カテゴリー「アーカイヴ」の37件の投稿

2022年5月 1日 (日)

音楽会レポート記事

4月16日のコンサートレポートが紹介されました。

https://jpn.pioneer/ja/corp/sustainability/karadadekikou/archives/report/2022.php

手話を教えていただいての自己紹介。(これが緊張)

鳥の囀りを取り込んでの打楽器小物たちとの饗宴から始まり、丸太太鼓、バラフォン、カリンバ、マリンバ、弾き歌い、、

大型スクリーンには私のトークや歌詞が反映されました。

前半のサポート演奏の2人も写してもらってます。

アンケートにはたくさんの感想、メッセージ。

ありがとうございました💚

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2022年4月18日 (月)

普段通りの気持ちを大切にしたい

客席がフラットの小ホール。打楽器演奏を近くで見て聴いていただくには理想的ではありますが、反響が360度のうねりとなり、演奏する側には試練の場ともなります。いえ、今となってはもうどんな場所も慣れっこですが。笑

それでも、音響スタッフさんの懸命なお仕事も伴って、お客様が入る時間ともなれば会場の空気が変化すること、日常的です。

立派なクラシックコンサートホールのような場所は、天井が高いからお客様が入っていても、空気の流れなどの変化は大ホールで大きな影響を受けることはない(ありすぎると、本番中のチューニングとか変化があり大混乱になりますし)。

しか〜し、先日のような空間では、朝から大勢のスタッフの動きがあって人間が発する微妙な空気温度の差異が次第に空間調和として形成され、それを感じ取った演者、演奏者は演奏中でも敏感に受け止める事項が多い。私は途中でマレットを変えたりはするが、今回少しだけ前進した事項があるなら、それは歌とマイクの関係。マリンバのタッチの調整と同時に、声の調整??そんなことは、弾き歌う生活になってから、多少はあったけど、今回はずっしりと経験値を増やしました。笑

という意味で、とてもやり甲斐を感じるコンサートでありました。

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自分では1枚の写真も撮れず、お客様がフェイスブックにあげた写真です。お客様目線が、私側とちょっと違う感じもあって面白いです。

床の木がちょっと弾力あって演奏しやすかったです。

会場は初めての方が多いのかな?と思いきや、、懐かしい仲間たちがたくさん。うるっとします。本当にありがたいことです。つながりということが今希薄になりがちな時風、、友人と会える喜び。支えられてきたと感じる瞬間。

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若い仲間とも演奏しました。前半プログラムでサポート演奏してくれた彩衣さん。一音一音、大切に弾く姿、なんだかこの日はじわっと、うるっとしました。

この写真は、私の楽器メンテナンスや運搬でお世話になっている会社さんの車。楽器の前でツーショットを撮れず、楽器積み込んだ車に座らせていただいた一枚。

一日一日が過ぎていく、、、

普段通りの気持ちで、そして自分の心観察、終演した時間に引き寄せられる「人」の温かみ。

会場から楽器が去り、人が去り、次に使うであろう誰かの空間は、その日、どんな風が吹くのだろう。

 

 

 

 

2022年3月24日 (木)

たくさんの笑顔

親子さんのご来場、ありがとうございました^ ^

小さな空間に笑顔はじけて、音を楽しんでくださり、もしかしたら、いつもとちょっと違うお子さんの姿など親御さんは発見したのかな。

ナマの音に敏感なる反応のお子さんたち。大人たち。

子どもたちには小さな種まき、私の今できる小さな仕事。糧。手の差しのべかた。

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あらゆる願いが叶うわけではない人生。

でも、願っていたことの一つに近づいたと感じるとき、長い時間はかかったとしても、継続という積み重ねは何か新しい褒美を授けてくれる。


2022年1月30日 (日)

のけぞり演奏に気づく人たち

女性の視点からいただく言葉は時にダイナミックなことを発言してくださる。

抜粋ですが、静岡に住む大切な友だちからの手紙、そしてチャボさんと共演してから応援を続けてくださるビッグママのような存在の眼差し、

チャボさんとの共演を欠かさず聴いてくれる遠方の女性、、いくつかをここに。
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Kさんの言葉抜粋
今日を生きていく、今日を生きよう、さっそく手帳の見開きに書きました。
仲井戸さんの包み込むようなトークと甘いギター、ステキステキ。仲井戸さんによってどんどん進化していく新谷,,


