冬支度
11月、長い留守であったにも関わらず、植物たちは耐えてくれました。室内ばかりでは空気の流れが止まってしまうので、程よく陽を浴びれる場所に置いておりました。まだ外で待機する緑たちもおります。
冬支度の始まり。昨日は床拭き。窓拭き。結露シートを貼ってみたり。12月はプライベートパーティなどの演奏もいつになく多くあります。新曲も控えているけど、掃除は何より心を前に向かわせてくれる魔法。いや、普通のことなんでしょうけど、昨日は暖かい東京郊外、窓を全開で夕方まで過ごせましたから、掃除日和といたしました。
土曜日はお誘いを受けた展覧会とライブへ。
その会場は、池上本門寺のすぐ近く。これまで一度も参ったことのないこの寺院を散策しました。
江戸時代の梵鐘というのを見るのはかなり貴重なことのようです。戦火も浴びた鐘、文化財として手厚く保護されていました。
寺院では必ず梵鐘を拝みますが、鳴らされることのない梵鐘というのもそこには歴史的な理由、背景があるようですし、また時代の変化でオルゴール装置で自動的にデジタル音がなるお寺もあります。生で聴く梵鐘、、日本がこの伝統を取り戻したなら、きっと日本の風景は変化するだろうに、と無い物ねだりのようなことを考えてしまいました。
本門寺は坂の上、広大な敷地、ここで野外ライブなどを行うことも多いようですし、いつかまた再訪したい場所。
そしてここの本殿寄りの梵鐘は年末年始に鳴り響くことでしょう。今年もあともう少し、、
大小さまざま、自身にも激動の1年であったことは間違いなく。しかし、激とは言わず、平然と何事にも穏やかに立ち向かえる心身でいたい、そういうことを教えられた1年であったと思います。
このブログを読んでくださる皆様、日々の時間をともに、温かく過ごしてまいりましょう。
感情を抑えることなかれ、、
感情に負けることなかれ、、
感情を作り出す感性を忘れることなかれ、、
新谷祥子