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ちょっと似てる、と思ってしまった。笑
BIG PINK,,
先日のCHABO BAND、スクリーンに映し出されたザ・バンドのそのスタジオは、以前から知っていたけど、とってもいい風景の中でミュージシャンの佇まいも柔らかく、素敵でした。都会風な洒落たスポットライトの薄い影の奥に見え隠れする家、、1枚の写真なのに夕暮れから、ミッドナイト、明るい日差しさす午後かな、、そんな時間を音楽の流れに沿って映し出していた。なんて粋なセンスなんでしょう、、、
ということで、ふざけているわけじゃなくて、写真は私の青森の音スペース
音窓ARAYAというタイトルをつけたのは、音楽の部屋に東西南北の窓をお願いし、音よ届けこの窓から、ま、そんな意味あい
普段住まいでもないため、テレビもWi-Fi設置もまだなく、、つまりは情報が入ってこない空間、自作が生まれている部屋、騒がしさから逃げ出して篭っては歌を書いている部屋であります
カッコつけて、偽物BIG りPINK(びっくりピンク)、ま、気分上げたくって、そんな呼び方をしてみました。
ここで音を生み出す意味を、深く考える時間が来ることもあるだろう
時々、こんなことも起こる。
脳内に流れていた曲が、その日にどこかで再現されるということ
地域の依頼で30分歌った後に、急いで次なる場所へ駆けつけた
開演には間に合わないだろうと覚悟していたけど、席についたら、メンバーも登場前、漆黒のステージから聴こえてきたのは仲井戸麗市のリーディング「ガルシアの風に吹かれて」
よかった、神様が間に合わせてくれたんだろう、歌詞をよく知った歌のリーディングを聞きながら、「今」が始まったなと感じていた。
自分の本番は程よい加減で、誰でもが知っている曲をという条件で、数曲選び、1曲だけはオリジナル「未来」を歌った。ガルシアのリーディングが聞こえてきた時は、「こうして自分の内側にある言葉で始められるライブがしたい」
そのことだけが浮かんだ。仕事は仕事なんだけど、やはりどこかに葛藤をぶら下げて、カバー曲の選曲にもがいた時間、オリジナルも選びに選んで
でも音一つ一つに意味がある
誰の歌、とかいうレベルで選んでもいない、そもそも、歌いたいものだけを選んでいるから心は晴れているのだけれど
スマホをいじっている人はいたけど、会場は満席でほとんどの人がじっと、静かにこちらに耳を傾けてくれている。終わってからは随分とたくさんの方に声をかけていただく。
小さな交流が生まれているのかもしれない、こういうステージにこそ、余情を高められる自分でいたいと思う。
もう履けない、と思いながらこのステージブーツでステップ演奏した。しっかり守られている、でも古すぎて草臥れて、いつだってバイバイと言ってもいい状態、なんだけど、、この靴が演奏には一番適する。大袈裟だけど演奏終了した時の余情みたいなことは、私の場合は「足」から感じる
常だ、、それは
いい本番なら「足」「脚」が軽いと思える
最近出会ったブーツはまだ下駄箱の中で出番を待っている。このブーツはまだまだ現役
不思議なもので、私はボブ ディランの歌の節を思い出していた、開演に間に合いたくて急ぎたい心境なのに、空模様を見ていたらハードレインが鳴り続けている
CHABO BAND でザ・バンドが語られ、チャボさんの創り出す大人の物語ライブ、ストーリー、悪戯なビロードのカーテンではなくって絨毯の上の言葉の掛け合い、音の磨き合い、私は瞬きをしただろうか、、
空気が清浄で、音がずっしりと重い、そしてミュージシャンたちは軽やかに舞っているかのようだ
帰宅して聴きたくなったのは
I shall be released
このブログをマイページを開いていたら、雨が降ってきた。突然のようだけど、ずっと曇り空だったのだから不思議もない。
雨の音が強い、そっか、、もう冷房を使わなくて良くなったからどの部屋も窓を全開していたのだった。
雨の音が好き、洪水ほどになっては困るが、雨がいろんなものに落ちて、ぶつかっていろんな音を出している、それが心地よい。
今日は優秀な後輩君の打楽器のリサイタルを聴きにいく予定だったけど、昨日突然の激しい腰痛で、今日はだいぶ回復したけど大事をとった。
それと、日々、音いっぱいの中にいるせいか、最近は本当に聴きたいものへ出かけるようにしている。後輩君の音も興味津々。でも激しい打撃音連打に、私の体は今日は無理そう。
書ききれていないけど、先週の土日もコンサートに出かけた。アマチュアもプロも関係なく、これは聴いてみたいと思うものへ、、そして、一度入ってみたかった青山の能舞台研究所、(能舞台は何度か経験しているけど)いい空間で三味線を聴いた。
それで、今日は、雨の音を選んだ、、
そして今月依頼されているコンサートで弾き歌う曲を自分用の楽譜にしてみた。東京ブギウギ、、以前から弾いてみたかったし、朝ドラともタイムリー、よーしやってみよう。
服部良一恐るべし、、楽譜を書いてみてわかった。この旋律、和音、リズム配置(特にイントロ)、知っていたようで知らない、未知数いっぱいの曲だった。朝ドラも楽しみ。演奏するのも楽しみ。
友人がくれた薔薇が花壇に咲く