Rさんからのラインメール
長い旅、涙で聴きました。懐かしさ、恋しさに。
新谷さん、チャボさんと演奏する時は身体グルーヴ大変化。


Eさんからのメール(男性)
ゴンドラの唄は新しい風が吹きました。切なく懐かしいけど新しい、なんだ、これはと。


Mさん(男性)
薄雪、手紙、ユニコーン、美しい。
(個人的には自作のコメントいただくことが何よりの励みになりました。あまり書いてもらうことがないだけに、、嬉しい一言メールでした)


そして大きな包み込むような女性、Wさんが書いてくれたライブレポートがとても楽しいので、
そのまま紹介します。


1部 新谷さん
1 薄雪
薄く積もった雪の情景が浮かびます
2 ボンネットバスがはしっていた
ガッタガッタガッタと歌って終わったのですがガッタを繰り返した所に清志郎を思い出しました。
3 ユニコーン
シンガーソングマリンバからの1曲
カッコイイ曲❣️
4 手紙
先月、仙川で聞きました。語りかけるようなボーカルに聞き惚れてしまいました。
5 風が吹いている
戦闘機が空を裂く 
防衛という名の爆音を散らすという歌詞にちょっとビックリ!今を生きる新谷さんならではの歌詞
6 ホームタウン
どうしても歌いたいとチャボの曲をカバー
コタニ楽器、ラディックの思い出話に私の心もざわつきました。
小太鼓にステキな布をかけてスタートしました。
俺のホームタウンをMy ホームタウンにしたり、風のホームタウン、雪のホームタウン、月のホームタウンと言葉を換え、すっかり新谷さんの歌になっていました。
7 ゴンドラの唄
大正時代の歌、とってもステキな歌
なぜ、ゴンドラの唄というタイトルなんだろう?不思議
8 恋に恋して
新谷さんはドドンパ、都々逸が好きと言っていました。最後に言葉がよろめいたところも、またチャーミング
いつか、東京ドドンパ娘歌ってくれないかなぁ

2部 チャボ
1 顔
今夜のチャボの顔もステキ❣️
2 名もなきメロディ
清志郎にこんな曲になったと聞かせてあげたい
3 やすらぎカフェ
チャボがカフェひらいたら行きます☕️
4  ノヴェンバー トラヴァイル
新谷さんのカバーではなく、詩を読んでくれました。ギターと吹雪の効果音がステキ
5 たしなみ
新谷さん登場 ゴングを、演奏してくれました。ゴングが楽器として演奏されるの初めて見ました。軽やかに跳ねる新谷さんが少女に見えました。
6 ディスタンス
タイコのリズムが心地よい。マリンバをのけぞりながら叩くのはチャボとのステージならではの姿
7 サフラン
お花を育ててるチャボの姿、想像してしまった笑笑
8 ???
曲名が出てこない
アップテンポで飛ばすチャボはやっぱりカッコイイ😍
9 おはよう
何気ない日常を、ただ歌っているんだけど、それがじわじわくる曲

3部
1 月夜のハイウェイドライブ
2人の演奏もステキだけど照明もステキでした
2 ピクニックボーイ
曲誕生のエピソードが新谷さんから語られました。
同じ風に吹かれていよう
同じ足跡残すだけ
この一説が好きだなぁ
3 ブルームーン
もう.この曲は本当に2人の代表作‼️
いつ聞いても凄い
顔を見合わせて笑いながら楽しく演奏する2人に嫉妬すら感じる
4 長い旅
今回のライブでの傑作です。本当に今を、今日を生きてる
明日のために今日を生きる
素晴らしい2022年1月19日のための長い旅でした。
5 インスト
いつもはチャボ1人の演奏だけど、今日は2人で演奏してお互いを讃えるかのように聞こえました。

春、秋、冬と共演した2人
残すは夏の共演ですね。
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ありがとう。皆様〜〜。
どうしてもここに残したい言葉ばかりです。
抜粋や全文での記載、お許しください。
もちろん、自分だけに残されている振り返りの孤高時間は底知らず、、しかし、、あのライブはどの音も必然であったことを思えば、この感想の中にも自分を振り返る輝きの時間と思えるわけです。
歌詞(ことば)を投げかけてのステージなら、まっすぐに投げかけてくれる言葉を私はキャッチする責任もあると。
シンガーソング、その意味合いに一つ、駒を進めてみる。
曲のエピソードを語ることを勧められているのも、どこかにチャボさんの生き方を感じながら、そうだ、やはり話そう、このことは話していいのだ、、と思えたこと。新谷的トーク成長。笑

2022年1月29日 (土)

響く言葉たち、ありがとうございます。

ブルーさんのブログです。長年デュエットを聴いてくださる、そして長年、私のソロの旅路も知ってくださる濃いタッチが私を元気づけます。

誰にも自由なるホームタウン、という言葉が強烈に響きます。あの歌詞の中にあるニセモノセトラルパークという言葉に惹かれた私は、少女の頃に描いていたニセモノのお城、、それをいつも思い出すからです。でも実際にはニセモノなんかではなく、近所には自分が信じていた自分にとっての「お城」が存在していたっけ、、

