カテゴリー「髙田雨草 水墨画家」の22件の投稿

2020年8月19日 (水)

伯母の画廊のこと

フェイスブックで髙田雨草水墨画館のページを作成してから、もっぱらそちらを利用しての情報投稿、申し訳ございません。

フェイスブックをやっていない方でも、公開情報として掲載しているのでご覧になることができますが、でもブログから情報を得てくださる方もいらっしゃいます。長らく情報掲載ができずにおりましたことお詫びします。

夏の企画展、今年は髙田の愛した器展、ということを考えておりました。でもこの半年、準備すらできない社会状況となり、そして8月15日の命日から開催する企画展も、中止となっております。

夏の画廊が賑わい、回顧展と企画展を2年連続で開催できたことは幸いでした。2020年、このコロナという世界で感染している伝染病がなかったら、通常通りわずか3日間の開催なりでも、伯母の作品や、アートコレクションに触れていただくチャンスでもありました。

でも、伯母の声が聞こえてきそう、、

無理、無茶をしたらだめよ、、、って。

チャレンジ旺盛で元気な伯母ではありましたが、こんな事態が起きているなんて、あちらでどんな風に眺めているかな、、と、そう、心配していることは明らかです。決して無茶をしちゃいけない、、、そう肝に銘じて、、しばらくは、画廊も休息といたします。

こちらの墨絵は、私の最初のリサイタルで伯母が贈ってくれた絵。

「道」

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2020年1月 4日 (土)

2020年もどっこいよろしく!

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新年いかがお過ごしでしょうか。まだ寒い故郷の雪道には立っておらず、これからとなりますが、昨年も髙田雨草水墨画館、そして音窓ARAYAへのご贔屓、ありがとうございます。こちらの写真は髙田の愛した素朴な羽子板(昔から子どもたちが外で遊んでいた片側には少女の鮮やかな笑みのペイントが描かれたもの)と獅子を何気なく飾ったものです。裏の木板には好きな文字を墨で残していたので昨年の企画展に飾りました。

東京に暮らしてから1年に2度帰るか帰らないか、というペースであった青森。それが今ではほぼ毎月の往復となりました。ありがたいことに毎月、何かしら演奏や講座やワークショップにお声かけていただきますが、何よりまた、私には青森ねぶたの参加、その稽古が新しいことであり、新鮮で刺激的なものとなっております。

そして、髙田雨草の墨絵の空間を1年にわずか数日でも企画展として掲げ開館できるようになって、その準備をともなった展示内容のスタディ、それは時に音楽とも連鎖する文化の歴史、人の暮らしの変移、土地と生活、宗教的行事、装飾と人類、計り知れない興味が深まり、私自身にもたらしている時間の濃さは云うまでもありません。しかし、いいことばかりでもなく理解をいただけない一部行政の対応などにも落胆を抱えながらの歩みです。しかし、楽観的な構えで進みましょう。散歩で歩いていた方が、ふと「なんだここは?」と立ち寄ってくれた、そうした偶然は面白い出会いです。

今年の企画展は日程が例年の夏ではなく秋に開催予定となります。でも具体的な日取りが決められておりません。決まり次第またお知らせアップいたします。

私のホームライブ会場と、この画廊と、少しなりとも音楽を積んできた自分にできること、子どもたちが笑い、大人たちがゆったりと時の調べに酔う、そんな故郷での空間、目指したいものです。ま、楽観的にというペースに変わりはなくですが。笑

どうぞお力添えをお願いします。

 

2019年9月16日 (月)

急遽、本日画廊オープンDAY

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急遽決定!ご希望の声いただき、本日16日、14時〜16時の2時間のみですみませんが髙田雨草水墨画館二階展示室をオープンします。青森県七戸町

夏の企画展の一部をご覧いただけます。あまりに急で事前告知できずすみません。駐車場は七戸城址下柏葉館公共駐車場から徒歩🚶‍♂️3分です。

2019年8月20日 (火)

濃い三日間

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墨が繋げたものは、確かにありました。ご来館ありがとうございました。

静かに時を結んで、また、ほどき、またゆるやかな時の坂道を登ってみたり降ってみたり。

音楽が主の仕事のなかで、画廊に佇むひとときは短いわけですが、たった3日間の開館において、さまざまな気持ち交差する濃い時間が与えられます。

衣食住のひとつひとつに、伯母の声を思い出します。

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会場の雰囲気に似合っていたかどうか、この4枚を薄く流していました。

そして音のインスタレーションを小さくも試みました。

次回もアィディア浮かびます。でも今はちょっとすべて忘れてリセットです。^_^

2019年8月14日 (水)

本日は涼しい画廊でした‼️

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いよいよ開館。

プレオープンは15日15時から17時です。どうしても16.17.18日の会期中にいらっしゃれない方には15日.どうぞ。

2019年7月 6日 (土)

墨が繋げたもの

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夏はすぐ、、、

昨年の回顧展が大きな反響を呼びました。規模は小さくても今夏も画廊を3日間の企画展として開館致します。

伯母のアートファイルの整理はまだ終わりません。束ねた写真の中から見つかったのは、蔵の壁と花の写真。これを企画展のポスターに製作中です。昨年には展示しきれなかった作品や資料などを並べてみます。

