カテゴリー「髙田雨草 水墨画家」の6件の投稿

2018年6月 2日 (土)

洋裁質問箱!

昨日届いた本です。

濃い内容にも関わらず、執筆者の名前を協力というタイトルにしているだけですが、こんなに丁寧でガイドされた洋裁の本。貴重な古書です。(昭和55年、文化出版局)
どのページにも、洋裁が初めての人に、懇切丁寧。
こんな手間のかかった本を作るって、、いったい、、、
それが正直な感想でした。

伯母が深夜まで原稿に追われていたことは知っていますが、著作物や、雑誌のインタビュー、自分の名前が記された記録などにはまるで関心がなかったような振る舞いでした。だから私自身この本の存在も知りませんでした。

実際、そういうものに執着しているような人ではありませんでした。旅行写真なども、人生で暇ができた老後にでも整理すればいい、今そんな時間は勿体無い、、と語っていましたし、とうとう整理もなく、逝ってしまったな、、、
回顧展をするにあたり、資料集めが難しいのはそういう理由でもあります。
水墨画の資料はおおよそまとまりつつありますが、伯母の活動したアートな仕事を網羅したいと思っても、まあ、それは欲張らず、、徐々に、、、で。
この先にも小さな画廊企画展ということで、やれそうかもしれませんし。

小さな画廊で、主のいない今、そこで何ができるだろうと思う時、
私にできること、、、
おそらく、そっとささやかに画廊を訪れた方々に伯母の心を伝える時間を作ること。
恩返しです、だなんてとても言えない。
余計なお世話よ、って言われそう。
でもきっと、、ちょっとは喜んでくれるに違いないから。

さて、展示室の音、環境音とか伯母の好きな音楽とか、、自分も録音してサウンドインスタレーションも計画中、、、ってできるかな。
ちょい、この作業を自分、(*^-^)欲張って、楽しんでるな、、、

フライヤー会議続く!
怒涛の6月、乗りきりますっ!
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2018年5月31日 (木)

回顧展の準備へ

どこからどうやって始めたら良いものか、、途方にくれていたけれど、今日ようやくご案内用に作成するパンフレットの原稿を揃え、デザイナーとミーティング初回。

さて、ここからが本格的な準備となりますが、初回のミーティングが叶ったことだけで、少し前進。
回顧展へのご案内文、信頼するお弟子さんのメッセージ、画廊の紹介、写真の選定、紹介する絵の配置、簡略化地図の下書きなど、、
こういう作業はコンサートのそれとは違いますが、流れとしてはやはり演奏家として慣れてきた自主企画コンサートのノウハウを思う存分発揮せねばと考えています。(*^m^)

こんな準備の昨日、伯母が執筆していたものを発見。こちらは水墨画家としてのものではなく、昭和56年、服飾の教員をしていた当時のもの。
絶版ではあっても、昨今のネット事情で難なく取り寄せが可能とわかり早速ネット注文。
明日かな、明後日かな、その本が到着するのが、今ちょっと楽しみです。

画廊のランプ
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2018年3月 1日 (木)

回顧展準備開始

伯母、髙田雨草(ヨネ)の七回忌の今年、回顧展を夏に開催します。

墨絵の題字をカードにしていたようです。これは練習用だったのかもしれません。
空箱に何枚も収まっていました。

伯母の墨絵だけではなく、様々に生活を楽しんだアートの数々が紹介できる色彩豊かな回顧展目指します。

もし、このブログを読んでくださる方で、伯母との思い出を短いメッセージとして私に授けてくださることが可能なかた、連絡をいただければ幸いです。
shokoaraya@icloud.com
までお願いします。
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2017年10月15日 (日)

朝の花摘み

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日が差す時間はあっという間に過ぎる北国の秋。
朝の風に包まれて、勇者の出で立ち銀ススキに見とれる。
赤い実、紫ほころび、苔は可憐。
石灯籠に垂れる葉の色に足を止める


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どうぞ、ここにそっといてください。
来年の回顧展へ向けて、ちょっとしんみりともなる、主のいない広い家。

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2017年1月 5日 (木)

遊び心で

2011年の正月のまま、、伯母の画廊のエントランスから廊下を使って行われた正月縄飾り展はアーティストだった伯母の遊び心を勢いよく映しだすものでした。

伯母は2012年に永眠。残された多くのアートが今も息づいています。

少しだけ場所をレイアウトしていますが、飾りをそのまま今も。
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↑乾燥した植物を寄り合わせて、、今も色彩を失っていません。
後ろの大きな豆は私が楽器として購入したものだったような。。
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↑飾り盆なのか、紙細工なのか、不均衡に開いている穴さえも、その角度の粋を利用し枝を通す。配色と紐の長さも、服飾デザイナーだった伯母はこだわっていたようで、そういえば私のステージ衣装の紐一つにも結び方、垂れる長さ、、細部提案ありました。
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↑素朴な縄に枯れ草を寄せています。
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↑ごく一部だけの写真ですが、材木業のかたから譲られた板に墨絵を描き、それを
何気なく籐の椅子によりかけています。
それだけだと、おさまりが良過ぎて、どこかに崩しの美学を入れたかったのかもしれません。無造作に紐をぼさっとひっかける。そして、墨絵に描いた花の色を意識してのことか、朱に染めた縄を飾っています。
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↑松、腰飾りのようなものはイッセイミヤケ、もしくは好んで着ていたレディースのTAKEZOの帯かもしれず、、くしゃっと和紙を合わせています。
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↑ここはまだ整理していない飾りです。
おみくじや絵馬、矢、包装紙、箱、、色彩を生かしていました。
ここまでは縄を飾ったものですが、正月飾りは他にもそのまま残して、、
展示を整理し、よりよい形で紹介できる日をと考えております。

2016年1月12日 (火)

屏風絵と再会

昨年から伯母の作品が飾られている場所を訪ねている。

青森市内にある神社の絵画室に飾られている「下北海岸」屏風絵。
この海岸は「仏が浦」とも呼ばれる本州最北端の神秘的な岩の林立地。
伯母はほとんどの墨絵を現地に赴いてスケッチした下絵をもとにして描いていたが、この角度からのスケッチはヘリコプターにでも乗っていなければあり得ないこと。おそらくなにかの写真をもとに描いたと思われる。

お弟子さんから聞いたが、右の余白に打ち寄せる波などを描くことをしなかった理由もわかった。余白と墨塗り部分との比率、、そういうバランス美学に関しては服飾デザインの仕事をしていた伯母の重要な主張でもあった。
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