カテゴリー「アーカイヴ」の55件の投稿

2024年8月27日 (火)

講座で紹介した資料について

お約束していた方々、遅くなってすみません。

昨日、この夏予定した全ての講座担当が終了しました。

こちらが決めた課題、主催側からのご要望に沿った課題、どの講座にも私の経験からの考えをめぐらしながら、には変わりありませんが、課題に沿って講座の組み立て方を1から考え直したもの、前夜になって与えられた時間の短さに気づいて慌てふためき、、笑 結果、主題を少し柔らかめに方向転換したもの、

もちろん、長ければ良いというものではありませんが、課題の提示によってはこれは短すぎると気づいた時点で、大幅に内容を削るのはちょっと残念でもありました。こちらの勘違いは今後への反省点。

演奏、ライブなどでは時間が予想より伸びて高まりの中で、終演ということはあるある、でも講座は前後の関係もありますし、喋ってセッションしてって、、厳しい、、精神的な時間配分ってやる側の責任ではありますね。

ここで思い出すのが、クセナキス、ライヒの講義を受けた際、どちらの作曲家も首に大きなストップウオッチを下げていたこと。時計をチラチラではなく大きなストップウオッチ!さて、これは時間以上のことはやらない、という姿勢なのか、時間内に美しい講義内容を分割して配分するトークのための方策なのか、、偉大な作曲家たちのことですから、その分割話法に違いありませんが、、

話が逸れました。

では本題

リズム課題で使った本の紹介

(こちらは国立音大のサマーセミナーの一コマの最後にセッションした際に紹介しております)

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この本をなぜ使用するのか、そして、使用の注意点などについてブログで簡単には語れませんので、機会を改めます。

リズムセッションのパターンだけを安易に使用する方法は避けたいと思っています。これは講座の流れの中で、私のリズム合奏に得ていただきたい「律動のフラット作法、共同拍動意識」という方法で紹介しておりますので、お伝えまで。

そして、オノマトペの本の使用もありましたが、それは別項目でブログで紹介しますね。

ここでは一昨日行われた、舞踏家のさとうみどり先生が講座内でなんと私のCDの中から2曲を選んで下さったので、それを紹介します。

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1曲目 暁(さとう氏のウオーミングアップで流れました。みなさん気持ちよさそうに音楽に乗ってくれました)

14曲目 霧と木のアリア(講座の最後に流れました。ゆっくりと静かな呼吸と共に安らぎました)

 

講座後にたくさんお問合せありました。アマゾンでもご購入できますよ〜

私自身はこのような音楽の活用もあるのだ、ましてやそれが自作ともなれば、心躍るようなものです。誰かに導かれる自分の音、発見、嬉しい時はこうしてさりげなく、予期せず巡って、何かのご褒美のように、、

 

 

 

2024年8月15日 (木)

8月はパワフル

7月までの自分のスケジュールから考えると、あ〜今年はできないかも、と思ってしまうのに、なんだか気づいたらやってしまうというのが諸々の8月のこと。

ホームライブ3日間終えました。雨続き、、どの日も降る降る、、そして、終わったら青空かい、、と。

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自作看板に、伯母の庭から夏萩、毎日看板が濡れてしまいましたが、束の間のご案内、華やかにしてみたくて。

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3日間のお客様、本当にあたたかい、、そして、いつもよりコメント、メッセージが多い、、これは手応えもあり、嬉しいことです。

初参加の方も、そして何より常連の皆様も本当に日程を調整してくださることには頭が下がります。

だから、前に進むエンジンがかかっているのですが。

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少人数制だから、時折、お客様をちょっと紹介したり、会話のようにトークを挟んだり、かしこまったムードよりアットホーム、まさしく。

15曲とアンコール、お客様と一緒に歌ったり、今回は会場に楽器を持参してくれたフルートのNさんや、ティンパニが得意なMさんや、15年ぶりくらいに再会した教え子ちゃんにカホンやらを打ってもらい、そんな時間はあっという間です。

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髙田雨草「五月の頃」

水芭蕉が描かれています。。

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髙田雨草「破れ傘」

13回忌となる、髙田雨草の水墨画屏風絵は好評でした。

お客様の言葉の中に、ロックもバラードも水墨画に寄り添って、心の何かがハラハラと剥がれていくような、、とか、爽快感というものが凝縮した時間だったとか、ナマに触れたってこういうことね、と自分の気持ちが弾んだとか、、楽しさがある時間、異空間、もうたくさんの言葉をいただいただけで、この夏は、、、パワフルに気合いで向かったこと、、自分を少し褒めよう。

