Forest_Marimba
この春に関わっている緑のアート、峠の美術館春祭りの終盤でリクエストいただき、野外ライブを行います。
タイトルは
森を聴く、風と奏でる
FOREST_MARIMBA
形を決めたライブではなく、この企画に関わった出演者たちがフリーに演奏、セッション、参加者との音の戯れ、
森の中で自由な集い、音で交わるという主旨のもと、音を遊ばせます。
中心メンバー的に4人の名前をあげていますが、実は初めて会う人もいます。
20代前半のような感覚を思い出します。ゲリラ的であったあの時代、音出しに垣根を持たずに即興などに向かう気持ちが楽しく、そして街角で 聴くジョン ゾーンのサックスのような音に憧れたり、舞踏をする人に即興を求められたり、素材を与えられて自由な発想でそれを扱うことを許されたあの時間、あの場所、、
まだ自分の道すら見えない、音を出すことの怖さも知らない、繋がるという言葉を安易に使う今の時代ほどに「繋がる」ことを必須性と謳う瀕死の社会状況でもなかったような時代、、に、私はもっとフットワークの軽さだけを使って舞い飛んでいた。
それは、、よかった。
軽はずみであろうが、安易であろうが、行動と音出しという自由精神、開放と心身の不安さえない若さにいたこと。
眩しさの中、透明すぎる光の中、遠くは見えていないという未熟さ、その奔放さに疾走するような快感を味わえていたこと。
を、今、思い出します。
あの時と同じ走り方ではないけれど、随分と時間を経てまた初心ということでもないけれど、語法を少し変化させた自分がどんな自由さをまた見つけるだろうか、、素になる、でもゼロではない自分を遊ばせてみたい。