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2024年4月 5日 (金)

Rain Call

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心配の雨、やはりお客様のお足元のことを思えば、散策コースの道は舗装がない土の道ゆえ、、、

それでも来てくださった、皆様のお心に感謝いたします。

この日、私のプログラムの1曲目が「Rain Call」雨を呼ぶ、というタイトルですから、うーむ、シャーマンでもないし、私のせいでもないけれど、本当に雨が降りますと、やはりこの曲かな、、と思わずちょっと罪の心

しかし、昨年の陽気と風のいたずらによる音の数々に比べて、この雨は窓を閉めて重い雲の下に人々が集って、木の音を聞くというシチュエーションは悪くなかったようです。まず、部屋の中にはしっとり木の湿り気、外には洗われた瑞々しい木々を眺められる、、それがむしろ全体のライブの落ち着き具合を醸し出し、写真の通り裸電球が神々しくさえ、、

そして楽器の位置を工夫したところ、木造建築への反響が素晴らしく、昨年には気づけなかった演奏場所の差異にちょっと感激しました。これだけ音って素直な反応をするのだ、という驚き、、人の体と変わらない木の調子、その整合というか、振動のマッチというか、相性とも言いましょうか、環境はこちらが選ばれる、こちらから選んでいるということはない、きっと、、そうなのか、、という発見に慄くというのか、、

NOT I BUT THE WOOD...

このタイトルからイメージしていただくことはお客様一人一人違っていいと思いましたし、私自身の想いが別な視点で広がっていく面白さも、感じたライブとなりました

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私が手にしているもの、これはこの本番直前に出来上がった、ログドラム

製作者は月舞台の大工さん、小泉賢二さん、さすが大工さんの仕事、美しい仕上がり。

この楽器を鳴らしながら開幕したライブです。これから場所を変え、この音を聴いていただくチャンスを作りたいと思います

ゲストの箏演奏の佐藤康子さんの柔らかさ、私からの無茶振りにもしなやかに、同じ方向に歩んでくださる姿勢にはいつも感激と尊敬を覚えます

なんと言ってもスカボロフェアを念願の共演、ちょっとぞくっとしますし、琴の隣にマリンバを並べれば、謙虚さを知るというか、マリンバの特異性など誇張することは必要もなくなり、もう溶け込める音、これはゾクゾクする経験をいただきました

そして、以前のお弟子君、末宗君にはパーカッションで参加してもらいました。曲に対しての取り組みが深い、彼の独奏も試みてもらいました。

どんどん成長していく若い人たちと演奏することも私の刺激になっています

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この日、素敵な花瓶ごと持参して場に飾ってくれた友人たち、雨の日に見た色彩と、自宅で咲く色合いが変化して見える、、なんて新鮮なことでしょう

心で見る色

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ずっと眺めていたい、そんな色彩はありますね

4月の始まり、ありがたいライブの日でした

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