まずは今日のブログはここまで。続編あります。

2024年6月 9日 (日)

カバー曲の動画

黒のクレール(大貫妙子作詞作曲)

https://www.youtube.com/watch?v=HQ_-smV1dQk

大学時代から卒業したあたり、夕暮れに沈んでいく部屋で何度も聞いていた曲、この動画は2019年の6月お寺本堂でのもの

友人やお客様から、過去映像をもう少し載せてください、というお言葉をいただいた。嬉しいことだけど、なんだかこれまでずっとあまりやれていない。何か躊躇している自分であった、というべきか。現在形ということにこだわりすぎていたようで、、笑 

でも、最近はポジティブに過去映像もチェックしながら、あの時できていたこと、今できないこと、それを認識することも新鮮だと感じ始めた。今なら選べない、歌わない、別なアレンジでという選択もあるけれど、残された記録を見ながら、あの時にしか生まれなかったこと、それを残してみることも自分のために音の歴史。

他に、

寺山修司、田中未知の「時には母のない子のように」

アメリカフォークソング、浅川マキの日本語詞の「朝日楼」と続けての更新アップしております。

雨がザーザーと聞こえる動画も、お寺本堂の味わいとして聞いてください。鉄琴の音もか細いどころか、歌を十分に支えている映像、、自分の粗さを反省にしていたらYouTube動画なんていつまでも載せられませんから、、笑 少なくとも軸を持って選んだ曲、それらはそれなりに、、何か残してくれている。

すでにチャンネル登録してくださっている方々がもしこのブログ読んでくださったら、どうかまだまだ諦めずに(何を?)見守ってくださいませ。実際に本番の録画自体があまりないので、これからの更新は時期も内容もバラバラかもしれませんが、完成品なんてお渡しできませんが、アーカイヴから見える現在への点と線をお愉しみください。

ゆっくり更新のペースでしたが、3つの動画を連続アップ!という技がで私にもできた!という報告でもあります。

そして、精進して参ります〜

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2024年6月 8日 (土)

9回目に向けて、、お寺ライブ

花をうたえば、、ご来場、ありがとうございました。

自分が住む場所は若き頃には未知な事象の一つで、さまざまな場所を移ってきたけれど、今、長く拠点にして住んでいる場所が東京郊外

その場所に継続してライブができる場所があることは演奏家としては幸せなことだと感じています。

ライブを継続させてくれる仲間たち、そして次も次もと励ましてくれるお客様、、

全てはそこ、基盤

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歌っていく人生を送りたい、、そう確信しての今です

その歌から、音から、何かを想起したり、懐古したり、切望したり、平穏を取り戻したり、、一緒に、です。

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お客様の写真をお借りしました。アングルがカッコいい。このあたりに座ったのかな、、

柏葉紫陽花というゴージャスな紫陽花、楽器Djembeの横に似合いました。

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スタッフやお客様から、YouTubeの更新がもっとあってほしいというお言葉に励まされ、過去のお寺ライブから徐々に更新しています。

当時は演奏直後にはどうしても見れなかった自身の演奏振り返り、、今なら冷静になってチョイスできるようになりました。完璧なんてない、、それを待っても、もうキリがなく道は果てしない。

あの時は案外のびやかにいい歌い方ができたけど、今はまた違う観点で歌うだろう、、それならば、あの時を否定することなくあの日のままの自分を受け入れてみよう、なんだ、そんなに悲観することもないじゃないか、、

という何かよくわからない基準を持ち始めたら、心が軽くなりました。私が私を振り返って何かを許し始めていく、これからの人生に幅を持たせるということの意味は、もしかしたら自身をまずは許容していくこと、かな。だってそれは誰も傷つけること、なさそうだし。笑

新谷祥子のYouTubeチャンネル、ぜひご期待ください。更新はこれから増えていきますよ〜〜

チャンネル登録、ぜひぜひよろしくお願いします。それも励みとしていきます。

そして、心は次回のお寺ライブへの静かに始まった準備。だって9回目という節目です。え、10回が節目、、ではないのかと、、確かに数の上ではそうですが、2015年にスタートしたお寺ライブは来年が10周年ということになりますから、、そして他にもいろんな意味で、ちょっと節目を感じるライブの色合いになるのかな、、と

