カテゴリー「読んだこと」の32件の投稿

2018年11月18日 (日)

儚さゆえ、、

まったくもって便利な時代。

読みたい論文などは、ネットから簡単にアクセスしてプリントが可能。
先日関西の国会図書館を訪問するチャンスがあったけど、多くの資料がそこに保管されていると知っても、ネットの簡単検索は問題外として、個人が時間をかけて練りだして論集とした汗の紙面をこうも簡単にネット上で探し、読める、印刷し得る、、、
これでいいのかな、と思いながらも必要な書類を家の机の上で用意できたということだけで、
不思議な充足感もある。人間て勝手。

でも本当に欲しいものは購入します。
打楽器関連ルーツに関するものは見つければ必ず、そして、リズムの優れた研究本は必ず購入しているので、打楽器専門書ラックは青森と東京に分けて置いています。東京の小さな空間には本の置き場所がなくなっているのですが、青森に置いている古い資料を読みたくなる時は、ちょっと不便。でも仕方ありません。

最近はマリンバとマラカスの歴史を紐解く貴重な文献と出会いました。
フィールドワークはなかなかに資金もかかるため、最近はあまり遠出はできませんが、現地で暮らした研究者の文献は貴重すぎる資料です。
私は基本は全て演奏や創作への起動、という意味でこれらを学びます。学術研究としての余裕があればそれはそれで発表物になる喜びもありますが、どうやらそこまでの忍耐と技術をもっていない、、ならば、やはり創作への伴侶として自分の横に置きたい資料の山。

その一つに、舞台演出の裏側を知る、という関心も大きな位置づけ。
かつてエジンバラで観た日本の演劇に感動し、帰国後はその舞台美術の朝倉摂氏の著書から離れられない時間がありました。実際に朝倉摂氏とあるパーティでご一緒できて、その時の感動を伝えることができました。嬉しいことに、その巨大で大量の襤褸布で作った見事な美術について、ワイングラスを持ちながら私に少し会話を向けてくれました。

70年代にはロックンロール、クイーンが世界を席巻していた頃、私は中高生時代。
吹奏楽の先輩からその存在を知らされていたけど、実際に耳にするチャンス、目にするチャンスなどはずっとあとから。
そして、ここにきて、「ボヘミアンラプソディ」の映画である。
観た人はそれぞれの感想で、きっと蘇った名曲を聴いている、に違いないけど、私自身も高校時代に触れたクイーンのビート、あの声の響き、あ、これのことだったのか、、と好きを認識できるまで随分な時間がたったけど、、、

そして、そのクイーンのことに関する本。読みもって面白くできている。
著者がフレディ マーキュリーのローディ、だから買いました!!
クイーンの研究者ではなく楽器や舞台演出や総じて裏側を全て仕切った肉体労働の音楽プロフェッショナルの買いた本。

ここにはその筆が、おそらく真実と愛憎と「愛」「懐古」で埋められていたとしても、それでも、そこは専門の目線、王冠をかぶったヒーローの音楽制作の心理を肌で感じたプロの秘密の言葉隠されているのでは、、
懐古どころか、舞台の1秒のスリリングなどが記されている本。
美への追求者。
そのたった1行の歌詞が、こちらの心にドンと置かれて消えようとしない、その重みある歌詞が、どうやってその創造者に生まれ降りたのか、、
貪欲に探りたくなる、、

それは敬愛するミュージシャンと共演する時、常に私に降りかかる、、、
その美しい儚い言葉は、、どうしてあなたに降りかかったのか、、
それを探ろうとする私はなんなのか、、、

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2018年11月14日 (水)

river

ジョニ ミッチェルのCDは以前にもブログに書いていますが、今日はとっても聴きたい気分で、特に好きな「River」を何度も、、、

先日はクイーンの映画、ボヘミアンラプソディに酔いましたが、、、
ここからは新谷の感じるまま、、
クイーンの楽曲は短編小説で爽快、しかし寂寥のロック!
そしてジョニ ミッチェルのギターで歌う1曲1曲は完結した野外劇。
絵画というよりは動く芝居のよう、、

長い詩、自然の川の流れのように滞りなく、いつもそこに流れる、、
今日も明日も、、
叙事詩という人もいますが、私は芝居の語り手が、客席を超えて、ずっとはるか向こう、誰かへ、遠くにいる人へ目で追いかけながら、姿は見えない空間へ、呟いているようにも感じます。

あなたの川へ、
私の川は自然に流れる、、、
そんな風に、歌を作っていきたいなあ、、こんなちっぽけな私も、、歌を書いている今日も。
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2018年8月12日 (日)

新幹線の一冊

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毎週のように乗っている新幹線で、楽しみは本。
先日はドナルド キーンと瀬戸内寂聴の対談本。
今日は草笛光子さんの現在の声、生活、想いに触れる一冊。
迷わず選んだ一冊。(o^^o)

2018年5月 9日 (水)

迫力、草間彌生

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作品を観ているだけではわからない、その知られざる内声、深淵と孤高。

2018年4月28日 (土)

ああ、眩しさよ。

ちょっと読んでみた。
そして、感じたこと。

ああ、この眩しさって、あった、、
ああ、この解きたくても解けようのないような感情の告白、
誰に、どこへ、ともがくような感覚は、やはり
「若さ」の特権ではないだろうか。

