カテゴリー「日々のこと」の148件の投稿

2023年11月28日 (火)

ありがとう母校

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何年振りかな、母校での演奏。今回は5、6年生への講話、全校児童への演奏会。

パワーポイントで自分の小学校時代から現在の仕事の様子までを紹介しました。

普段作る大学のパワーポイント資料ではないし、たくさんの視点で小学生に向けたわかりやすいトーク式を作ってみると、あれれ、これは予想以上に楽しい作業でした。身近に感じてもらえる内容、そしてワクワク周りを見つめたり、ちょっとチャレンジもありだね、、というムードのものかな、、クイズ形式、児童と対話型を試みました。

みんな楽しんでくれたかな。

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6年生にはちょっと楽器に触れてもらいました。

本当は一人一人に打ってもらいたいけど、全校生徒、、今回はごめんなさい。

青森のツアーは、これまでになく盛り沢山。他にも3つの出番、取材、、

でも全てが気持ちよく運びました。

これは、最終日のホームライブ

今回セッションしてくださった方は

絵のピカタさん

舞踏の福士さんとは寺山修司と浅川マキの歌でコラボ

そして、なんと長年眠っていた父がオーダーしたであろう、木のオブジェを舞台美術に。。

その写真はまたあらためて、、

ホームライブのセットリストもまたあらためて、、

ご来場、ありがとうございました。

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2023年11月11日 (土)

これからもずっと、、

昨日、、

ひとつ齢を重ねる喜び、と同時に、思慮する時間でもありました。

母が生きてくれたその年齢になった、そう思うと人生の儚さに慌てふためくような気持ち、と同時に、ここまで生を受けて日々を紡いでこれたことの奇跡、、ありがたいことだと思います

母の生きてきた時間というのが、ここまでであったのかと思うと切ない。でも日々思う両親の時間、そこと平行線に考えてきた自分の生活のあれこれ、、

まだまだ生命の行間を彷徨いたい、そういう強い意思のようなものを抱いたかのように、しかし無念にも病院のベッドに横たわっていた母の動かぬ身体、思い返すことは辛いけれど、でも、昨日はちょっと違ったのです。何かが違って自分を迎えました。

母が父が見なかった彼らのその先の人生、、ここからは、私は両親の時間指標、平行線を持たずに生きていく、、

生命は個に宿るものではあるけれど、両親から繋いだ私の血の流れは母の生きた時間にいつも沿ってもいた脈動、、これからは今ここにいるよ、と呟きながら、その未知なる「時間」というものの上を歩いていくような新しい生命体の自分、そんな気持ちがふわっと降りてきました

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ブラームスの歌曲は地味だな〜〜と思うことが多いけど、なぜかこの音大校舎の壁に描かれている曲「我々は彷徨い歩いた」が好きです。

優しく包まれます。母をちょっと思い出すような曲ですから、、

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明日はまた水辺に行ってみよう、、寒いかな

今日は長く完成できなかった1曲がなんとか仕上がりました。それを何度も何度も歌っての土曜日でした。

これからもぽつりぽつり綴ります。

 

2023年10月 1日 (日)

10月は日曜日から

このブログをマイページを開いていたら、雨が降ってきた。突然のようだけど、ずっと曇り空だったのだから不思議もない。

雨の音が強い、そっか、、もう冷房を使わなくて良くなったからどの部屋も窓を全開していたのだった。

雨の音が好き、洪水ほどになっては困るが、雨がいろんなものに落ちて、ぶつかっていろんな音を出している、それが心地よい。

今日は優秀な後輩君の打楽器のリサイタルを聴きにいく予定だったけど、昨日突然の激しい腰痛で、今日はだいぶ回復したけど大事をとった。

それと、日々、音いっぱいの中にいるせいか、最近は本当に聴きたいものへ出かけるようにしている。後輩君の音も興味津々。でも激しい打撃音連打に、私の体は今日は無理そう。

書ききれていないけど、先週の土日もコンサートに出かけた。アマチュアもプロも関係なく、これは聴いてみたいと思うものへ、、そして、一度入ってみたかった青山の能舞台研究所、(能舞台は何度か経験しているけど)いい空間で三味線を聴いた。

それで、今日は、雨の音を選んだ、、

そして今月依頼されているコンサートで弾き歌う曲を自分用の楽譜にしてみた。東京ブギウギ、、以前から弾いてみたかったし、朝ドラともタイムリー、よーしやってみよう。

服部良一恐るべし、、楽譜を書いてみてわかった。この旋律、和音、リズム配置(特にイントロ)、知っていたようで知らない、未知数いっぱいの曲だった。朝ドラも楽しみ。演奏するのも楽しみ。

友人がくれた薔薇が花壇に咲く

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2023年8月22日 (火)