気が早いですね、笑

さあ、ゆっくりゆっくり〜〜

 

 

 

 

 

2024年5月27日 (月)

ふるさとの蔵元で演奏

実家から徒歩2分に江戸時代から続く蔵元があります

イベントスペースのオープニング、お披露目の会で演奏のチャンスをいただきました。祝いの真新しい白いスペース。響きもよく、お客様との時間も楽しく、何よりこちらの蔵元盛田庄兵衛様の製造過程を春の帰省時に見せていただいたことも、初体験でした。

普段お酒造りの方達がマリンバ運搬も協力くださる、そして、ねぶた囃子で蔵の前の音儀式、こういう慣例があるのかどうかわかりませんが、音で祭る酒蔵、粋ですね。

岩木さんの登山囃子も聞くことができました。

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吹奏楽部での後輩にあたるふみこちゃんのご実家でもある蔵元、私の強い味方、リスナーでもいてくれるので、何かと私の呼吸を知ってくれて、この日は演奏も快適に、、なんだか恵まれたこと、、

 

 

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天井も高い、反響もよく、うーん、ここで録音などにお借りしてみたいような、、ちょっとワクワクする実家の周辺。

マリンバに関心を持ってくださるお客様もいらして、楽しい会でした。

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ねぶたの跳人さんまで登場。

めでたき5月の風景でした。

2024年5月 3日 (金)

愉しい空間

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立川市の森の中に、LaLaLa、、隠れ家のようなアート空間で演奏終了

雨の中ご来場下さいました皆様、ありがとうございました。

プログラムのイラストは故さいとうそのこさんの絵、マレットがとても生き生き見えて好きです

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楽器が多いこともあって、客席はびっしり満席、私の頭上にも背景にも葉っぱアート、こんな空間だから深刻になることもないのですが、毎度のように新曲や初セッションという部分もあるし、ほどよき緊張感を背負いつつのライブとなりました。Img_3362

ゲストのクラリネット、橋爪恵一さんは、私が学生の頃からお名前を知っていたベテランの奏者。武満徹プロデュースで頻繁に出かけて聴いていた「Music Today」では常連のように出演されていたと思います

初共演、それはそれは優しく豊かな流れ、、マリンバのタッチは演奏中にも変化する、あ〜楽器が静かな振るえを求めていることを肌で感じる、絹には絹地の糸を使う、、そんな瞬間が生まれていました

二十五絃箏の佐藤康子さんとは、バスマリンバを打ちたくなるくらいの衝動、そんな瞬間を生み出す彼女の音色、間合い、タゴールの海辺で、、このセッションはもっと深めていきたいくらい、、

新人の打楽器奏者の西﨑彩衣ちゃん、頼もしくセンスあり、もう世代的には息子と同じくらいの年齢になるわけだから、、共演も爽やか、、笑

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壁の葉っぱさんたちの色彩、群馬直美さんの作品は1枚1枚を眺めながらリズムがポンポンと弾みそうでした

準備に追われて、鑑賞する時間は少なかったけど個展があったら出かけたい

 

 

2024年4月25日 (木)

松源寺様、そして愛に包まれて、、

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 静岡で初の単独弾き歌いライブが終了しました

これまで何度もいろいろな形で静岡県での演奏はありましたが、初めて弾き歌いの舞台をいただきました。

到着するなり、空気の澄んだ「気」の清々しさに触れました。あ、ここは素敵、と思える風の流れ、、直前まで清掃やら、準備に走る友人たち、そして住職さんの優しさ、もうそれだけで演奏への心が、お客様を待つ皆の姿勢の美しさに触れて、うるうるっとなりそうな瞬間でした。

いつもならお配りしないプログラムも紙でお渡しする、ご高齢の方には大判のものまで用意する、主催の友人たちの心配りが演奏への向き合い方を深めてくれました

一人で、全プログラムを2回公演は決して楽ではないけれど、疲れることもなく、すんなり気持ちよく、これがその到着した時に感じた「気」を授けられたことにつながるのかもしれません。