このまぶさし、寂しさすらも輝きとして光るのは、これは肉体の若さ、突っ走りも、涙も、抵抗も
全てが、、、あったよね、、、
だから手放しで素晴らしい、、と言えるのだ、このような時間を経てこれた大人には、、
そして、不可解だなと感じる若い人にも、きっと、いつかやってくるのではないだろうか、、
この眩しさ、、、

もう戻らなくていいよ、、
自分にそう言い聞かせて本を閉じたくなったけど、脳や、肉体とは別な部分に「切なさ」

若さってやはり、尊いんじゃないか、若者よ、もっともっと切なき恋を、、、
余計な独り言。
少なくともこれは「萌」小説ではないですね。
先入観は捨てて、私こそ、もっと早く読んでおくべきだったと。
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2018年3月 6日 (火)

カラダの本

体を使う、演奏やリズムを感じる時にの話ですが、、

ある一部を使う、全体を使う、相互関係で使う、観念的に使う、
この全てを重要と考えています。
ですから体に関係する本を読むことが好きです。
健康本ではなく、もっと演劇的身体法のカラダ、、
タイトルに惹かれて買って、まだ読んでいない本が多いのですが、繰り返し読みたくなる本は友のようなもの。
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2018年1月 9日 (火)

痛快、爽快な一冊

最初に読んだのは1984年頃。2018年の今読み返してみても、日本の音楽状況は80年代となんら変化もないのではないかしら、と感じます。痛快、豪快なペンタッチに惚れ惚れします。
これが男性の著述ならあまり感動はしないかもしれず、小島美子氏の優しい品のいいイメージの方が敢えてイジワルいタッチだからハマります。決してイジワルな話はお書きになっていませんが、事実をコンパクトにビシッと、痛快。

日本のクラシック崇拝的教育を批判の項も多く、また、自然な行為として歌をうたう、その本質的な部分に深く触れています。

お堅い音楽書ではありませんし、音楽専門の狭き分野人で読むようには書かれていません。時に抱腹絶倒!
音に触れて感じるままを、こんなにストレートに言える、書ける、ができる音楽人、いや、女、になりたし。見習いたし。

…にしても、こういうしなやかな爽快な音楽書に最近はなかなか出会わないなー。なんだか難しすぎたり気取りすぎたりでつまらない。

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2017年11月30日 (木)

実家での取材

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取材申し込みを受けたとき、まだだもう少し軌道に乗ってから、、と思っていましたが、家で取材を受けることはなかったし、ホームならではの音の場の様子を知っていただくには良い機会かもしれない、と記者さんに入っていただきました。

とても丁寧な取材をしてくださいました。以前から私の音を聴いて活動に関心も持ってくださっていた記者さんの目と耳が、言葉を紡ぎました。
新聞というのは年齢もはっきりと表示されるし、記者の感想というより記者さんの目でみた真実がそこに写し出される内容。
ある意味、こちらも「今自分は何をしているのか、したいのか、していきたいのか」という思索を練られる時間をもらう、、鍛えられる、、記事にしていただくことなんて人生で何度あるかというくらい、それは特別なことでもあるし。
自分という 側面、幅、奥行き、まだまだ尺満たさず、、を知ることは常なれど。
ホームコンサートはスタートしたばかり。記念的な取材。大切にしたいページです。
デーリー東北新聞社、デジタルにも掲載されていました。
こちらです↓

2017年6月 3日 (土)

音大時代にマリー アントワネット

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絵葉書を受け取ってハッとしました。
遠藤周作の小説マリー アントワネット、上下巻を何度も読んだ音大時代。
あまりにハマりすぎて、1番仲良しだったクラリネットの同級生にもプレゼントした記憶。
驚いたに違いないけど。いきなり長い長い小説本をプレゼントするなんて。

何がどうしてマリーアントワネットに行き着いたかは謎、でも一枚の絵葉書の翳りと威光を見て、あの頃、私が憧れていた古典的な重厚な薫り、当時出会ったフランス音楽作品の気だかさ、だったのか、
本を差し上げた友に偉そうにも私は
これを読めば演奏に役立つよ、なーんて添えた言葉まで思い出しました。

若気の至り。
実家の書棚に置いてある上下巻、この夏また読んでみようと思います。


2017年6月 2日 (金)

読み味わい

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何度も繰り返し読んでいる本です。
著者がご存命のときはステージでスクリーンで語るシーン、番組などたくさんありました。
若い頃に難解だと感じたページ、今はすーっと読み込めるし、音楽文化人類の分野、とりわけ民俗と音楽、楽器にと興味を覚えた始まりの日々を思い出します。

ついついお弟子ちゃんにも読みなさい! と語る私。
聞けば最近本というものを読んでいないとか。
大学図書館に行っても確かに学生はポツリ、も寂しい光景。

以前ちょっとやったことのある読書会、
やっぱりやろうかな?
専門分野のページ指定をして意見交換会。
誰と?から考えなくちゃ。

立ち寄った立川市高島屋のジュンク堂、本好きな私でもこの広さにはクラクラ。
カフェには☕️
本語るご婦人組

コレコレ^ - ^