そして長い旅、チャボさんと共演している年月は15年。この長い旅にはいろんな意味があるけど、音の旅を確実に拡大させてくれたチャボさんとの共演は、それ自体が長き旅として実っていることを信じたい。ブルーさんの書く、「2005年からの二人の歴史を長い旅と表現することもできる」というフレーズは、チャボさんの歌詞を借りて自作に取り込んでしまった「長い旅〜チャボさんの言葉を入れたバージョン2022冬」において、もしかして最初からこんな歌でありたかった、、という自分の願い、意思であったかもしれない。それを全く否定せずに受け入れてくれた仲井戸麗市というミュージシャンの大きな器によるものでもあるけれど。2018年に一度こういう形をとった歌い方、、あのまま終わらないで続く旅ゆえ、2022バージョンを産みたかったのかもしれない。

ブルーさんありがとう。

http://blue19812nd.blog50.fc2.com/blog-entry-5337.html

 

そして、チャボさんのファンの方で、いつも素敵な言葉を寄せてくれる芳賀氏の文がまた嬉しく。ここに書かれている、私のマリンバがどんどんシンプルになっていく、ということについて、、すごい発見をしてくださって(笑)これは、自分がようやく「歌」「マリンバ」というものを分かり始めてきたから、、なんだと思っています。今頃、、わかってくるんだから、、これはもう齢60にして新人とはこのこと。嬉しい、、本当に嬉しい文を寄せてくださる。芳賀さんありがとう。


【#仲井戸CHABO麗市×#新谷祥子 2022年 Duet LIVE 音始め】by 芳賀氏

このところ仕事が立てこんでぐったりの日々が続き、配信をアーカイブで見られたのがようやく昨日。でも、やっぱり見て良かった。枯れかけた心がたっぷり綺麗な水を吸った気分。すごく元気になった!

2005年以来、毎年1度は必ず共演してきた二人だが、昨年はコロナ禍で中止。久々の再会だったからなのかどうなのかは解らないが、序盤は二人ともいつも以上に緊張気味に見受けられた。

新谷さんのマリンバは、どんどんシンプルになっている。2005年に始めてCHABOさんとの競演を見た時は、まるで千手観音のように楽器を扱う超絶ぶりに驚いたものだったが、今は(特にソロの時などは)必要な時に必要な音だけを出す、「弾き歌い」スタイルを突き詰めているかのよう。
そして、かつての異国風情漂う音世界から、日本的な情緒への回帰ぶりを一層強く感じた。「ゴンドラの唄」のカバー、ドドンパ風のリズムを導入した新曲などがそれ。

対するCHABOは新谷さん以上にド緊張(笑)。オープニングでは超久々に「顔」を演奏したけど、これは何か意味するところがあったんだろうか?

でも、二人のソロコーナーが終わり、3部での共演が始まると、ここからはいつもどおりの和やかな空気に。時折笑顔を浮かべながら演奏する二人に、こちらの頬もつられて緩んでしまう。

「BLUE MOON」での二人の掛け合いは、新谷さんの超絶テクニックが見られる、このデュオの見せ場の一つ。ああ、これも二年ぶりなんだなあ~と思うと、長くリアルな場でこれを体験していないことに気が付いてしまい、配信も良いけれど、やはりライブの空間で直に見たいなあ―と強く思った。

「長い旅」「MY WAY」、そしてCHABOさんの新曲そのものずばりの「ディスタンス」。この日の共演で選ばれた曲たちは、この2年間で変わってしまった世界に対する二人の意思表示を含むものばかりだったと僕は思う。
CHABOさんも新谷さんも、今だけはミュージシャンとしての刺激的な表現はとりあえず傍に置いておいて、この時代に冷静を保ち、太く、強く、穏やかに生きていくための表現に重きを置いていたのではないかという気がする。
あえていうなら、土の匂いや風の通る気配を感じるライブ。音楽家が僕らと同じ立ち位置まで降りてきて、生活者として音を奏でたように僕は感じた。

この日、MANDALAに飾られていた花は極楽鳥花。その花言葉は「輝かしい未来」だそうだ。
大丈夫。どんなに翻弄されても、僕らはきっと何処かに辿り着けるだろう。こんなにも元気にしてくれる「うた」たちがあるのだから…。

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photos by Mariko Miura

2021年8月20日 (金)

