カテゴリー「髙田雨草 水墨画家」の16件の投稿

2019年1月21日 (月)

知る愉しみ

古伊万里展に出かけました。

いつもギリギリ最終日に飛び込んでいますが、都心の会場よりずっと静かで、混雑もない八王子夢美術館にてじっくり堪能。

最近、陶器、磁器についても知る機会を作っています。
伯母の髙田雨草からは焼き物の産地や名将のことを、チラチラと会話に聞いていたけど、
若かった自分には関心が薄かった、、、ちょっと悔しい。
今は、日本の美の様式について、貪欲なまでに知りたいことばかり。
伯母から受け継いでいる食器、有田焼、伊万里、、
写真は私が普段使いをしているものばかりですが、作品として飾りたいものは、画廊でいつか飾ってみようと思っています。
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こちらは、どこまでが伊万里焼なのか、わかりませんが、 粋な祝膳様の小皿は愛らしく、眺める楽しさがあります。
絵筆一つが作る柄や形の繊細な美。
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2019年1月 4日 (金)

正月飾り展より

かつて「正月飾り展」を開催していた伯母の作品です。
その1
エントランスの飾り。
長く眠っていた画廊に風を吹き込み再スタートした昨年。
これからも、短い期間であったとしても企画展や異色のコラボを実現させていきます。
できることを、少しづつ、決して欲張らずに、爽やかな気分で継続できることが大事かなと思っております。
これからも当館をよろしくおねがいいたします。
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2018年9月26日 (水)

ゴンドラの唄

画家髙田雨草の姉、つまり私の母の姉でもあるけど、今年の1月に亡くなった最後の伯母、髙田キクヱは最期の日々を認知症医療の施設で送った。
施設や病院を拒み続けたが、認知症が進み、一人暮らしは到底無理となっていわゆるそういう場所に長くお世話になった。

本人は全く不本意なる事態に、私が月一で見舞うも、なかなか笑顔を見せることもなかった。
少女の頃に片目を失明して、大きな病気を患うも冬の寒い寒い列車に揺られて病院に通った伯母である。生涯独身で生きた。
強かった。

晩年に施設の庭散歩でわずかに見せた柔らかな表情の写真。この写真を見れば、私も気分が少しだけ穏やかになる。
そして、片目を失明した女性の表情とはどことなく似るものだろうか。
俳優樹木希林さんと私の伯母の顔はどことなく似ている。以前、ちょっとそんなことを話したら、不機嫌そうにか、「私はもっと美人よ」と、どこか嬉しそうにか、横を向いて笑ったっけ。

先ほど、NHKスペシャルは樹木希林を生きる、というドキュメンタリー。
最後の出演映画がドイツ映画、、そしてシーンの最後に「ゴンドラの唄」を呟くように歌う樹木希林の演技、なのか実際なのかと見間違う美しいシーン。
私の二人の伯母、そして母が時折口ずさんでいたこの唄。
私は幼い頃に、耳に触れたものを、今、ひどく恋しく感じている。
この感覚が自分に唄を作らせて、歌わせているようにも思う時がある。

瞬間瞬間が全て繋がる。
この上なく、私には優しい伯母だった。
ありがとう。
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2018年9月 5日 (水)

世良啓氏の投稿

太宰治や寺山修司研究など、私が刺激をいただいている世良啓さんの投稿です。
フェイスブックからの投稿を許可いただきましたので以下をぜひ読んでいただきたいです
世良さんの写した写真がまたいいです!

外は台風通過中。かなり激しい。
先月七戸で開かれた「高田雨草水墨画回顧展」を思い出す。

七戸の森の中に民芸館風の建物。室内に新谷祥子さんのマリンバが雨音のように響いていた。

二階は雨草の服飾デザイナー時代から水墨画家時代までの本格的な仕事を一挙に展示し、一階はプライベート、遊び心満載の絵手紙やイラストを集めて、その生涯が見渡せるような豊かな展示。

棟方志功は現代アートの先駆者ポロックより早く、世界で初めて墨の飛沫をそのまま活かした画法を編み出し、絵や書をかいたといわれる。
高田雨草の水墨画も、そんな躍動する線が印象的だ。草木や山河、雪月花に野生の命を宿らせて、静かに激しく自由自在、時にはユーモラスに筆が動いてゆく。

空白の使い方やモチーフの繰り返しにデザイナーとしてのセンスが見える。画面の沈黙が"北の世界"の息づかいを際立たせている。
まるで新谷さんの奏でる音を絵にしたような、いや、雨草の墨筆のリズムをマリンバが音で立体化させたような、つまりあのマリンバの音に潜む地霊の源泉を知ったような、リズミカルな墨の音色。作田川、奥入瀬の流れ、霧や雪の匂い、縄文から続く七戸の森や遺跡、まつりの笛の音や神楽…そうしたものに繋がって見える、聴こえる。

