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2026年2月の投稿

2026年2月28日 (土)

2月の日々

1月も早かった、、2月はもっと早く終わってしまう。

あれよあれよと、ぐるぐる思い巡らしては、何をしたのだっけ?というくらいに。

その中でも、2月15日の伊丹アイホール、閉館前の一大イベントにて音楽制作、荷をおろしたばかり、、終演と同時に安堵感、アフタートークのことなどすっかり忘れていて、あ、そうだ、まだちょっと出番あり、と焦った瞬間。

13年ぶりのホールはそれほど古い感じもせず、まだまだ多くの演劇が行われてほしい匂い、空気を漂わせていました。ホール前の公園、樹木はそのまま、それだけが時が止まったかのように懐かしさに満ちました。

北村想さんと並んでのアフタートークは打ち合わせもないままでしたので、何をどう話したか、、もう忘れてしまったものの、なんだか楽しい時間でもあったことを思い出します。

ホール入りは前日で、ホテルから向かう空色を思い出します。これから行われるリハーサルや本番のこともあるけど、それより、自分のことを考えて歩いていました。随分と長い間、音楽に関わって創作して出番をいただいて、長い細い道を歩いているかのような、、それで、今この場所にたどり着いている。

なんでもない1日に過ぎないはずだけど、体は確かにこの地にいて、心身の準備はある、当たり前のことでありながら、この普通と思えることの大きさ、幸せ、道の先に何が起こるかさえわかっていない未知数の時間を生きながら、音楽を任されてそこに立つ、自分の軸とする棒を一本、携えて、ただそれだけの材料を道連れにして、こんな危うい道を歩いてきたものだ。

大袈裟でもその日の朝は、そんなことを考えていました。

この日、立ち上げた音、何処かから繋がって生まれてきたことに変わりはなく、この音をまた私は軸棒にして、いや、一度全て忘れて、、次なる景色を見たいと思うのか、、

そんな感触が湧き起こっていました。一回全てを忘却の彼方へ、、そうしたエネルギーを放つ、そんな瞬間瞬間が音楽にはある。どこかでそのことに救われてきたのかもしれない、、、

世界にこの物語「寿歌」のような荒野があるのか、あってはならないのか、すでにあってしまったのか、、結末を知ることより、希望で繋ぐ演劇、語り、そこに奏でる音楽は、何かにシンクロすることより、台本を尊重しながらも、真っ新な筋書き(音符)で繋ぎたいと思った次第です。

遠方からも多くのお客様、ありがとうございました。

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「かたり寿歌とマリンバ」

演者の船戸香里さん(右)、演出の高橋恵さん(左)

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ありがとう。刻めたこと、感謝

 

 

 

2026年2月 3日 (火)

「寿歌」で演奏する曲たち

2月15日に伊丹アイホールで開催される「かたり寿歌」

私は音楽担当ですが、いつも終演後にセットリストを公開するとか言いつつ、ライブや公演などが終わった後というのは、なんだかやりきった充実感と、そして抜け殻のような時間もあって、それが最近は半端なく、正直思い返すという仕事がなかなか難しい、、ということに気づき、それならば、本番前の勢いのある時間に少しでも曲の紹介くらいはしておこうという気分にシフトしました。

この北村想の寿歌を一言で説明するには難しく、状況はかなり深刻なのに、その物語を深刻に仕上げていない創作物というか、台詞の掛け合いがお祭りのお囃子なのか、これは、、とか思う瞬間もあるし、、しかし、やはり人間の求めるもの、「美」「温和」というものに焦がれる渇望がずっと渦巻いては胸が苦しくさえなる、、というような、これ、音楽を作る側には、いやオリジナルはもちろんですが、今回は世界の名曲を借りたり、即興、衝動的要素にもかけてみたり、、かなりのアドヴェンチャーであります。

でも少し、選曲を紹介します。これらをどう演奏アレンジするか、決めたと思った内容も今朝にはまた手を入れています。

ジャケットアルバムなどで紹介していきます。

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パットメセニーの「トラヴェルス」

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泉谷しげるの「夜のかげろう」

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北村想詞 新谷祥子曲「火の粉のごとく星に生まれよ」

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新谷祥子「クレッセント」

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バッハ、ゴルドベルク変奏曲

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ウナセラディ東京

など、、この他にもたくさんの曲、音紡ぎます。

そうそう、ハチャトゥリアン、ヘンデル、バルトーク、、

この選曲たちだけでも、いったいどんな講談なんだい?と思われますね。ええ、もう本当に本番に立ち会っていただきたい思いでいっぱいです。

もちろん、どの曲も挿入的になることが多いので、フルバージョンではありませんが、ゆえにアレンジのやりがいは深いものがあります。

伊丹アイホールで40年前に初演したと言われる「寿歌」

私が2013年に音楽制作でやはりこのホールで関わった「寿歌Ⅳ」

そして2026年、講談として1人で3役を語る船戸香里さんと、私、新谷との二人舞台、ここには新しい意味での「寿歌」が蘇ると信じて取り組んでおります。ご期待ください。こんな時代に、この物語がリアルに響くのか、それとも異次元の世界と受け止めるのか、それは観る人に委ねられそうです。

2月15日 14時開演

アフタートークには作者北村想さんも登壇。私も予定ではそのアフタートークへ並びます。

当日券もございます。

通常のライブ、コンサートへの取り組みとはちょっと視点も意識も異なる時間、、におります。

なにしろ、あの印象的なアイホールに再び立つこと、そしてこれが閉館前の最後の「寿歌」であること、、

心込めて、、祝ぐ、寿ぐべき世界に立ち向かいます。

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