。

昨日も出会ってしまった、、その曲をずっと高校生の頃からピアノで弾き歌っていたのに、気づかなかったシーン。

踏切の向こう側にいるだれか、、、そうか、そうだったのか、この曲の伏線はここに繋がっていたのか、、という驚き。

歌詞は12行くらいの短さでありながら、そこに言葉の魔法を置く優れた作詞、、

出会っていた曲でも、真の意味で新しい出会いをした曲。

そして私にとって大切な試みは、そうした曲を木片マリンバで、どう合体させるかということ。

その楽しみと苦しみを得ながら、一つのカバー曲として心が穏やかに着地するところを見つけるまで、、時にその曲の切なさに苦しくなって練習が止まってしまうこともありながら。

気持ち良い朝の中、、

私の列車を走らせよう、、今日は今日なりに

そして、読んでくださる方にも、さまざまな駅からの発車、さまざまな列車の旅が生まれますよう。。

小さなマリンバシアターに、お越しくださる方、、楽しみにしていてください。

きっといい列車の風景

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2023年5月 9日 (火)

マロンマロン

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静かな森にて、音を奏でる

初めて会う人とも奏でる

散歩の夫婦さんが、足を止めてそのまま、最後まで聴いてくれた

2回とも聴いてくれた方が、帰りにはアルバムを1枚大事に手にとって、買ってくださった

どこかの部屋で聴いてくれているだろうか

 

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土にまみれて、虫たちもコロコロ動き出して、自分はもう、その草むらにて音という存在のしもべのようになる

木はじんわりと、忍耐強く、「打ちなさい」と語っているようで

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小さなマリンバは、マロン、マロンという感じの響きで外気に触れた喜びか、、

あの主張されるキンキンした強がりの室内で聴く音ではない

部屋に戻った楽器たちを、いつになく磨いてみた

木の実の一つ一つを鳴らしながら、、

土の上にいた楽器たちが、誇らしげな表情を見せている

何かを待っていたのかもしれない

私もその何かを

待っていたのか

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