鳥の歌・そこにある空は、、

https://www.thesongofbirds.com/%E8%A4%87%E8%A3%BD-27-shokoa-araya-asuka-1 Img_3191

演奏から随分の月日が経ちました。でも、自分がこの動画を見たのが昨日初という、、

この屋上演奏のマリンバ録音、好きです。録音してくれた方は故人となってしまいましたが、、

新宿副都心近い、東京都中野区の大学の屋上です。上記のリンクからご視聴くだされば幸いです。

井上鑑氏と金子飛鳥氏と共に音の現場にいた貴重な時間でもありました。

こういう時空があったこと、即興演奏、次元を新たに導いてくれる飛鳥さん、遠くのビルがここでは自分の中に穏やかに映ります。

アフガンのニュース、空が写っているそのニュース。その空、、、同じ空。心が張り裂けそうになります。

人が、人として、、空に希望を見上げて歌う、誰もが、違う時空で、

平和を願うこと、願いと音、音と人、人は何をする、、

平和を願う。

願う。

希う、、、

2021年8月15日 (日)

仕事するお盆も、いいね。

いつもなら、東京から離れている時期ですが、、

コンサート、リハーサル、講座と続きます。楽器を積んで走る、バラフォンも悦ぶ!

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都心部の保育園、緑や自然の環境が少なくても、工夫次第で十分に充実する園内の生活を覗かせていただきました。

この日は、マリンバなどは運ばず、自然の打楽器を中心に工夫した内容で園児への内容を。

久々にストーリー仕立ての「木の旅」

驚くことに、園内の木材は青森県風間浦村の木材店から運ばれたもの、青森ヒバ100%とのこと。

床、壁、机や椅子、棚、道具などが全て青森ヒバ、板橋区の保育園にこの環境、こだわりを感じます。

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体ごと聴いてくれる園児の姿は嬉しい。

おしゃべり太鼓(トーキングドラム)を打ち出すと、じーっと、不思議な音空間に耳を澄ます園児たち。

ドレミをなるべく用いずに、音楽以前としての体験を。

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予定より到着が早かったので、朝の園の様子も拝見できました。

私の翻訳絵本「こわす」「たてる」(福音館書店)、が登場している!!

保育士さんたちが、絵本のページに少し解説も加えながら、園児の表情を確かめながら読んでいます。

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20年前の私の打楽器クラスにいた、山下真由美さんが、園長!ご夫婦で開園して10年少しとのこと。

すごいな〜〜保育園を作っちゃうなんて。若い女性と出逢う日々が多くなり(つまり、こちらが年齢を増しているってことだけど)、女性の輝きに接すること、漲るパワーがこちらにも流れてきます。開業する女性たちのエネルギーから学ぶことは多いですね。

写真はプロカメラマンのご主人様。

私の洋服、偶然にもはあもにい保育園の音符と色彩リンクなり。

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2021年8月12日 (木)

マリンバで5度目の国立劇場

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この場所にマリンバを運んだのは、大劇場で4度目、小劇場で1度。

伝統芸能や歌舞伎のメッカで、あまりそこに似つかわしくないようなマリンバという楽器、それを置いてそして弾く、ということができるのは、私にこのチャンスをくださった大御所たちのおかげである。

今回は林英哲氏のお誘いで、以前の全国ツアーの演目、画家藤田嗣治の生涯を扱った「レオナール われに羽賜べ」の中でわずかではあるが、重要な役割で登場させていただいた。英哲さんとはこの場所で2度目。やはり日本の太鼓という企画で、英哲さんや故山口小夜子さんと奏でた。

この演目で参加するのは15年ぶり、、

長いこのブランクを埋めるのは容易ではなく、いや、埋めるというよりはこの時間経過の中で変化した創作の一部を担う責任、その意味に対峙した時間の濃密さ、、

私にはマリンバの意味合いが全く新しい表層でもあったかもしれない。

セッション的な役割ではないこと、その完全に形成された舞台芸術作品の一部になり得る「音」の役割について、とことん考えさせられた本番。

そういう意味で、再演というより、自分には全てがまた新鮮であった。

最後の祈りはエリックサティの音楽を用いている。でも今回は、その和声の微妙な動きを自分でアレンジする必要があった。明瞭に次の和声を引き出すにはサティの音楽をそのまま使うと、情動が薄れるような感じもしたから。

優れた大作曲家の綴った、世に鎮座する和声感覚を、木板のマリンバロールの響きで表現するには、少しせわしない、和音の縦列、そして淡白すぎることに気づいた。気付かされた、、それは全体のシーンをこの音楽で締めくくるという意味においても重要すぎる気づき。