インスタレーションしたい雑貨もたくさんあるのですが、それは次回へと予定し、今回はお弟子さんの作品も展示できることが何より嬉しいです。昨年墨絵や伯母の作風のガイドをしてくださった江澤美雨さんのモダンな墨絵もお楽しみください。

 

 

 

 

2019年1月21日 (月)

知る愉しみ

古伊万里展に出かけました。

いつもギリギリ最終日に飛び込んでいますが、都心の会場よりずっと静かで、混雑もない八王子夢美術館にてじっくり堪能。

最近、陶器、磁器についても知る機会を作っています。
伯母の髙田雨草からは焼き物の産地や名将のことを、チラチラと会話に聞いていたけど、
若かった自分には関心が薄かった、、、ちょっと悔しい。
今は、日本の美の様式について、貪欲なまでに知りたいことばかり。
伯母から受け継いでいる食器、有田焼、伊万里、、
写真は私が普段使いをしているものばかりですが、作品として飾りたいものは、画廊でいつか飾ってみようと思っています。
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こちらは、どこまでが伊万里焼なのか、わかりませんが、 粋な祝膳様の小皿は愛らしく、眺める楽しさがあります。
絵筆一つが作る柄や形の繊細な美。
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2019年1月 4日 (金)

正月飾り展より

かつて「正月飾り展」を開催していた伯母の作品です。
その1
エントランスの飾り。
長く眠っていた画廊に風を吹き込み再スタートした昨年。
これからも、短い期間であったとしても企画展や異色のコラボを実現させていきます。
できることを、少しづつ、決して欲張らずに、爽やかな気分で継続できることが大事かなと思っております。
これからも当館をよろしくおねがいいたします。
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2018年9月26日 (水)

ゴンドラの唄

画家髙田雨草の姉、つまり私の母の姉でもあるけど、今年の1月に亡くなった最後の伯母、髙田キクヱは最期の日々を認知症医療の施設で送った。
施設や病院を拒み続けたが、認知症が進み、一人暮らしは到底無理となっていわゆるそういう場所に長くお世話になった。

本人は全く不本意なる事態に、私が月一で見舞うも、なかなか笑顔を見せることもなかった。
少女の頃に片目を失明して、大きな病気を患うも冬の寒い寒い列車に揺られて病院に通った伯母である。生涯独身で生きた。
強かった。

晩年に施設の庭散歩でわずかに見せた柔らかな表情の写真。この写真を見れば、私も気分が少しだけ穏やかになる。
そして、片目を失明した女性の表情とはどことなく似るものだろうか。
俳優樹木希林さんと私の伯母の顔はどことなく似ている。以前、ちょっとそんなことを話したら、不機嫌そうにか、「私はもっと美人よ」と、どこか嬉しそうにか、横を向いて笑ったっけ。

先ほど、NHKスペシャルは樹木希林を生きる、というドキュメンタリー。
最後の出演映画がドイツ映画、、そしてシーンの最後に「ゴンドラの唄」を呟くように歌う樹木希林の演技、なのか実際なのかと見間違う美しいシーン。
私の二人の伯母、そして母が時折口ずさんでいたこの唄。
私は幼い頃に、耳に触れたものを、今、ひどく恋しく感じている。
この感覚が自分に唄を作らせて、歌わせているようにも思う時がある。

瞬間瞬間が全て繋がる。
この上なく、私には優しい伯母だった。
ありがとう。
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2018年9月 5日 (水)

世良啓氏の投稿

太宰治や寺山修司研究など、私が刺激をいただいている世良啓さんの投稿です。
フェイスブックからの投稿を許可いただきましたので以下をぜひ読んでいただきたいです
世良さんの写した写真がまたいいです!

外は台風通過中。かなり激しい。
先月七戸で開かれた「高田雨草水墨画回顧展」を思い出す。

七戸の森の中に民芸館風の建物。室内に新谷祥子さんのマリンバが雨音のように響いていた。

二階は雨草の服飾デザイナー時代から水墨画家時代までの本格的な仕事を一挙に展示し、一階はプライベート、遊び心満載の絵手紙やイラストを集めて、その生涯が見渡せるような豊かな展示。

棟方志功は現代アートの先駆者ポロックより早く、世界で初めて墨の飛沫をそのまま活かした画法を編み出し、絵や書をかいたといわれる。
高田雨草の水墨画も、そんな躍動する線が印象的だ。草木や山河、雪月花に野生の命を宿らせて、静かに激しく自由自在、時にはユーモラスに筆が動いてゆく。

空白の使い方やモチーフの繰り返しにデザイナーとしてのセンスが見える。画面の沈黙が"北の世界"の息づかいを際立たせている。
まるで新谷さんの奏でる音を絵にしたような、いや、雨草の墨筆のリズムをマリンバが音で立体化させたような、つまりあのマリンバの音に潜む地霊の源泉を知ったような、リズミカルな墨の音色。作田川、奥入瀬の流れ、霧や雪の匂い、縄文から続く七戸の森や遺跡、まつりの笛の音や神楽…そうしたものに繋がって見える、聴こえる。

デザイナー時代の高田ヨネ(雨草)の仕事もすごい。デザイン画をいわさきちひろが手がけていて、すごくかわいい。
絵手紙には姪の祥子さんへの愛情が溢れていて、微笑ましい。

こんなすてきな人が七戸にいたんだ…
またぜひ開催してほしい。

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