ご来場の皆さまへ感謝申し上げます

さて、精進精進、毎回そう感じて終われるライブは充実しています。

音響、照明、共に誠意を尽くした仕事をしてくださいました。

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住職を囲んでの1枚

私の親友(両隣)が作ってくれたライブ、かけがえのない時間が流れていました

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炎の中で、、(異界みたい、、妖怪みたい?笑)

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夜には外の気配も落ち着く刻、、灯りの効果も嬉しい

 

この日のために特別な幕を本堂に飾ってくれた住職様への感謝

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主催の牧さんのマリンバです。この地で、提携メーカーのマリンバワンを打てた喜び。1台1台に特徴が現れる楽器、響きの深さ、優しさ、、

やはりこのメーカーと馴染んだ歳月があることに、演奏の高まりを感じました

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今回、宿泊できたホテルは徳川慶喜公屋敷跡にあリました。部屋の窓からは竹林の庭が、、ほっとする時間です

 

 

 

2024年4月 5日 (金)

Rain Call

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心配の雨、やはりお客様のお足元のことを思えば、散策コースの道は舗装がない土の道ゆえ、、、

それでも来てくださった、皆様のお心に感謝いたします。

この日、私のプログラムの1曲目が「Rain Call」雨を呼ぶ、というタイトルですから、うーむ、シャーマンでもないし、私のせいでもないけれど、本当に雨が降りますと、やはりこの曲かな、、と思わずちょっと罪の心

しかし、昨年の陽気と風のいたずらによる音の数々に比べて、この雨は窓を閉めて重い雲の下に人々が集って、木の音を聞くというシチュエーションは悪くなかったようです。まず、部屋の中にはしっとり木の湿り気、外には洗われた瑞々しい木々を眺められる、、それがむしろ全体のライブの落ち着き具合を醸し出し、写真の通り裸電球が神々しくさえ、、

そして楽器の位置を工夫したところ、木造建築への反響が素晴らしく、昨年には気づけなかった演奏場所の差異にちょっと感激しました。これだけ音って素直な反応をするのだ、という驚き、、人の体と変わらない木の調子、その整合というか、振動のマッチというか、相性とも言いましょうか、環境はこちらが選ばれる、こちらから選んでいるということはない、きっと、、そうなのか、、という発見に慄くというのか、、

NOT I BUT THE WOOD...

このタイトルからイメージしていただくことはお客様一人一人違っていいと思いましたし、私自身の想いが別な視点で広がっていく面白さも、感じたライブとなりました

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私が手にしているもの、これはこの本番直前に出来上がった、ログドラム

製作者は月舞台の大工さん、小泉賢二さん、さすが大工さんの仕事、美しい仕上がり。

この楽器を鳴らしながら開幕したライブです。これから場所を変え、この音を聴いていただくチャンスを作りたいと思います

ゲストの箏演奏の佐藤康子さんの柔らかさ、私からの無茶振りにもしなやかに、同じ方向に歩んでくださる姿勢にはいつも感激と尊敬を覚えます

なんと言ってもスカボロフェアを念願の共演、ちょっとぞくっとしますし、琴の隣にマリンバを並べれば、謙虚さを知るというか、マリンバの特異性など誇張することは必要もなくなり、もう溶け込める音、これはゾクゾクする経験をいただきました

そして、以前のお弟子君、末宗君にはパーカッションで参加してもらいました。曲に対しての取り組みが深い、彼の独奏も試みてもらいました。

どんどん成長していく若い人たちと演奏することも私の刺激になっています

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この日、素敵な花瓶ごと持参して場に飾ってくれた友人たち、雨の日に見た色彩と、自宅で咲く色合いが変化して見える、、なんて新鮮なことでしょう

心で見る色

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ずっと眺めていたい、そんな色彩はありますね

4月の始まり、ありがたいライブの日でした

2024年3月25日 (月)

ホームライブ3月ご来場感謝

SNSでのお知らせとメールやラインで繋がっている方、これまでのような郵送ご案内などは全くできないくらい急な決め方、、にも関わらず、両日とも満席となって、そして何よりお客さまの声がこれまで以上に聞こえてきたライブでした。

お客さまの想いと、私の歌のペース、マリンバの木の余韻、間、、ああ、これだこれだ、、そんな瞬間がたくさん。

今回、部屋には新しい絵がやってきました。ヤドカリサーカス、私が以前から素敵だなと思っていた画家2人のユニット、今回は小さな絵を2枚、音窓ARAYAに迎えました。練習気分上がりますね。彼らは時折ホームライブにも足を運んでくれます。

