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2024年4月の投稿

2024年4月27日 (土)

5月1日のライブへ向けて

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4月の初めのコンサートでいただいた花、、朽ちていくこの時がまた好きです

華やかさから衣を脱いで、花弁の一枚一枚に独特の色調を浴び、それらが今は、とてもとても高貴にさえ感じます。色褪せる花色なのか、より深さを増す色となるのか、それは見る人によって受け方は異なりましょう。

以前、映画の名前は覚えていないけど、売られている切花ではなく、野の花を部屋いっぱいに、茎さえも切らずに飾っているシーンに圧倒されました。生きている証、野に生きる強さ、、自然のままに生きる、、

いつかそんなふうに裸足で土に立っていた子どもの頃に戻っていくような時間に生きてみたい、と思うようになりました

そんな日が来るかな、来るように自分は何かをシフトしていくだろうか、何かとは「なに?」だろうか、、ちょっとワクワクします

さて、、次なるコンサートに向けています。気持ちの切り替えとして、いつも部屋の大掃除から始まりますが、こんなにピカピカできるなら、なぜ普段やらないの?と自問する、笑

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そして今朝からの音出し、これまでは「木」をテーマにしたものが続いていた春ですので、ちょっと思考チェンジ中。また、いつもは晴れ女と思っていたけど、ライブごとに雨が降るこの春よ、、これもまた新しい自分の道標と思いましょうか、雨の恵みや雨の温度が面白いように変化することに気づきました。

5月1日には立川市のLaLaLaさんでの演奏です。葉っぱ葉っぱ葉っぱ展の開催中、私のライブは1日の19時から。

思い出した楽器、、雨、、葉っぱ、、今朝から曲が出来上がった喜び。ちょっと一休みしながらのコンサート案内です。

好きな音色が眠っていたではないか、、

是非是非、お出かけください

ゲストは佐藤康子さん、橋爪恵一さん、西崎彩衣さん

(詳細は新谷祥子ホームページのコンサート情報から)

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2024年4月25日 (木)

松源寺様、そして愛に包まれて、、

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 静岡で初の単独弾き歌いライブが終了しました

これまで何度もいろいろな形で静岡県での演奏はありましたが、初めて弾き歌いの舞台をいただきました。

到着するなり、空気の澄んだ「気」の清々しさに触れました。あ、ここは素敵、と思える風の流れ、、直前まで清掃やら、準備に走る友人たち、そして住職さんの優しさ、もうそれだけで演奏への心が、お客様を待つ皆の姿勢の美しさに触れて、うるうるっとなりそうな瞬間でした。

いつもならお配りしないプログラムも紙でお渡しする、ご高齢の方には大判のものまで用意する、主催の友人たちの心配りが演奏への向き合い方を深めてくれました

一人で、全プログラムを2回公演は決して楽ではないけれど、疲れることもなく、すんなり気持ちよく、これがその到着した時に感じた「気」を授けられたことにつながるのかもしれません。

ご来場の皆さまへ感謝申し上げます

さて、精進精進、毎回そう感じて終われるライブは充実しています。

音響、照明、共に誠意を尽くした仕事をしてくださいました。

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住職を囲んでの1枚

私の親友(両隣)が作ってくれたライブ、かけがえのない時間が流れていました

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炎の中で、、(異界みたい、、妖怪みたい?笑)

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夜には外の気配も落ち着く刻、、灯りの効果も嬉しい

 

この日のために特別な幕を本堂に飾ってくれた住職様への感謝

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主催の牧さんのマリンバです。この地で、提携メーカーのマリンバワンを打てた喜び。1台1台に特徴が現れる楽器、響きの深さ、優しさ、、

やはりこのメーカーと馴染んだ歳月があることに、演奏の高まりを感じました

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今回、宿泊できたホテルは徳川慶喜公屋敷跡にあリました。部屋の窓からは竹林の庭が、、ほっとする時間です

 

 

 

2024年4月16日 (火)

5月の出演お知らせ

春の出演が続きますが、立川市のArt Space LaLaLa TOKYO からのお誘いを受けて、「新谷祥子 森の中のマリンバ」5月1日19時よりライブが決まりました。

美術作家さんたちの作品展や、ライブ、講演会など、こちらお空間は緑に囲まれた手作り感溢れる森の中でちょっと呼吸を整えに入り込むと、すっかり馴染んでしまうそんな空間です。今回は「葉っぱ葉っぱ葉っぱ展」が行われる期間の中で、演奏ライブです

私が一番最初に手にすることができた小さなマリンバ、それを運んで、二十五絃箏の佐藤康子さんと、クラリネットの橋爪恵一さん(会場のオーナーさんでもあります)にちょっと共演していただきます。

多摩モノレールの柴崎体育館駅より徒歩2分

以前訪問した時は展示の絵を見に出かけました。LaLaLaのオーナー、そしてプロデューサーのしおみえりこさんは東日本大震災で使えなくなった着物の布地を活用して、素晴らしい再生のアート(衣装やメッセージ布)を国内のみならず世界へ発信されて、よく知られている方です

ということで、コンサート情報でした

追加情報

6月2日の八王子龍見寺ライブへお出かけくださるご予定の方は、早めのご予約をお願いします。昼の部はほぼ満席となっております。夕刻のライブ、スーッと落ちていく夕日と暗闇の中に灯されるお寺の慈しみ、自分と向き合うかのような、これもまたおすすめ時間です

そして、いよいよ日曜日、、静岡の松源寺さんでのライブ、すでに満席御礼ですが、新しい場所へ向かう緊張を抱きながら、今日も練習真っ只中です

以下、立川LaLaLaでのコンサートです

案内とオーナーさんのお言葉を載せます

 

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2024年4月14日 (日)