誰かがやってきてくれる夏

実家ではゆっくり一人で過ごす、ということでもなくなっています。

人と一緒、誰かが来て、何かを一緒にやったり、やらなかったり、でも、一人時間でというふうでもなくなっているな〜

それだけ、夏は時間の流れも早く、活発で、自分が元気で、誰かを迎えて、見送って、、

ということで、今週はまだ東京での仕事、来週には本当の意味で「いつもの一人夏休み」となります。

ねぶた練習から囃子方4日間出演で打てたぞ、、があり、青森市平和公園での野外劇あり、じっくりお盆あり、実家で初の企画、講談とマリンバの公演、大盛況となり、ありがたいことが続いておりました。

およそ一月で3000キロ走行した、愛車くん、ありがとう。私を安全に友を安全に運んでくれました。

こちらの写真は、友と歩いた七戸城跡、姫塚に降りる友に、暑さで動かない自分が手を振っている、、自分も歩け、、ですね。

十和田市の草間彌生庭園、夕刻にはしゃぐ。

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2023年2月 1日 (水)

森へ行こう

ちょっと先ですが、4月に演奏する場所へ、、

昨日まで体調を崩していたので、もうそろそろ外気を浴びたくなり、花を買い、空を見上げて、

枝の強さよ、、

樹木の静謐さよ、、

坂道の切り株、打ちたくなる衝動。

ちょっと腰掛けようか、

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風の揺らす音を聴いて、光が追いかける、何かを、

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この階段の先に、、、何を想うだろうか。。

今日のひんやりした空気よりは穏やかになっているだろう、その隠れ家のような優しくおいで、と言う、屋根

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誰もいない時間、インスピレーション、声、木、人、石ころ、葉っぱ、、

一人旅をする時間が待ち遠しい。

誰かがそっと聴いてくれる空間を創り出せるかな、、

 

2023年1月11日 (水)

フワッと、故郷。

正月の墓参り時の花は雪に埋もれて、、再び1週間後のお墓参りは雪にそのまま百合とカーネーション、お線香も真っ白な雪の上です。

江戸末期あたりからの古いお墓が3つ、そして母の代で作ったこの新しいお墓が中央に、古い方はすっぽり雪に覆われてしまいました。小学校1年の時に十勝沖地震で倒れた墓石を、父と翌日直しに来たことを鮮明に思い出します。他のどの家の墓石も倒れていたあの風景、子どもながらに自然災害の怖さに直面したものです。父が真剣な表情で一つ一つを起こしている姿、寡黙だった父が静かに一人で作業している姿。お墓って大事なものなんだと感じさせてくれたこと、うっすらと、、

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さて、3日間のホームライブ。数年前から継続してきた家に人を呼んで行うというこの形式。お正月に企画するのは初めてでした。

どれくらい雪が積もって、風嵐などであれば、やはり家に来ていただくことは難しいかもしれず、判断もできないままお誘いしていましたが、こちらの心配をよそに、3日間は雪も止み、皆さん明るい表情でやってきてくださり、ほっとしました。ありがとうございます。

生の音、そばで演奏が聴ける、これは贅沢だと叫んで帰って下さった方も。これを継続してくれてありがとう、という声が今までで一番多かったライブでした。正月はむしろ家に閉じこもっているから、こんな機会は最高だと言ってくれた友人は常連。音の調整(音響)、選曲、トーク、声の使い方、などこれまでよりは自分でも充実した内容ではあったけど、いやいや、精進精進。

家であろうが、心の準備、音の準備はハイステージであることに違いありません。小さな空間にもさまざまな計算を施して音を鳴らします。それらが少しばかり調整可能なレベルをもちえてきているかもしれない、と感じたライブでした。

2日目は八戸市から打楽器奏者の佐々木啓恵さんが聴きにきてくれて、アンコールは飛び入りでお願いしました。私のカホンを素晴らしい音色で奏てくれました。故郷に打楽器仲間がいることは心強いですね。

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家での過ごし方、じっくり本を読みたいという気分はありながら、やはりこの体を使いたい、音を奏でたい、人を迎えて分かち合いあい、自身の弾き歌い、創作を継続する磁場としてもう少しその先に何があるかを知ってみたい。。。好奇心ゆえのライブ活動かもしれません。

東京に戻る日、駅ピアノでわが町の小唄を即興的に弾きました。友人のR子さんが動画を撮ってくれました。私のフェイスブック、インスタで流しておりますのでご覧くだされば嬉しいです。

新幹線に乗車する束の間、時折即興して5分くらい弾きます。自由です。そして誰も気に留めない感じのこの駅ピアノで、ぽぽろんと自分を開放してみます。いいですね。

先日はここでラジオ体操の伴奏ピアノを弾く女性がおりましたし、前回は中学生のショパン。母親が厳しい表情で眺めている、、これも一つの駅ピアノ風景なのでしょう。私は自由、、もっと自由に、、即興します。風に流れていくような、いや、風がさらってくれるような音を奏でたいものです。誰かと連弾もいいな、もちろん、それも即興で。フワッと、今日も。