そして、バラフォン愛のTさんも五戸町からやってきてくれました。聞くと車に愛用のバラフォンが積んであるとのこと、ライブ終了後に二人で軽くセッション。バラフォン仲間が増えたようで嬉しいです。

初日のライブはビートルズ愛の校長先生、最初にノルウェーの森、、という選曲でしたので、お客様と会話しながらライブが運ぶ楽しさでした。

NOT I BUT THE WOOD... ライブのテーマとしたこの言葉、、今回は木をノックするお誘い、祈願を込めて参加したお客様全員に縁起物の木鳴子を渡して音出ししていただきました。

ライブというのはその最中にどんな風が吹くか、どんな進み方をしていくのか、もちろん演奏側に大きな責任はあるものの、このホームライブはまさしくその日、その時間、その場に集まった方々との呼吸で成立することも感じ始めています。ホームゆえのスリリングさ、少人数ゆえのつながり方がジンジン相互作用しているかのよう、、

2日目は、開場前から到着したお客様たちが外で待機、、そんなことって、素直に嬉しい、、もちろん開場前でも中に入っていただきました。

2列か3列しかない客席の最前列をお選にびになってくれるのも奮い立ちますね〜〜こういうことは演奏側にはモチベーションの一つになるものですね。

落語家が出番前に楽屋から見えるという客席の様子、、そのお客様をじっと観察して既にその時間から落語の呼吸は始まっていると聞いたことがありますが、私の場合も会場でお客様をお迎えする時間からが一つのライブの流れ、、両日とも玄関に入ってくる皆様の笑顔が、自分をサポートしました。

感謝いたします

今日は、絵を背景にしての練習です

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佐伯知美さんの「恋文」

孔雀の羽が包むほむらのような、、、繊細な色彩に見惚れました。

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立崎ヒロアキさんの「火星に移住した左腕を失ったピアニスト」

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ライブ写真、ちょっとボケてますが、自分もいい表情をしている、、ような

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ライブ後にセッションしたバラフォン2台

向こう側の7音列がTさんの愛用バラフォン

手前が私の5音列バラフォン

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3月、彼岸を過ぎれば春の芽吹き、、さ、、生物のわたしたち、体の芯、、そのものにいい空気を流し、心鍛えて、、そんな気分になる春です。

ちょっとそぞろな春だけど、、明日はくる、、陽もさすだろう、今日は今日で自分を労わる、、でいいのだ。

一人ランチに出かけた地元のビストロらあく、こんな美味しいノンアルコールビールは初めてでした。

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2024年3月16日 (土)

19年目のDuet

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こういう年月はとっても感慨深いものです。共演の継続、それが自分の内側を育てながら、お客様に喜んでいただけるものを創り出す道のり、、

たくさんの方から言われることの一つに、チャボさんに引き出される新谷、ここでしか聴けない、観れない新谷のアプローチ、

だとしたら、そのお返しもできている自分でいたい、わけですが。

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3回の配信から脱し、4年ぶりのなま演奏でのお届け

以前より客席数も減らしてはいるものの、やはりナマでやれることは体に響く、、音響の優れたマンダラの環境でも「自分からの発信」度がビンビンと唸る。

この時間は、すぐに終わってしまうものだけど、繰り返しもきかない、瞬間瞬間で消えるものを自覚するライブ

それでこそ、音楽の意味するものがあるんじゃないか、と再確認するかのように、、

私は打ち、言葉を、木を奏ででましたよ〜〜

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スタッフの凄さも書きたいけど、セッティングはいつものKさん、センス良く音への影響を常に考えて動いてくれる、、

シンバルをここまで使うライブもチャボさんとのDuetでのこと、、1枚1枚に意味を見出すメタル、シンバルや金物、金属の音を効果的にという手法をやはりチャボさんのライブでは深く考える。それはめちゃくちゃ楽しく、、

まずは、、今日のブログはご来場のお客様への御礼、そしてブログに立ち寄ってくださる方への御礼、、

そう、あとどれくらいこうしたライブが叶うものだろうか

一つ終わればまた別の山々

さまざまな嶺、さまざまな色彩、

それでいいのだ

ありがとう、、昨日へ、今日へ、そして来れ明日を予感する身体への感謝

セットリストはまたあらためて

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