デザイナー時代の高田ヨネ(雨草)の仕事もすごい。デザイン画をいわさきちひろが手がけていて、すごくかわいい。
絵手紙には姪の祥子さんへの愛情が溢れていて、微笑ましい。

こんなすてきな人が七戸にいたんだ…
またぜひ開催してほしい。

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2018年8月22日 (水)

ギャラリーのページ

回顧展にお出でになれなかった方から、ギャラリーのホームページはありませんか?と質問されました。

現在は以下のフェイスブックにページを作っているだけです。今後は自分のホームページのリニューアルに合わせてwww.shokoaraya.com 内でページを作る予定もあります。

それにしても最近のツールは、どれもこれも、速い、いや、速すぎる伝播に驚きます。
私はコンサート案内など、できる限り、郵送なり、手渡しなりで個人個人に情報をお届けする方法を選んできましたが、やはり、この齢になれば、練習内容、進行、雑務、時間配分は若い時のように行かない部分もあります。
時間に追われると、いよいよ個人情報伝達だけでは限界のあることも知らされます。

この小さな回顧展においても、県内の2大新聞紙が取り上げてくれましたし、ブログ、フェイスブック投稿を読んできました、というお客様や、初日にご来館の方から「口伝え」ということでやってきてくださった方々の数。実際、誰かに教えたい、という気持ちから紹介する口伝えでということが何より嬉しかったりしますが、、、

ご案内の封書に自分の一筆を加えられたら、それは理想的。
(今回は、ちょっと準備混迷、多難続きで、一筆を添えられず失礼しましたが、、)
今回は様々なライフバランスを感じた回顧展でした。

東京に戻ると、学生が送ってくれた残暑見舞いの葉書、言葉は少ないけど優しい文字並び。
若い人にも救われますね。ありがとう!

2018年8月20日 (月)

回顧展終わる

4日間の開催が無事終わりました。
様々な場所から、オールエイジの方々にご来館いただきました。
およそ200名様のご来館、予想以上でした。
初めての画廊主という立場。
なせばなる、今はただただ安堵感です。

実に様々な視点でご意見、感想をいただきました。すべてが学びです。
濃い夏
いや、濃すぎる夏。

ご来館ありがとうございました。
テーマ別に今後もアート発信の場でありたいと考えております!

こちらはメイン展示室の一部です。

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2018年8月17日 (金)

姉と妹

正直に申せば、準備中の画廊の真ん中で途方にくれて、へこたれそうな日も。
しかし、もう3日めになり、明日が今夏の最終日。

エントランスにと睡蓮を運んでくれた姉、
四日間の食生活は大丈夫なのかと心配し差し入れ、キッチンで料理する姉、
裏方で走る妹、
興味の的を私に向け続けてくれる妹、

私はひとりっ子。姉と妹を知らない、と思っていたけど、この齢になってみれば、ふつふつと情愛たる真意に浸りゆく日々を過ごしている。
人は一人ではない。
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2018年8月16日 (木)

ようこそ!

髙田雨草水墨画館
エントランス

椿の花、板墨絵
雨降る回顧展
雅号が雨草の伯母…

画廊には初めて墨絵をみるという方や、案内パンフレットの絵に惹かれていらした方や、
遠路からの方々、新しいお客様に出会えております。
短な会話でも、思いがけない繋がりに気づいたり、絵の感動からご自身のことを打ち明けてくださったり、この出逢いに感謝いたします。
18日まで開催中です。


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2018年8月13日 (月)

回顧展迫る!

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髙田雨草水墨画回顧展
8月15日初日です。
エントランスの墨絵も決まりつつ。

そしてこちら
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伯母の服飾デザイナー時代の資料も一部展示します。
これらは昭和の戦後の婦人の服装革命的な勢いを感じる資料の山。
伯母は死後もなお、私を叱咤激励。
画廊主なんて務まるかどうか、しかし創作の手を止めるな、と言われているかのようです…
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2018年7月11日 (水)

ついに、ご案内状です

ご案内状が完成しました。

三つ折りの案内状。
紹介文、伯母髙田のこと、カラー写真で墨絵の紹介、お弟子さんのお言葉、、、
さりげなく紹介する文章のつもりが、ちょっと長くはなりましたが、それでも満足いく仕上がりです。

町の広報掲載は個人運営のものは掲載許可がおりず、、残念。
故人が残した静かな活動を知ってもらうことすら、その文化情報の2行のお願いも無理でした。

活性の種を蒔いてくれよ、、
若い子どもらの目に、誘いの笛を吹いてくれんか、
故郷の土に、色、形、様々な種があらばこそ、

ということで、もしこのブログを読んでくださっている私の郷里の方で、案内パンフレットを紹介、もしくは店頭、などに置いてもいいと提案くださる方がおりましたら、おしらせください。
shokoaraya@icloud.com

私自身もこのわずか4日間の画廊の開館と伯母の作品を紹介する時間を大切に考え、準備に勤しみます。
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