そんなこんなで、ある箇所では音の引き継ぎ和音を削ぎ落としてマリンバを共鳴させた。

以前に何度も聴いてくれた美術の友人が「以前よりずっと良い」という端的に強い言葉でメールをくださった。

ラストシーン、マリンバには照明があたらず、暗闇の中で弾く。これもまた新しいことだった。でも背景の「BGM」ではないということ。

ここで大発見したことが一つ。

マリンバの鍵盤が見えないのは別に平気であったけど、ロールを操作する指が真っ暗で見えない、というのは演奏に大影響を与えるということ。ちょっとびっくり、、そうか、自分は鍵盤より指加減をいつのまにか視覚の一部に取り込んでいるのだという気づき。動揺しつつも、しっかり最後まで弾き続けた。でも、、ちょっと怖い、、真っ暗は、、嫌だな。笑

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英哲さんの稽古場やら、会場の仕込み、リハーサル、本番と連続の劇場通い。高速道路はオリンピック規制やらで、いつもより高額だし、閉鎖された入り口、出口に戸惑っての自走奮闘の日々。でも会場に立っての稽古が何よりありがたい。

これまで出演した国立劇場での楽屋は大部屋、今回は一人の部屋をいただく。しかも〜様書きがない。スッキリ名前で割り当てられる、ああ、これはなんとも緊張を高めたけど(笑)相当にまた嬉しく、思わず写真に収める。

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15年前にこの演目に合わせて考案、デザインされた衣装。林英哲氏のアイディアで衣装さんが縫ってくださったもの、15年後に着れる?

着れた!!!なんの補正もなく!!(ここを強調するお馬鹿な私)

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感染者が多くなり、この本番が消えてしまったら、、そんなことも有りうるだろうと覚悟はしていたけど、奇跡的に生で本番を終えられたことは幸せです。思いがけず多くの音楽仲間が会場にいてくれたとを知ったのは公演後、、それもなんだか嬉しいことでした。

この日、東北からの2団体様が移動できず、映像での上映となりました。東日本大震災からの復興の一つにこの伝統芸能の継承を担う方々の熱い想いが伝わる上映となりました。

酷暑、コロナの中、お運びくださった方々に感謝申し上げます。

林英哲太鼓創作の壮大なる舞台への再登場が、この2021年に叶ったこと、私自身の喜びとして忘れられない2021年になりそうです。

一期一会

(最後の新谷ソロ写真は、英哲風雲の会の辻祐さんがいいカメラで写してくれました。)

 

 

 

 

 

 

 

2020年10月15日 (木)

イマジン2006年演奏

今月は息子の誕生日月。

10月9日、、その日はジョンレノンのトピックでたくさんの投稿などを見かける。

自分はかつて演奏したな、と思い出したこのイマジンを、ふと、自分のyoutubeチャンネルに収めておきたいと思った。

2006年あたりの映像だけど、月日がわからない。もうなくなってしまった六本木STB139の会場で、こんな編集をしてくれていたのだろうか。映像を探し出し、気づけば10年以上も見ていなかった。イマジンを弾きたい、ライブの直前に自分から衝動的に、そしてコードだけで即興的に弾いている。2台もマリンバを運んだ記憶も蘇る。(映像編集は1台で弾いているかのような面白いアングル編集)

archiveに抵抗もあったけど、今はこの20年間続けていたデュオに対し、お互いに映像記録を残すことには同意できるようになった。とても長い時間がかかったけど。

懐かしい、、そして、自分の変化を知ることは一つの学びだ。

https://www.youtube.com/watch?v=xAVg26zYHQ4

マリンバ

新谷祥子、クリストファー ハーディ

2020年9月29日 (火)

渦巻き、、波動、、、

音楽は決してなくなりはしない。

その在り方、伝わり方の変化があろうとも、

求める音楽を、創る音楽をやめなければ

 

今は、じっとこの風の流れに渦巻きながら

少し行き場を探しているだけかもしれない。

 

もっと研ぎ澄まされた輪郭の変化に気づけるように、

その冴えたる性質を、世論や見えない空気の牽引に誘われないように、

そう、奪われないように、

奏でる者はもっと敏感にならなくてはいけない。

その時間に忍耐と誠意と。

 

静かな水の向こう側に向かって、一つ投げ石する。

波動は輪になってゆっくり浮かび、消えた。

あの日も、透き通る空間に向かって自分の言葉や音をポーン、ポーン、と投げ打った。

どこかに確実に飛んでいる感覚があった。

これは不思議な新しい身体感覚というものを伴って、、

音楽は生きている

音の粒子が無人の空間に飛び散って、目には見えない波動が渦巻いていた。

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写真・三浦麻旅子