アレンジのアレンジ

歌詞とコード譜だけで演奏しているオリジナル曲でも、決めたい音型などはガッツリ決める、、と言いたいところですが、やはり生身の人間として、昨日はこう弾いてみたけど、今日は味付けをまた違ったものに、という具合だから、なかなかアレンジが定まらず。朝の気分と夜でもまた違うように、、

煮詰まって、マレット放り出してみることも。

午後はそんなわけで『TUCK&PATTI』をずっと聴いてみた。ギターと歌だけのこのアルバムは、もう近づこうなんて思ったってほど遠いけど、何かどこか、どことなく、自分の弾くマリンバの音のチョイスに似通っている部分もある、という錯覚で聴いているのですが。

気分転換を図りながらも、自分の音の渦から這い上がって、こうした愛聴盤に触れると、ちょっと空の青さ、高さ、にほっとして、、いいじゃないか、自分は自分の音を探求していく、、それがある今、いいじゃないか、と納得もする。

壁の彼等にも共感してもらう、、、笑

さ、もうちょっと練ります。

アレンジをまたアレンジする、これが私の練習を高めていく

好きな曲を打ち、歌って、、聴いていただける場に向かうのだから、、

練習の最中の嘆きなんぞ、一人の呟きなんぞ、、

まだまだ練り直せ!!

では

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2024年4月10日 (水)

6月の龍舞うお寺で、、

今年は静岡の松源寺様での演奏、ご縁いただきましたこと、嬉しいです。早くも昼夜とも完売、キャンセル待ちという嬉しい悲鳴であります。初めてマリンバや新谷や弾き歌いに接していただくお客様が多く、これはまた緊張と喜びのワクワクとホープ満載で向かいます。

たびたび連絡を取り合う企画と主催の友人たちには感謝しかありません。細やかな気遣い、このライブが充分に信頼に満ちたものになる予感、ならば自分の演奏に一ミリでも濃いものを注げるように、選曲も悩みつつ、ストーリー性のあるものになりそうです

そして、恒例の八王子市龍見寺様でのライブ、6月2日日曜日、ご予約が開始されております。今年のテーマは「花」

花がメインとなる歌もありますが、花を言葉に借りたさまざまな世情、愛情、、背景にうっすらと現る花、人と同じ思いを抱くか、、そんな花、

しかし、花は何も語らず、ただ花として、花として、、

だからこその愛しさを抱き、花の佇まい、花の気配がある歌、それらを弾き打ち歌います

常連のお客様も多い中、新しい方々のご予約も嬉しいことです。

お寺続きです、、木造の美しい建築の中に響く木の音、歌の数々をお楽しみください

このブログを読んでいただいた方は、メールでの受付も賜ります

otomadoyoyaku@gmail.com

もしくはこのチラシ内のQRコードもご利用ください(お返事が一番早いご対応となります)

お席数に限りがあるため、お早めのご予約をお勧めいたします

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2024年4月 5日 (金)

Rain Call

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心配の雨、やはりお客様のお足元のことを思えば、散策コースの道は舗装がない土の道ゆえ、、、

それでも来てくださった、皆様のお心に感謝いたします。

この日、私のプログラムの1曲目が「Rain Call」雨を呼ぶ、というタイトルですから、うーむ、シャーマンでもないし、私のせいでもないけれど、本当に雨が降りますと、やはりこの曲かな、、と思わずちょっと罪の心

しかし、昨年の陽気と風のいたずらによる音の数々に比べて、この雨は窓を閉めて重い雲の下に人々が集って、木の音を聞くというシチュエーションは悪くなかったようです。まず、部屋の中にはしっとり木の湿り気、外には洗われた瑞々しい木々を眺められる、、それがむしろ全体のライブの落ち着き具合を醸し出し、写真の通り裸電球が神々しくさえ、、

そして楽器の位置を工夫したところ、木造建築への反響が素晴らしく、昨年には気づけなかった演奏場所の差異にちょっと感激しました。これだけ音って素直な反応をするのだ、という驚き、、人の体と変わらない木の調子、その整合というか、振動のマッチというか、相性とも言いましょうか、環境はこちらが選ばれる、こちらから選んでいるということはない、きっと、、そうなのか、、という発見に慄くというのか、、

NOT I BUT THE WOOD...

このタイトルからイメージしていただくことはお客様一人一人違っていいと思いましたし、私自身の想いが別な視点で広がっていく面白さも、感じたライブとなりました

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私が手にしているもの、これはこの本番直前に出来上がった、ログドラム

製作者は月舞台の大工さん、小泉賢二さん、さすが大工さんの仕事、美しい仕上がり。

この楽器を鳴らしながら開幕したライブです。これから場所を変え、この音を聴いていただくチャンスを作りたいと思います

ゲストの箏演奏の佐藤康子さんの柔らかさ、私からの無茶振りにもしなやかに、同じ方向に歩んでくださる姿勢にはいつも感激と尊敬を覚えます

なんと言ってもスカボロフェアを念願の共演、ちょっとぞくっとしますし、琴の隣にマリンバを並べれば、謙虚さを知るというか、マリンバの特異性など誇張することは必要もなくなり、もう溶け込める音、これはゾクゾクする経験をいただきました

そして、以前のお弟子君、末宗君にはパーカッションで参加してもらいました。曲に対しての取り組みが深い、彼の独奏も試みてもらいました。

どんどん成長していく若い人たちと演奏することも私の刺激になっています

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この日、素敵な花瓶ごと持参して場に飾ってくれた友人たち、雨の日に見た色彩と、自宅で咲く色合いが変化して見える、、なんて新鮮なことでしょう

心で見る色

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ずっと眺めていたい、そんな色彩はありますね

4月の始まり、ありがたいライブの日でした

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