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2023年1月 1日 (日)

happy new year 2023

元旦の夕方から新しい雪が舞い始めました。

みなさま、あけましておめでとうございます。

今年の一人おせちは、いつもの具沢山茶碗蒸しと黒豆と巻き寿司、だし巻き卵、そしてお煮しめは短い滞在の実家では多くは作れず、友人や親戚から分けていただきました。

普段作っているものとあまり変わらないメニューのような気もしますが、いつもより丁寧に。食材を普段よりレベルアップ。そりゃあ、気分も味も違う、って当たり前ですね。黒豆煮は静岡の友人が昨年2度も送ってくれました。煮込み加減、味深さに感動したことをきっかけに、自分でも作るようになりましたが、まだまだ友人の味には近づけない。

外は時折強風、、この音を聞くと幼少期を思い出します。木造の古い家に吹き付ける風、、このままどこかに飛ばされていくのかな、と怖いながらも凍てつく外気のあの純で濁りのない漆黒の空と相舞って、私はどこか呑気で、地上のこの白い世界の中にいれば、私は守られ穏やかだとさえ感じていた。

もう戻らないだろうか、あの時間。

さて、大晦日は画廊の猫ちゃんと一緒の時間。穏やかにすぎる時間。晴れやかに進める気持ち、それを大切にその瞬間に感謝したいと思います。

どうぞ、皆様もお健やかな2023年でありますよう。

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2022年12月11日 (日)

ぬくもり

静かな緑、、

静かな朝、、

裏手の丘を歩く。

随分早くから起きていたので、朝陽がもうこんな近くまで、、

柔らかい日差し、はかなきその光も、束の間ゆえの美しさ。

なおも何処からか鳥は囀る。

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私が世に音を発信した若き日から、気にかけてくれた人があちらに向かわれてしまった、、、

丁寧に仕事をしてくれる人でした。まだまだ、これから一緒にという時間だと思っていたのですが、、

柔らかな日差しから、何かを囁いてくれたようで、、

ひとときこそ、大切な滴を小さな葉っぱに含ませながら、音の輝きをすくいとって、そして作品にする、、

教えていただいたことを宝として、、

合掌

 

 

 

 

2022年10月20日 (木)

仕事場

早朝ドライブ、仕事場に到着は7時過ぎ。

すぐにドラムチューニング。ちょっと体操。コーヒーをぽとぽと、、

鳥囀ってる。ようやくお日様巡った10月。学園祭の準備のテントが鮮やか。

芝生を少し歩いて、自分自身も土と空の間でチューニング。

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こちらはサンバリズムで使うスルドの代わりに使用するトムトム。ウッディで音も良し。

大きな部屋で太鼓を打ちながらちょっと口ずさむ。

なんて気持ち良い時間。

昨日は一日中地下室作業でマスク。体調凹みそうでしたが、今朝の空気が新しい自分を呼び戻しました。

身体も太鼓も陽を欲す。

さあ、元気だして元気だしてGO~~~

 

 

 

2022年8月30日 (火)

秋へGO!

聴きたいコンサートに連続で出かけています。リズムを聴くことは体を元気にします。一つのカタルシス効果もあるかと思いますが、それは「好きな」リズムを体に馴染ませる、その一つとして、私は青森ねぶたの囃子方に参加できていることは心身への影響は大きいと感じています。

そして、「聴く、じっと集中して聴く」がいいようです。リズムと旋律が旋回する調和、たとえば、運転中によく聴くのは「ジプシーキングス」です。運転中はじっと、というわけにはいかないので、気分を落ち着かせてくれる音楽、そこに安定したリズムが流れていることが必須。穏やかに走行できるのですね。

長時間の運転には音楽のチョイスが結構大事です。他にはUAKTIを聴きます。楽器の音色、それ自体を美学としている創作楽器、打楽器奏者としてはこのサウンドを知らずにいられない。と、ここまでなら世界中に創作楽器の表現はたくさん存在しますが、UAKTIはその音の選び方、配列にまず全身が震えます。モーツアルトもフィリップグラスも、この世にすでに存在する音楽でありながら、それはまるで新しい小窓を開けるような玉手箱を胸にいただくようなサウンド。これは演奏法を知っているだけではなくて、多層に音楽の魅力を引き出す技とセンスに満ちていなくてはと思わせる音楽です。

もし、自分に新しいバンドメンバーのオファーが来たら、(夢、夢、夢)迷わず、私はUAKTI、目指すんじゃないかな。。笑

さて、秋、新しい音楽ダイアリーが始まります。

金曜日はクセナキスの打楽器音楽。土曜日はディズニージャズ。

日曜日には小型マリンバを置いていただいている場所へ、、小さい子が静かに歩み寄ってきました。。Img_6493

ここでも一つのダイアリーが生まれています。さあ、心を高めて、穏やかに、ゆっくり。

今日奏でる音、自分の耳をしっかり自分の体をチューニングする日々に努めます。

 

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